剣道で守離破という大切な教えがあります。

守・・・・師の教えをひたすら忠実に守る

離・・・・師の教えを離れて自在の境地に行く

破・・・・師の教えを超えて師より強くなる


である。当然中一と高三での指導内容は異なる。中一では将来のことを考えて私の教えを守ってもらいたい。

だが。高三では即物的に点数を稼ぐ方法や公式だけを教えることもある。そこで毎年、高三に、この時期にいっている話。受験生にしてみれば英語の5点も科学の5点も同じある。UBQは万能な塾ではない。いまこれからの半年で自分に必要なものを考えなさい。センター重視の大学を受ける人もいれば。化学・物理に重点を置きたい人もいるであろう。自分で判断して必要であればUBQは遠慮なくやめなさい。自己の責任において!


ある進学高校の校長に申し上げた話:

化学の先生の指導は凄いですね。授業の内容や配られているプリントや宿題も高度なもので、これだけの内容を全て生徒がこなしたらどんな難関大学の化学の入試問題でも対応できるでしょう。生物や物理・数学すべて同様に素晴らしい指導です。でもこれらは教師のエゴであって、生徒からみれば一日に24時間勉強しても全部をこなせないでしょう。各教科の先生が話し合って全体のバランスを取らないことが問題です。校長が入試や模試の成績を分析して平均点の低い教科の教科主任を叱責するから、全体の進学実績が上がらないのです。細かいことですが数学科の教師だけの会合を禁止されてはいかがですか。そもそも数学科という名前をつけるからいけないので『受験指導科数学指導班』にして職員室の席も教科毎にまとめるのもやめなさい。


閑話休題。ですから高三はそろそろ離にはいっても良かろうかとも。


長山先生からもう学ぶものはありませんからUBQをやめます。といわれることは教師としての最高の贅であり、それこそが長山の教えの《守》である。