生物学で進化再演説というのがある。
それに倣えば、数学教育においても、人類が数学を発見した順に指導したほうがよいと考える。
長山が数学史にこだわって授業をするのは、そのためである。
特に低学年では、、大昔の数学者が考えた証明が有効である。

タイトルの公式の証明は、数学的帰納法とか、グノモンを使う方法が考えられるが、ここでは、ブロックを使った証明をする。

ブロックUBQ数理フォーラム代表:長山豊のブログ-ブロック1
写真のように、一段目が1×1、二段目が2×2、三段目が3×3のブロックを作る。
このブロックの数が、タイトルの公式に他ならない。
これと同じブロックを、6個作る。

ブロック6個UBQ数理フォーラム代表:長山豊のブログ-ブロック6個

この6つを組合わせると、下の写真のようになる。

組立後のブロックUBQ数理フォーラム代表:長山豊のブログ-組み立てられたブロック

このときに3段のブロックならば、縦・横・高さがそれぞれ3、3+1、3+3+1の直方体が必ず出来る。n段なら、n、n+1、2n+1の直方体が出来る。
これを6で割って、証明は終わりである。