ヨーロッパのある国の街角で見かけた、韓国料理の店「Kyoto(京都)」。
これをみて最初はびっくりした。
写真の看板の左に見られるKYOTOの店名と右のハングルに大変な違和感を感じるのは私だけではないと思う。
だが、逆に自分はどうかと振り返ってみた。
クロアチアとセルビアの違いがわかるか?
ここは、古来より民族紛争で有名な地域であるが、クロアチアとセルビアの文化や民族の違いまでわかる日本人が果たしてどれだけいるだろうか。
フランクフルトのバーで飲んでいると、イタリア人のボーイが
次にはイタリアのビールはどうかと勧めてきたので、頼んだ。
ラベルを見ると、「フランクフルト産」とはっきり書いてある。
ボーイに違うじゃないかというと、
ケンネン ジー ハイリゲン ローマン ライヒ?
(神聖ローマ帝国という言葉をしっているか?)
ときかれたから ヤー(はい) と答えたら・・・
「神聖ローマ帝国のビールだからイタリアのビールだ」とニヤリ。
ウィーンのレストランでドイツ国歌が流れている。
何の曲だと聞いたところ、「あれはドイツの国歌ではない。ハプスブルグ帝国の国歌だ」と。
ロンドンのパブでスコッチ・ウィスキーを注文したら、
イングランドにきて、わざわざ外国のウィスキーを注文するなと叱られた。
テル・アビブのバーで受胎告知教会(チャーチ)に行った事があるか?
とボーイにきいたら
えっ?受胎告知シナゴーグの事か?と聞き返された。
(イエスの誕生前にキリスト教の教会があるはずがない。)
このように、国や民族というのは、日本人が考えているより複雑なものである。
