UBQ数理フォーラム代表:長山豊のブログ-鍵2


これは、ヨーロッパのあるホテルのルームキーである。
 * なお、ホテル名・電話番号などが読めないようにしています。

シティーホテルではカードキーも普及しているが、安ホテルや( 安ホテルではなくてかなり格式のある伝統的なホテルでも使われていました ) 民宿では、いまだにこのようなルームキーが使われている。

さて、ホテル名やルーム番号を記した透明なキーホルダーの下に巻きついている黒い物体(ゴム)である。

 

こんなゴムがついたキーは、日本では見たことがない。
なぜこれがついているのか?

ヨーロッパを何度も旅行している日本人の知人に何人か聞いてみたが、誰もわからなかった。

 

ホテルで、理由を聞いてみた。

UBQ数理フォーラム代表:長山豊のブログ-鍵1

一般にヨーロッパの人は、就寝中も含めて在室時は、この写真のように、内側から鍵をさす。

そうしておけば、マスターキーを使っても、外から開けることができない。
ホテルの従業員やオーナー等からも身を守るため、このような習慣がある。

安ホテルなどでは、列車の通過などで建物自体が揺れることもある。
そうなっても、このゴムのクッションがあれば、鍵が揺れてもぶつかる音を吸収してくれる。

それでは、室内で客が倒れたり動けなくなったりして、従業員が気付いたとしても、外からはまったく開けられない。壁やドアを壊して入るしかないのだ,


なお現在ではカードキーとかセキュリティシステムが発達してるのでホテルの方にお聞きしましたら 今では必要ありませんけど 昔の名残だとおっしゃっていましたね 。 ヨーロッパのホテルは大変古い伝統のある 格式ある 昔の伝統を守るというしきたりで残っている文化だ とのことでしたね。