京都大学の1993年(平成5年)文系前期の入試で、次のような下線部訳が出題されました。
(2)a water molecule that finds itself on a blade of grass fringed with frost arrived there by a zig-zag path, the direction of its motion having been changed frequently and abruptly by collisions with other air molecules.
文法事項の重要な点が満載の部分に線が引かれています。
注目すべきは、 collisions with other air molecules の箇所です。
受験生に訳させると、「他の空気の分子との衝突」という、とんでもない訳が出てくることがあります。
もちろん空気は酸素や窒素、アルゴンなどの混合体であって、空気の分子は存在しませんので、「大気中の他の分子との衝突」と訳すべきです。
「入試科目にないので化学は勉強していません」とか、「僕は**大学志望なので**大学の傾向に合わせて効率的に勉強したい」とか、「それは試験に出ますか? 入試に役立つ公式を集中的に教えてほしい」というような、近視眼的で即物的な受験生が増えているような気がします。
この原因のひとつは、小学校・中学校のうちに塾で「試験に出るポイント」や「効果的で効率的な集中学習で短期間に成績向上」を求める姿勢が身についてしまうからではないでしょうか?
これが、目先だけの中学受験ではともかく、大学入試で全く通用しない勉強方法であることを、上の京都大学の入試出題者が問題提起しているように思えます。大学受験を見据えた指導というのを言葉だけで言うのは簡単ですので具体的な例をここで挙げてみました。
しかも、この問題が、文系で出題されているところが、京都大学の見識ですね。
二次試験で必要とされないなら、物理や化学など(理系なら、地歴公民など.)勉強しなくてもよい、興味を持たなくても、何も知らなくてもいい。そんなことを知ったところで、受験には何の役にも立たないから・・・・・
そんな受験生には、京都大学には来てほしくない。どんなことでも、貪欲に学ぶ姿勢を持った学生に、来てもらいたい。
(2)a water molecule that finds itself on a blade of grass fringed with frost arrived there by a zig-zag path, the direction of its motion having been changed frequently and abruptly by collisions with other air molecules.
文法事項の重要な点が満載の部分に線が引かれています。
注目すべきは、 collisions with other air molecules の箇所です。
受験生に訳させると、「他の空気の分子との衝突」という、とんでもない訳が出てくることがあります。
もちろん空気は酸素や窒素、アルゴンなどの混合体であって、空気の分子は存在しませんので、「大気中の他の分子との衝突」と訳すべきです。
「入試科目にないので化学は勉強していません」とか、「僕は**大学志望なので**大学の傾向に合わせて効率的に勉強したい」とか、「それは試験に出ますか? 入試に役立つ公式を集中的に教えてほしい」というような、近視眼的で即物的な受験生が増えているような気がします。
この原因のひとつは、小学校・中学校のうちに塾で「試験に出るポイント」や「効果的で効率的な集中学習で短期間に成績向上」を求める姿勢が身についてしまうからではないでしょうか?
これが、目先だけの中学受験ではともかく、大学入試で全く通用しない勉強方法であることを、上の京都大学の入試出題者が問題提起しているように思えます。大学受験を見据えた指導というのを言葉だけで言うのは簡単ですので具体的な例をここで挙げてみました。
しかも、この問題が、文系で出題されているところが、京都大学の見識ですね。
二次試験で必要とされないなら、物理や化学など(理系なら、地歴公民など.)勉強しなくてもよい、興味を持たなくても、何も知らなくてもいい。そんなことを知ったところで、受験には何の役にも立たないから・・・・・
そんな受験生には、京都大学には来てほしくない。どんなことでも、貪欲に学ぶ姿勢を持った学生に、来てもらいたい。
京都大学は受験生に対して、そういうメッセージを送っているのではないでしょうか。
