岡山大学医学部医学科が、大変な難関であることは言うまでもない。
一浪、二浪はあたりまえである。
私立の中高一貫校は現役合格に有利であり、逆に、公立校は浪人が多いと言われているが、特に近年の岡山大学医学科はこの傾向が顕著に感じられる。

それはいったい、なぜだろうか。

UBQのひとつの意見として、御理解いただきたいのであるが、それは、近年の岡大入試の数学の試験問題が、数Ⅲ・Cの範囲にあまりにも偏っているように思われるからである。

特に県立高校の現役生には、どうしても不利になるのもむりからぬものがある。数Ⅲ・Cの授業が、、消化不良になりがちだからだ。その点、先取り学習をする中高一貫校であれば、おおむね高2までに高3までの内容を消化してしまうため、その分有利になるのも、当然といえば当然だ。
生徒の目からすれば、数Ⅰ・A 、数Ⅱ・B、それに数Ⅲ・Cは、それぞれ3分の1ずつの割合で勉強すればよいものと思いがちだが、それはとんでもない思い違いである。理系数学においては、数Ⅲ・Cの占める量は、高校数学における3分の1ではない。

たとえば、岡山大学2004年度理系前期の数学 大問1は、大変な悪問である。


ここで言う悪問とは、数学的思考力とは無関係に、ある事柄を知っていれば直ちに解けるけれども、知らなければ、大変な計算になり、時間内に解答することが不可能と思われる問題のことを言う。
特に上記問題は、旧課程の回転変換を表す行列を知っておけば、たちどころに解ける問題である。


逆に知らなければ、帰納的に類推することは不可能に近い。
これでは、現役生に不利になるのも当たり前だ。現役生のそれも公立校の生徒に、旧課程までの対策が十分にできるだろうか。浪人生なら、少なくとも1年間は猶予があるわけだから、旧課程を現役時に対策できていなかったとしても、何とか対策はできるだろう。

UBQの広告・チラシ・HPは、岡山大学の関係者各位も御覧になっているとお聞きしますが、この点善処していただきたいものである。

原因がわかれば、対策は可能である。
UBQでは、以下の点に留意し、指導に活かしています。

ひとつは、岡大医学科受験生のために、高2段階から数Ⅲ・C特訓の補講を実施していること。カテナリー・アステロイド・サイクロイドに関する積分はもちろん双曲線関数を利用しての置換積分などの指導は岡山大学医学科受験の指導には必須であろう。
もうひとつは、岡大医学科を志望される高1・2生には、数Ⅲ・C に進むことを前提に指導していること。

確かに数Ⅰ・A、数Ⅱ・Bは計算練習が多く、生徒があまり興味を持たない分野であるが、これらは、数Ⅲ・Cの土台となる重要な部分であるという意識付けを、生徒に喚起しています。
一例を挙げると、三角関数は公式が多く、計算量も多い。高2の段階で生徒に尋ねてみると、これがなんのために必要なのかわからないという答えが返ってきます。なかでも、半角の公式は、数Ⅲ・C のためにあるものだと言っても過言ではない。
数Ⅰ・A、数Ⅱ・Bは、すべて数Ⅲ・Cの土台