記憶 | そうちゃんは知的障害&自閉症スペクトラム

そうちゃんは知的障害&自閉症スペクトラム

のぞみです。
2014年産まれのうーちゃん(女)、2016年産まれのそーちゃん(男、てんかん【ウエスト症候群】、自閉症スペクトラム、知的遅れあり)、旦那はん(高校の同級生)の四人家族です。

日々の事、そーちゃんの闘病の事など書いていきます(*^^*)
宜しくお願いします♪



明日から新しいクラスでのスタートだ。



桜の季節、自分の子供時代を思い出す。



3年生で初めて同じクラスになった男の子、山田。



それまでお互い存在さえ知らなかったが、机が隣同士になったことで早速仲良くなった。




仲良く、というか、山田がふざけたことばかりして、私が「も〜!」と笑いながら怒る。




忘れ物も多くて、でも山田は全然反省しなくて、毎時間教科書を2人の真ん中に置いて授業を受けていた。




山田はお調子者で、本当にずっとふざけていて、休み時間もクラスの男子に囲まれていた。





でもそれが2学期に入った頃から少しずつ変わっていった。



テストはいつも10点とか20点だった。




休み時間は人気者というより、みんなのイジられキャラになっていて、服を脱がされたりもしていた。




自分で自らの顔をビンタしたりして、みんなを笑わせていた。





歌の発表会では、歌の最中も舞台に立っておられず、台から降りてみたり、登ってみたり、歌ってみたり、観客に手を振ってみたりしていた。




集合写真は全部といっていい程、横を向いてる。





その時は何も思っていなかった。





でも今思えば山田はそうちゃんの仲間だったのかも知れない。発達がみんなとは違っていたのかも知れない。





でも山田は明るかった。

いつも楽しそうだった。

私の記憶には山田の笑顔ばかりが残っている。






山田は今の私を勇気付ける。




今、彼はどうしているだろうか。




幸せであってほしいと願う。