<わんちゃんの思い出>
我が愛犬は「タンタン」という。
当時、私たちは練馬平和台の自衛隊の見えるマンションに住んでいた。
7階の隣の部屋に水商売の女性が住んでいて、その飼い犬がタンタンだった。
ベランダ越しにときどき遊びに来ていたが、ある日姿が見えなくなった。
近所の知り合いの動物病院へ預けたまま飼い主が消えてしまったのだ。
もちろんマンションの部屋にも戻ってこない。
院長から「1週間の宿泊費をいただいたらお譲りします」と言われた。
宿泊費を支払って血統書と一緒に預かった。
それ以来10数年ずっとタンタンと一緒だった。
でも、ワンチャンは人間より早く死ぬ。
目も見えなくなり、私の部屋の中でもあちこちにぶつかりながらがんばっていた。
最期の日は私の布団の中で眠ったが、お尻から血を出し、苦しそうだった。
完全にぐったりとしてもうダメ・・、私と妻は覚悟した。
獣医さんに往診してもらった。
「心臓に注射を打つけどもうダメだよ」と言われた。
注射の後、突然、タンタンは目を覚まし、「ワォーン!」と泣いた。
その声が私と妻には「今までありがとう」と聴こえた。
妻は号泣し、私も悲しかった。
「タンタンありがとう」と何度も言った。
府中の犬猫のお寺で葬儀、埋葬をしてお墓に入れた。
その後、数年して私たちは離婚し、4年前に元妻も亡くなった。
猫のミーチャンやクロベーとともに、私の過去はみんな思い出だけになった。。
※離婚して18年余り、亡くなってもう4年なので、思い出として元妻の写真もアップした。
当時の仲間のみなさんにはお世話になったのであえてアップしました。



