約2年半ぶりにTHE ALFEEのツアーに参加しました。
(ツアーに参加って書くと演者みたいじゃないかw)
初日の川口と2ヶ月後の国際フォーラムでしたが
新しいアルバムが主体になるので今回は特に初日と
それから十数か所回って熟成された中盤とで
どんな変化があるのかな?と興味津々でした。
たとえ経験豊富な先発ピッチャーでも立ち上がりは不安があると言いますが
大ベテランのミュージシャンでも初回はやや堅い感覚もあったでしょうね
先日のフォーラムでは、回数揉まれてさすがに堂々とさらに圧巻の演奏と歌唱でした。
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さて、ツイッターで「セトリを考えてみた」なんて内容を見つけたので
これはいいネタだ!わたしも自分なりのセトリ考を書いてみたいなと思い。
特にアルフィーのコピーバンドに関してのお話になります。
わたしは一番最初のコピバンライブだったのは高校の文化祭でした。
数曲30分程度のものであるし、バンド自体始めたばかりなので
そこまでこだわるなんてできるわけもなくて。
夢よ急げとか二人のSEASONとか、AFFECTIONとか、
あ、GATE OF HEAVENなんかもやったな(無謀)
あれから数十年、今でもまだやってますね、しつこく(笑)
ということでワンマンライブを想定して
現在はどうやってセトリを決めていくかを書いていきます。
そもそもALz-Hzでは基本的にわたしがセトリを作っています。
メンバーに「次なにやる?なにやりたい?」は訊きますが
いつの間にか「決まったら教えて~」みたいな感じになりつつ。
出来上がったものを見せると「おーっ!!」とか反応もすごい楽しい(笑)
(もちろん「えー、これやんの?」もありますw)
では…
ご存知のとおり、アルフィーのライブには「お決まりの流れ」がありますよね。
オープニングから数曲の【第1ブロック】
(短めに真ん中が客席を煽るのも必須)
長めのMCを挟んでお座りコーナーで静かめの曲
そこから徐々に立ち上がってあったまる【第2ブロック】
またMCを入れて終盤に向けての【第3ブロック】
そして目玉であることが多い本編ラスト【第4ブロック】
アンコール1が長めの【第5ブロック】
アンコール2はホントの大ラス【第6ブロック】
もうこれが起承転結と言っていいかもしれません。
ですので、ワンマンのセトリを組むときもだいたいこの流れを踏襲します。
オープニングは速い曲であること(ストレート)が多いですが
まれにしっとりと幕開けする(変化球)もあるのでまた選択肢が楽しめます。
そしてアルフィーの場合、ご存知のとおりボーカルが三名なので
できれば満遍なく担当があった方がいいでしょう。
というわけで、作るときはまず上記の流れに見合った曲を
ブロックごとに多めに書き出していきます。
その中で最終的に絞るのは以下を考慮して選別していきます。
◆ボーカル担当のバランスは取れているか
◆速い曲、ミッド曲、バラード、アコ曲などのバランスは取れているか
◆メジャー曲マイナー曲はほどよく混ざっているか
◆新旧のバランス、あまり登場しないような曲をしのばせるか
◆芯になる曲、目玉曲、テーマがあればなおよし
◆つなぎは盛り上がるか、上手くいくか(コードの統一感やカウントかぶせなど)
◆坂さんハンドマイク曲を入れるか
そして何より重要なのが
ウチのバンドで再現できるスキルがあるのか…
要するに
\ や れ ん の か !? /
これをパスしないことには始まりません(笑)
とまあ、こんなところが主体になります。
また、何かのきっかけで聴き直して「わ、これはカッコいいな!やりたい!」
なんてのがあれば次回のセトリにねじ込んでみたりしますし
たとえば敢えて「ハードたかみー曲連発」とか偏らせるのも面白いなとか。
あと、ブロックの中で「雨の曲」を続けるとか
「道シリーズ」「鐘シリーズ」とか、いろいろ試すのも面白い。
アンコールでアコやってからのバンドとかもいいね。
いろいろパターンはありますが、根底にあるのは「こんなライブが見たい」
というところが一番大きいのです。
どんなライブでも終演後に印象に残る曲ってありますよね。
そんな爪痕が残せたら最高だよなーなんて思いながら曲順表を眺めるのが楽しいのです。
というわけで、決定したセトリに従ってメンバー間で共有する音源をまず作ります。
アレンジなんかも参考になるし各楽器の解像度なんかも変わるので
原則ライブ音源を引っ張り出してきてつなぎ合わせるのですが
現在練習に入っているセトリがかなりヤバい!
歓声のつなぎなんかも相まって毎度鳥肌立ってます(笑)
実は組んだ段階で(この曲は演奏しててもあんまアガんないな)と想像していても
いざバンドでやってみるとめちゃくちゃ楽しかったりする曲も多いですし
何度も聴いてきた曲でもコピーして弾いたらこのフレーズめっちゃ気持ちいいな!とか
新しい発見があったりするのがまたオモシロいですね。
いつになるかまだわかりませんが、次のライブの中身も楽しみです。
まあそのためにはしっかり演奏できるよう練習しないとだけどね!
いつも、今が一番最高の状態であるTHE ALFEEに倣って
我々も自己新のセトリを叩き出し続けたいと思っています。