みなさん、こんにちは。
当事務所では注目すべき改正、事案等があればセミナーに赴き、
それを社内研修にて知識の共有、向上を目指しております。

今回は、6月初旬に開催された「相続税時の土地評価」というテーマについてセミナー参加者講師のもと社内研修を行いました。




ご存知の方も多いと思いますが
相続税は、翌平成27年に大きな改正を迎えようとしています。

それは基礎控除額の減額です。
現行制度における基礎控除額は「5,000万円+(1,000万円×法定相続人数)」と定められていますが、
改正により「3,000万円+(600万円×法定相続人数)」まで引き下げられます。
両親と子供二人の家庭で父親が死亡した場合を例に取ると、現行制度では 8,000万円まで基礎控除が認められますが、改正後にはこれが 4,800万円まで減額し、より多くの人が相続税の課税対象となるでしょう。

そこで財産評価、土地を適正に評価する重要性が増しています。
財産評価基本通達や、土地評価ソフトなどを使えば土地の評価額は算出できます。
しかし、気付かないうちに減額要素を見落として、現実の時価を大幅に上回って評価しているケースも散見されているそうです。



今回の研修ではその見落としがちな減額要素を確認するとともに、誤って過大評価してしまうプロセスを明らかにし、正しく「時価」を算出するために必要な知識や思考方法、調査方法などを勉強しました。


昨今相続税がますますの注目を浴びています。
当事務所の今月のセミナーは「生前贈与を賢く活用しよう! 」と相続税に関係したセミナーも開催する予定です。
相続税と合わせて興味のある方はご参加してみてはいかがでしょうか。