「もしかしてUber Eatsで生きていけるかも」私が夫を心から応援したいと思った瞬間

前回の記事で書いた通り、夫がUber Eatsを本業にすると言ったとき、

私は心から応援できていたわけではありませんでした。

 

 

「そんな仕事で本当に生活できるの?」
「毎日同じように稼げるの?」
「いつまで続くの?」

 

 

正直、そんなことばかり考えていました。

 

 

そんな私が、

「もしかしたら、この仕事で生きていけるのかもしれない」

 

「この人がUber Eatsを本業にすることを、応援してもいいのかもしれない」

 

そう思うようになったきっかけは、

夫の収入が増えたことではありませんでした。

 

 

 

私が妊娠したことでした。

 

 

夫がUber Eatsを始めて少し経った頃、

私たちは子どもを授かりました。

 

 

しかし、その妊娠は流産という結果になりました。

 

急にお腹が痛くなり、出血が止まらなくなったとき。

 

 

どうしたらいいのか分からず、

不安でいっぱいになった私は夫に連絡をしました。

 

 

すると、夫はすぐに帰ってきてくれました。

 

 

そのときに配達中の商品を持っていなければ、

自分の判断ですぐ仕事を切り上げて帰ってくることができる。

 

 

「どうしたの?」

 

 

そう言って、

そばにいて話を聞いてくれました。

 

 

そのとき私は初めて、Uber Eatsという働き方の

「収入とは違う価値」に気づいた気がします。

 

 

普通に会社で働いていたら、

家族に何かあったからといって、

その瞬間に仕事をやめて帰ることは簡単ではありません。

 

 

私自身も仕事をしていたので、

それはよく分かっていました。

 

 

当時の私たちは、

身寄りのない土地で二人で生活していました。

 

 

何かあったとき、頼れるのはお互いしかいません。

 

 

私に何かあっても、

夫が会社員だったらすぐには帰ってこられないかもしれない。

 

 

夫に何かあっても、

仕事中の私がすぐに駆けつけられるとは限らない。

 

 

そんな二人にとって、

自分で仕事の時間を決められる夫の働き方は、

もしかしたらすごく合っているのかもしれない。

そう思うようになりました。

 

 

ありがたいことに、その後もう一度妊娠することができ、

私たちの間に子どもが生まれました。

 

 

妊娠中も、子どもが生まれてからも、

その働き方に何度も助けられてきました。

 

 

私や子どもに何かあれば、

仕事のスケジュールを調整してくれる。

 

 

必要なときには帰ってきてくれる。

 

 

 

家族のことを第一に考えながら、

自分で働く時間を組み立ててくれる。

 

 

もちろん、収入だけを見れば不安はありました。

 

 

当時は今以上に収入の波もありましたし、

決して「もうお金の心配はない」と思えるような状況ではありませんでした。

 

 

現実を見れば、苦しいときだってありました。

でも、人生は「お金が貯まるまで」待ってくれるわけではありません。

 

 

私たちは子どもが欲しいと思っていました。

 

いつかお金が貯まったら。
生活が完璧に安定したら。
すべての準備が整ったら。

 

そうやって待ち続ける選択肢もあったのかもしれません。

 

 

でも、子どもを授かることには年齢も関係します。

 

だったら、お金がないなら頑張るしかない。

 

 

完璧な状態になるのを待つのではなく、

家族になりたいと思った今、

二人で頑張って生きていけばいい。

 

 

少しずつ、そう思えるようになりました。

 

 

 

そして、毎日自転車で何十kmも走る夫の姿を見ていました。

 

80km、100kmと走る日もありました。

 

私は実際に配達しているところを見るわけではありません。

 

 

でも、疲れて帰ってくる姿を毎日見ていました。

 

 

 

そして、夫は仕事の話をよくしてくれました。

 

「今日はこんなことがあった」
「今日はこれくらい配達した」
「今日はこんなところまで行った」

 

楽しそうに、笑顔で話してくれる。

 

 

 

それまで夫がしてきたどんな仕事よりも、

Uber Eatsの仕事をしている夫は輝いて見えました。

 

私は夫のことを、何でも器用にこなせる人だと思っています。

 

 

何をやっても絶対に一番になるタイプではないかもしれない。

 

でも、気づいたらいつも上位にいる。

 

私の中では「だいたい5番目くらいにいる人」というイメージです(笑)。

 

 

 

 

だから、

「この人なら、頑張ればきっと何とかするんじゃないか」

そう思いました。

 

「Uber Eatsで本当に食べていけるかもしれない」

 

そう思えたのは、夫が月に何十万円も稼いできた日ではありません。

 

 

私が一番不安だったときに、すぐそばに来てくれたこと。

 

 

家族に何かあったとき、

自分の意思で仕事を止められること。

 

 

 

そして何より、毎日楽しそうに仕事の話をする夫を見ていたこと。

 

 

それが、私の気持ちを変えてくれました。

 

 

最初は、

「Uber Eatsなんて本業になるわけがない」

 

 

そう思っていた私が、

 

「この人なら、この働き方で生きていけるかもしれない」

 

 

「だったら、私は応援したい」

 

 

そう思えるようになった。

 

 

それが、妻である私が夫のUber Eatsという仕事を、

本当の意味で受け入れた瞬間だったのだと思います。