自分の殻に閉じこもっていた中学時代

中学の頃、私は周囲に合わせることで、自分を守っていました。兄が学校で問題を起こしていたため、一人で帰ろうとすると上級生に絡まれることがしばしばありました。それが怖くて、部活では性格的に合わなくても、常に誰かと一緒にいるようにしていました。

部活の仲間と表面上は笑っていても、心は別の場所にありました。この時期の私は、本当に自分らしくなかったなと思います。

 

今度は、私が「嫉妬」のターゲットに

そんな時期、今度は私が「嫉妬」の渦に巻き込まれました。理由は、とてもくだらないものでした。

私が所属するグループの、ある子が好きな男子が、私のことを好きだという噂が流れたのです。ただそれだけのことで、グループの子たちは私をいじめのターゲットにしてきました。

普段の私なら、そんな噂は気にしません。でも、その時の私の心には、「上級生から絡まれないための"蓑"(みの)がなくなる」という、強い恐怖がありました。

そして、あの小学校の友人と同じように、私もいじめ側に怯えてしまったのです。

 

一通の手紙と、大切な友人の言葉

嫉妬のエネルギーは、しつこく、そして長く続きます。当時は1学年7、8クラスもあり、部活で関わらなければ特に影響のない話だったはずなのに、彼女たちはわざわざ私のクラスまでやってきて、私の目の前で、私の親友に手紙をまき散らしました。

その手紙を受け取り、読んだ親友が私に近づいてきました。そして、いつもと変わらない様子で話しかけてくれたのです。

私が小声で「…彼女たちからなんか言われたんじゃないの?」と尋ねると、親友はこう言いました。

「確かに。でも、私は自分の目の前のテイカが本当だと思うから。」

彼女の言葉が、すぐには理解できませんでした。普通、誰かからネガティブな情報を受け取った直後は、その原因となった人と関わるのが難しくなるはずです。それなのに、彼女は全くひるむことなく、いつも通りに接してくれた上に、「私はあなたを信じている」という言葉をくれたのです。

https://note.com/ub2_proj_story/n/n37e98df5dc3c

↑こちらでも記載しております。

一生忘れられない、大切な教え

一方的な情報だけで人を判断しないこと。そして、私が何十年も後悔し続けている、あの時の行動が「正解ではなかった」と教えてくれた大切な友人。

私は、彼女のその振る舞いを一生見習い、決して忘れません。