悪魔は中学生となった長男が夜遅くまで勉強していることが多々ありました。

まだ長男が起きているというのに、私の腕をつかみ、寝室へ連れ込み、

嫌がる私の口をこじ開けて、無理矢理突っ込み…こんなことを繰り返すようになったのです。

怖くて、恐ろしくて…悪魔のいうことを聞かなければ、長男が殺される…。

ひたすら耐え続けました。

涙が出てしまうこともありました。それを悪魔に見られると蹴られました。

悪魔は昼もプラプラとし、夜も毎週飲みに出かけるようになりました。

ベロベロに酔っぱらって明け方近く帰ってきました。
いつも悪魔より先に寝てはいけないので、リビングで眠ったふりをしていても、ひっぱられ、それだけのことをさせられました。

終わったら、必ず、こう言って笑ったのです。

「キったねぇなぁ、お前」

と、蹴飛ばし、唾を吐き、酷い時には尿までかけられました。

そしてたまに酔っぱらったまま寝てくれて、早起きの二男がくると何事もなかったと胸を撫で下ろすこともありました。

とにかく長男を守りたい、悪魔に殺されないために耐えるしかありませんでした。


かなり辛いので、小休止します。