この惨事の中、私が思うこと。
被災者の方がこれから行政、関係各所に自分が遇ってしまった被害を訴え、認定してもらうことの難しさ、現実の厳しさを。
私達母子がDV、虐待被害者であるのに、どうして長い間苦しんでしまったのか、そして加害者がノウノウと暮らしている現実から、この震災で被災してしまったのに、行政、関係各所の対応による2次、3次被害を受けてしまうのではないかと危惧しております。
私は何度も傷、痣だらけで病院や福祉事務所へ電話、飛び込んだことがあります。
その当時DV法がまだその地域に行き渡っていなかった頃の話です。
医者は面倒なことに関わりたくないと目を逸らし、私が実家に逃げていたことから、福祉事務所は話だけで終わりにされてしまいました。
地域の関係各所によって、対応が違うのです。
受け皿ならぬ、ほとんどがザルから落ちてしまう可能性があるのです。
被災して何もかも失っても、そのザルにひっかかるようになってないと、
一部ひっかかったところでもあってよかったと妥協するしかないのです。
私の場合、まだ動ける時にいけるところすべて行きましたが、書類さえ、
まともに見ないで、ダメという烙印を押された行政もありました。
私と直接話し関わった方は瞬時に私と顔を合わそうとしませんでした。
話を聞いてもいない上司がダメと言えばそこでなんら救済の手立てはなくなります。
長男は直接、児童相談所へ助けを求めましたが、母親である私が守っているから大丈夫でおしまいにされました。そして誰も信じられなくなりました。
被害者が2度、3度それ以上の被害に遇わないようにする為に、その
ザルにひっかかるようにしなければならないのが現実です。
私達母子が救済の手を求め続け、そしてその手を何度となく払われ、諦めを繰り返し、最後には訴える体力、気力、手足、思考を失い、そして脅えなければならない日々を送っているのです。
被災された方にこんなことを申し上げるのは、暴言を吐いていると思われますが、
どうか自身の自治体の行政の対応を把握した上で、相談窓口へ行かれて下さい。