夏期講習も後半戦に入りました。お盆の1週間はしっかり遊び、そこからまた週5日ほどのペースで塾通い。本人もすっかり慣れたのか、特につらそうな様子もなく通っています。
今回の夏期講習では、苦手な算数を補うため、算数を重点的に勉強する講座も受けています。
ただ、そこで改めて感じたのが、
短期間の特訓だけで、算数が急にできるようになるわけではない
ということでした。
もちろん新しい解き方を教えてもらったり、問題演習を増やしたりすることには意味があります。ただ、娘を見ていると、もっと根本的なところに課題があるように感じます。
それが、計算を中心とした基礎学力の積み上げです。
足し算、引き算、掛け算、割り算。本人からすると「もう分かっている」内容です。しかし、「分かっていること」と「何も考えなくても正確に処理できること」は違います。
低学年の頃に、そうした簡単な計算を十分な量こなして、算数の土台を固める時間が少し足りなかったのではないか。最近はそんなことを考えるようになりました。
小学4年生になると、算数も単純な計算問題ばかりではありません。文章題や初めて見るタイプの問題、条件を整理して考えなければならない問題が増えてきます。
娘の場合、落ち着いて考えれば解けそうな問題でも、「分からない」と思った瞬間に頭が真っ白になってしまうことがあります。テストでも、考える前に手が止まり、そのまま白紙になってしまう。
これは単純に「考える力がない」ということではないのだと思います。
むしろ、基礎となる計算処理にまだ余裕がないため、少し複雑な問題が出てくると頭の中の容量がいっぱいになってしまうのではないか。土台がしっかりしていれば、初めて見る問題に出会っても、「とりあえずここまでは分かる」と落ち着いて考えられるのかもしれません。
そこで今さらではありますが、一度、小学校1〜3年生で身につけるような基礎計算まで戻って、徹底的に土台を作り直すのもありなのではないかと思っています。
ただ、ここでも親として悩みます。
ただでさえ通常の塾と夏期講習がある中で、
「さらに家で計算練習を増やそう」
と言ったところで、小学4年生の娘が素直に「やる!」となる可能性は、それほど高くありません。
低学年なら親がある程度方向づけできますが、4年生ともなると本人なりの意思があります。反発もします。
正しいと思うことを親が押しつけた結果、算数そのものが嫌いになってしまっては本末転倒です。
このあたりが、今一番もやもやしているところです。
そして今回の経験から、下の子については少し考え方が変わりました。
下の子はまだ低学年なので、今のうちから「難しい問題を先取りすること」よりも、簡単な計算をたくさん経験して、算数の足腰を鍛えておくことを意識してみようと思っています。
二人目になると、親にも少しずつノウハウが蓄積されてくるものなのかもしれません。
「上の子のときに、これをやっておけばよかったな」
と思ったことを、下の子では少し早めに取り入れられる。
とはいえ、もちろん上の子についても、まだ小学4年生です。
今からでも十分リカバリーできると思っています。
問題は、どうすれば本人が納得して取り組めるか。
そこで、親から言うだけではなく、塾の先生にも相談してみようと思っています。
親から、
「計算練習しなさい」
と言われるよりも、普段教えてもらっている先生から、
「今はここを少し鍛えると、もっと算数が楽になるよ」
と言われた方が、本人も素直に受け止められるかもしれません。
結局、最後に勉強するのは本人です。
親だけで何とかしようとせず、塾の先生とも相談しながら、本人が「ちょっとやってみようかな」と思えるところまで持っていければいい。
そんな形で、焦らずもう少し見守ってみようと思っています。