退院後、しばらくはセックスはもちろん湯船に浸かることが禁止だった 年末だったのでコレが一番つらかった
セックスはレス状態になっていてため不都合はなかった
術後は抗生剤を1週間服用したが痛みも出血もなく至って元気だった
退院して1週間後に細胞診の結果と掻剥した子宮内膜の経過観察、これから始まるホルモン治療の薬をもらう予約があった
この時は確か、ダンナは忙しかったため通勤に車で病院経由で送ってくれただけだった
私も落ち着いていたからそれで十分だ 
ドクターの内診によると問題なく術後経過良好 細胞からはやっぱり良くない細胞が見つかったので『ヒスロン』というホルモン剤を1ヶ月飲んでまた細胞診しましょうとの事
この病院は院内処方なのだが薬待ちで一時間はかかる
1日三回朝昼晩食後2錠ずつの1ヶ月分の薬の量はなかなかだったためびっくりした
ついにホルモン剤投薬が始まった

この治療開始1ヶ月で私はホルモン剤の副作用か軽く5キロ太った
かつ、相変わらず生理もなかった




入院、手術の日程が決まってからは仕事の引き継ぎで慌ただしかった
治療のために退職なんてするつもりはなかったが上司に病気、治療についてカミングアウトしたところ治療に専念するようにと、ていよく外されたのだ
ショックだった
給料安くても休日出勤しても必要とされていると思っていたから頑張れた、3世代同居の嫁にしてみたら家より会社のほうが落ち着いたし…

入院は12/23祝日から連休挟んでだったのでクリスマスイブもクリスマスも病院だった
ダンナの両親や私の両親にもまだはっきり言ってなかった、病気など詳細を伝えても事実を理解できるかわからなかったので二人で相談し検査入院するとだけ伝えることにした
初めての入院だし環境になれる自信もなかったため別途ベッド代がかかるが個室にしてもらった
そのために生命保険に入ってるんだからよしとした
個室のおかげで消灯は9時だったが同室の方がいないのでテレビもイヤホンなしで見れたし物音も気にせずにすごせた
手術前日、子宮の入り口を広げるように処置をした 
確かラミナリアとかいうものをいれ徐々に広げるらしいが、あまり痛みはなかった 違和感はあったけど…
この処置をして、9時以降から翌日オペが終わるまでは食事も水分も禁止となる ドキドキして寝付けないのに水が飲めなかったのでうがいをしノドを潤した
翌朝、食事と水分の代替に点滴された 三回やってもうまく血管にはいらなかったため手の甲の血管を使った 
一応、全身麻酔なので万が一のために家族に付き添いをお願いしますとドクターから説明があったため午後にはダンナが来てくれた

水色の術着に着替えて待っていると看護師さんに手術室に呼ばれた
ストレッチャーに乗せられ手術室に入るといつものドクターと麻酔医と何人かの若造ドクターがいた
左手に麻酔医が注射で冷たい何か入れると急に重たくなり意識がなくなった
今でも覚えているのはこの麻酔中に私は居酒屋で生ビールをおいしく飲む夢をみた
術後、ドクターに話しかけられ起こされてもまだ第一声がビールを飲む夢をみたと言ったくらいだったからよほどノドが渇いてたんだと思う
手術は20分くらいだった
麻酔がまだ完全にきれてないため個室にはストレッチャーで戻った
ダンナはこの時にドクターから掻剥した内膜を見せてもらっていたらしい
ダンナ曰く、ピンクのマリモとの事
術後、麻酔がきれたらダンナはいそいそと会社に戻って言った
私は完全に麻酔がきれるまでトイレも行けず食事も出来なかった
30分おきくらいに看護師さんが様子を見に来てくれ出血がついたナプキンをかえてくれた
麻酔からさめやっと体を起こしてもらいトイレに行った 出血はすごかったが痛みはなかった
一晩寝て、朝には採血して退院となる
支払いはダンナが昨日現金を置いていったのでそれで済ませ、病院からタクシーにのりこみ家路に向かった
煩わしいので義母の迎えは丁重にお断りし、ダンナも忙しい様子だったので1人のほうが気が楽だった
ダンナ以外の誰かでは一緒にいても気遣う余裕などなかったからホッとした



朝イチの予約だったので、病院の駐車場は待たずにとめることができた
婦人科は相変わらず混んでいてダンナは『同時間に予約を何件入れているんだ?』と待たされたことにイラついていた
やっと名前が呼ばれ診察室に入り今日は主人も一緒にお話を伺いたいのでよろしいでしょうか?と一応確認した
もちろん返事はOK、ダンナも脇に腰をおろす どちらかというと、ダンナの方がドクターに詰め寄って聞いていた
『先日の検査結果は子宮内膜異形増殖症つまり子宮体癌0期だと思います。MRIで細胞の深さを調べたのですが、まだ1期ではないと思われます。今後の治療法は挙児希望ですのでまず内膜の厚くなった細胞を掻剥しホルモン剤を3ヶ月くらい投薬、また子宮内膜掻剥を3クールからやってみましょう 年齢と進行状況によって治療法は変わりますがこの方法で進めましょう
まず、12月下旬に子宮内膜全面掻剥のために二泊三日の短期入院をしてもらいます
今日は入院、オペ準備のために帰りに心電図と血液検査とX線とっていってくださいね』
今日もドクターは図にかいたり丁寧に説明してくれだ
私も二日酔いながら具体的に治療が始まることにドキドキしていた
会計し二人でスタバで軽い朝食を食べた
ダンナはそのまま車で会社に向かった
私は二日酔いですっぴんという事も忘れ入院に備えパジャマを新調しに伊勢丹に寄った
いつもの部屋着ならユニクロで十分だが、これから3ヶ月おきに入院するなら自分のモチベーションをあげるためにジューシーのセットアップを買った