東京新宿・目黒区・オンラインとレッスンをしてます大人のボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデスユウコです。
歌にはストレッチが大切ってよく聞くでしょうが、なんでか考えたことありますか?
歌は身体が楽器だからです!
ではなぜ、身体が楽器だとストレッチが大切なのか?
理由は3つ。
人間は自分の身体を楽器として以外で扱ってることの方が圧倒的に多いから。
ちょっとした普段の癖が
楽器としての自分の在り方を
邪魔しちゃうのです。
そしてもうひとつ。
楽器で最も大事なのは、置き方・持ち方・バランスだからです。
これらが音出し、声出しの土台にあります。
おきっぱなしの楽器ならまっすぐと置き
持ち上げるなら正しい持ち方を習い、
打面や弦の弾き方や運指法などを学んでいく、、
人間という楽器で言うと姿勢だったり、バランスの取り方だったり呼吸の仕方だったり。
しかし、楽器として使っていない時の自分の身体の普段の癖が、
正しい楽器としてのあり方を邪魔してしまう。
これを放置しておくと、
脚が曲がりすぎたり、硬くなりすぎて、
然るべき姿勢、バランスを取れなくなってしまうのです。
当然呼吸もうまくできない。
そのために、まずはストレッチをして、身体の細かいパーツをほぐし、楽器として然るべき位置(姿勢)を保ち、動力(呼吸)を適切に促せるようにしたいのです。
そして実はもう一つストレッチをする大切な理由があります。
ストレッチは身体の変化に気がつきやすいからです。
ボイトレというのは目に見えない作業です。
発声や歌ももちろんそう。
100%コントロールできるものでは無い。
それよりも「こうだしたいなー」と頭の中でイメージしたものが、
脳から神経回路を伝って身体の隅々まで運ばれて外にアウトプットされるものです。
そのためにもボイトレ中は身体へしっかり意識を向けたいし、その変化に敏感でありたいです。
ストレッチは、そのプロセスそのものが
「今ここを伸ばしていると、あちら側も引っ張られる感じがするな」とか
「今呼吸をするとしっかりここが引き伸ばされる感じがあるな」とか
身体の細部の変化に気がつくことができるチャンスだらけ。
自分のイマココの身体に集中していける時間なのです。
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歌にストレッチが必要なのは、ただ単純にリラックスできるとか、身体がほぐせるから、とかではないのですよ。
こんなに深い意味がある。
そうやって行うストレッチはまたいつもと違う効果が出てくると思いますよー