周囲の不幸は自分のせい、消えてしまいたい(人生相談) | まりも日和

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鳥好きライター、鳥類学講師、すずき莉萌の鳥好きブログ。
愛鳥家のみなさんにとって、ほんの少しためになる内容を目指します

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周囲の不幸は自分のせい、消えてしまいたい(人生相談)



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40代女性Aさんのご相談です。



夫がよその女性のところから帰ってこないのも、10代のお子さんたちの発達につまづきがあったり、人間関係に悩んでいるのも、実家に心配ばかりかけているのも、何もかも自分のせい。


自分さえいなければと思ってしまう。


いっそ消えてしまいたい・・・・・・。




聞けば、かつて若い頃、一緒に住んでいた男性から、激しいDVに遭い、それが不幸のはじまりだったそうです。



「彼が仕事を辞めてダメな男になってしまったのは私のせい。


結婚した主人が女性に逃げたり、借金を繰り返すのも、自分がしっかりしていないから。



自分で決めたことは自分で責任をとるよう、親にしつけられてきたから誰にも甘えられなかったんです。



生まれてきた子どもが人間関係に悩んでいたり、発達に問題を抱えているのも、私のせいです。



自分自身が悩みを抱えていて、おなかの子のことを、心から望んでいなかったんです。


だから、ばちがあたったのかもしれません。


きちんと産んであげられなかった。



外ではいい母親のふりして、家では、少しでも子どもに夫に似たところが感じられると、当たり散らしてしまいます。



<あなたなんか、産むんじゃなかった。もう要らない>


我が子にそこまで言ってしまうんです。


手をあげてしまうこともあります。


そんな自分が大嫌いで、お酒に逃げて・・・。


私は最低な母親です。



私さえいなければ、こんなことにはならなかった。


子どものために、がんばらなくちゃと思うけれど、もうがんばれないんです。


人生に希望がまったくもてません。



私が思い描いていた人生ってこんなものじゃなかったはず。


夫さえいなければと思い、手をかけようとしたことだってあります。



今は、もうどうしたらいいかわかりません。


このまま、消えてしまいたいです。



自分の首に紐をかけたり、包丁をあててみたけれど死にきれませんでした」



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Aさんにとって、家族とはいったい何なのでしょう?



Aさんを苦しめるだけの存在なのでしょうか?




Aさんのやり場のない絶望と、Aさんに「要らない」と、存在を否定されているお子さんのことを思うと、思わず涙がこぼれてしまいました。



Aさんが言うには、はじめのDVのあった恋愛から、ずっと人生下り坂で、悪いことばかり続いてきたそうで、今の自己肯定感の低さや不幸な気持ちも、夫を含めた男性との付き合いで芽生えたものといいます。



しかし、念のためと思い、


Aさんのお母さんとの関係を聞いてみたところ、やはり母親に「あんたなんか産まなければよかった」と

口癖のように言われて育ったそうです。



「あんたがいるからクズ(夫)と別れられない」、


「お前さえいなければ、うまくいったのに。」と。


きっとAさんは幼い頃から両親の不仲に苦しみ、それを「自分のせいだ」と思って生きてきたのではないでしょうか。



何もかも自分のせい、、、という強い思い込みも、Aさんが言う、親の教えというよりは、こういった両親の元で育ったことに起因するものではないかと感じました。



それで、言葉は悪いですが、手に負えないタイプの男性ばかり拾ってしまい、こんなダメ男、私でないと立ち直らせることはできないはず!と、そういう男性に献身的に尽くすことで、自分の存在価値を見出してしまったのでしょう。


必要とされている実感がありますから。



「ここになら、私、いていいんだ」と。




子どもに対してもそうなのかもしれません。


子どもがいるから夫とは別れられない。


子どもを育てなくてはいけないから、死ぬわけにはいかない。



でもこうなってしまったのは、すべて自分のせいだから・・・・と自分の行動を否定し、人生に深く嘆き、悲しみ、子どもに当たり散らす人生・・・・。



自分や周囲の不幸はすべて自分のせいだと思うことで、もしかしたら楽になれるのかな、と聞いたら、その通りだとおっしゃっていました。



だいすきな両親の不仲は自分のせい。


母が、父がわたしにだけ厳しいのは、私が悪い子だから。


母や父がわたしにだけ暴言を吐くのも、私がダメな人間だから。


そんな風に考えると、子どもって楽になれるんですよね。哀しいけど。



だって、


大好きなお父さんお母さんがいがみ合っているのは、心から憎しみあっているから。


両親が自分にだけ厳しく、暴言を吐くのも、自分のことが嫌いだから・・・。



そんな風に考えてしまったら生きていけないですから。


自分のせいということにすることで、どこかで自分を救済しているわけです。



結婚なんかしなければよかったというAさん。


子どもにもそう言っているそうです。



子どもの頃、家族といて、落ち着かなかった自分。


癒されなかった自分。


親の過干渉や暴言に傷つけられてきた自分。




でも、それがAさんの子ども時代のすべてだとすると・・・・。


今も不幸の中に身を置くほうが、体験したことのない幸せという未知へのチャレンジより、落ち着いて過ごせるのかもしれません。



他人から否定されるような人生を自分で選んでしまっているわけです。


幼少期の記憶に突き動かされるように。



かつて慣れ親しんだ負感情の中で生きることを



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ひとりの女性に、ここまで・・・、と思ってしまうような、さまざまな不幸に見舞われて生きてきたAさんですが、今がいちばん辛い時期だと言います。

ということは、今が「底」であるとも考えられるのではないでしょうか。



わたしが何気なく発した、


「魂の死」、という言葉が、妙にしっくりくるというAさん。



だとすると、


その先にあるものは、きっと「再生」。



誰かのためだけに生きる人生は不幸でしかないことに気づいたのかもしれません。



あなたのために別れられない


あなたがいるから死ねない、


そう言われる、お子さん。



かつてのAさんご自身がそうであったように。




子どもこそ、誰より母親には幸せでいて欲しいもの。

自分のためにしょうがなく生きていると言われたら、かつてのAさん同様、辛いばかりで嬉しいわけありません。



今は前を向くのは難しいAさんですが、誰にも言えなかった辛い過去を打ち明けられたということは、カウンセリング的に考えると、ものすごい「前進」です。



ある精神科の先生はこう言ってました。


「勇気を出して、悩みを口にさえ出せれば、


そのカウンセリングはすでに8割、成功したようなもの」と。



不幸だったかもしれないけれど、どこかで自分の判断で選んできたともいえる人生。



そんな中、死を意識するほど、生まれ変わることを切望している、Aさんの魂。


ご自身のことを客観的に見れるようになってきているとも考えられます。



Aさんは、「自分を認めることはまだできないけれど、今日は来れてよかった、、、」といってお帰りになりました。晴れ



病気と同じで、Aさんのように長い期間をかけて、心が深く傷ついてしまっている場合、その心の傷が癒えるまで、少し時間は長めにかかってしまうかもしれませんが、必ず癒える日が来ると、確信しています。キラキラ




※プライバシー保護のため、内容にはいくつか手を加えてあります。



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