DV男に魅かれるアダルトチルドレン(カウンセリングルームから) | まりも日和

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鳥好きライター、鳥類学講師、すずき莉萌の鳥好きブログ。
愛鳥家のみなさんにとって、ほんの少しためになる内容を目指します


以前からカウンセリングに通ってきてくださっている女性、Aさんのことです。



細心の神経を使うお仕事ということもあり、


特に悩みがなくても定期的に通ってきてくれています。



Aさんは、悩みとは無縁なタイプの、竹を割ったような性格の持ち主さん。



まだお若いですが、社会的地位が高く、話上手で隙がなく、見た目も中身も華やか。



素人にしておくにはもったいない、「バラエティ番組向け合格」の方です(笑)。



この日も「いやー、最近は悩みがないのが悩みよ」と、


豪快に笑いながらやってきました。



気になるAさんの男性遍歴ですが、良家の子女らしく、外見の華やかさとは裏腹に、堅実そのもの。



しかし、Aさんにはどこか裏のありそうな「ダメ男」に魅かれるという特性が実はあり・・・・。



それがAさんを輝かしい人生設計に影を落としているようでした。ダウン



釣り合いのとれない、クセのある人に強く惹かれるのです。



例えばですが、一回り以上、年の若い貧乏苦学生とか、出稼ぎの外国人、みたいな(笑)。


(プライバシー保護のため、傾向はこんな感じですが、実際のお相手とは異なります)



そんなところもAさんの人間味を引き立て、魅力でもあるのですが。


(すべてにおいて完璧な人なんて魅力ないですもんね)



さてAさん。


自分のような人間は、DVの被害者になりやすいタイプだと、ふと漏らしました。



実際に、DVの被害に遭ったことはないAさんですが、


たしかに過去の恋愛を思い返すと、危ない橋を渡ってきています。



「私のようなのがDVの被害に遭いやすいんだって。


よく本に書いてあるじゃない?AC(アダルトチルドレン)の本なんかに」と。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



生まれも育ちも筋金入りのセレブであるAさん。



若くして実力を買われ、華やかな舞台で活躍するAさん。




いわゆる昼ドラやレディスコミックにあるような、


泥々したドメスティックバイオレンスとは、一見、無縁なタイプなのですが・・・・。




実際、Aさんが心配するように!


最近の研究では、Aさんのような傍から見ると完璧な人こそが、


弱音を吐けず、DVの被害者として声を上げられずにいるという報告もあります。





Aさんは「困っている人を見かけたらほうってはおけない人」。



Aさんは、「苦境を脱するための助力を惜しまない人」。


Aさんは「弱みを見せない人」。



そんなAさんは、


「自分の心の隙間を他人を世話することで埋めようとする人」なのかもしれない・・・・・・・・・。




Aさんは知的で豪快な女性で、いわゆる「姐御肌」。



それがおそらく、お仕事上の成功にも繋がっています。




Aさんよりほんの少しだけ先に気付いてしまいました。



Aさんもまた、アダルトチルドレンとして人生に苦しみ、


他人と適度な距離感が保てず、


戸惑っているひとりだったのだ、と。




実は、Aさんはお母様とたいへん仲よし。


海外にも頻繁に一緒に出掛けることがあります。




Aさんのお母様もまた、知的で経済力があり、自立した女性。



Aさんの語りからは、お母様は、母親であるだけでなく、Aさんにとって理想の女性で、目標でもあるようでした。



みなさんはどうですか?



お母さんのこと、理想の女性だと思いますか?




女同士ってシビアですから、


母親のダメなところ、ハズカシイ部分、けっこう目につくものではないでしょうか?



Aさんもお母様にそういう部分を感じることはあり、時折、とても厳しい表現をします。


「食事は手抜きばかりだった」とかね。あせる




Aさんのお母様は、ステレオタイプの良妻賢母ではありません。



外国に長くいたこともあり、現代を生きる女性の走りであり、超合理主義者。



女だって自活して当たり前。


幸せは自分で掴むもの、というタイプの方です。




日本の典型的な良妻賢母、それゆえに過干渉を極め、


子どもを追い詰めるアダルトチルドレンの母親とは正反対にも思えるこのお母様。



しかしながら、おそらく無意識のうちに、娘Aさんに対して、


「これからの女性はこうでなくては!」と、


Aさんの人生必要以上にをリードしてしまい、

Aさんもまた、


「母親から見捨てられたくない」、


「母親のような前衛的な、誰からも評価される女性にならなくては」と、


一方で苦しんできたのかもしれません。





「弟の結婚話が浮上して、急に不安になって母親にメールしたんです。


孫ができたら、独り暮らしの娘の私の居場所ってなくなっちゃうんじゃないかって。


そうしたら、すぐに返事が来て。



<あなたは私の大切な娘。孫ができようが、一番はあなたよ>って。


れがすごくジーンときちゃって。



大丈夫、お母さんは私のことを見捨てたりはしない。


そうしたら、すーっと気持ちが楽になったんですよね。」





華やかで自信家のAさんですが、実はその裏側には、


いつも見捨てられ不安が潜んでいるようでした。




そんな中、Aさんは、


無意識のうちに「自分を心から必要としてくれる人」(共依存の相手)を探していたのでしょう。



それで、どこかDV男やボーダー(境界性人格障害)の人など、


一筋縄ではいかない、ドロドロとした恋愛関係に魅かれてしまうのかもしれません・・・・・。


「なんで私、こんなにくだらないオトコばかりが気になるんだろうね( ̄∀ ̄)」



Aさんは問いかけます。




駆け引きなし、条件なしの愛情・・・・・・。


Aさんは、社会的地位の高い両親を敬愛しつつ、


その一方で、親から与えられることのなかったであろう、


それらの愛情を求めているのかもしれません。




一般人である私などかからすると、


突拍子もないほどの高学歴と誰からも尊敬される肩書を持ったAさん。



それは、生きていく上でたしかにAさんの武器となり、


生涯の糧となることでしょう。



しかし、それらの肩書や学歴を身に着けさせることと引き換えに、


Aさんの両親は、Aさんを幼少期から特殊な世界に幽閉し、


勉強第一でAさんの心の成長には目を向けず、


Aさんの人生に選択の余地を与えず、


そしてAさんの不安な胸の内に気づくこともなく、


今なお、「子育ての成功者」と、立派な娘に満足しているに違いありません。




アダルトチルドレンかもしれないAさんですが、


Aさんにとって家族は「自慢」であり「宝」でもあり、「自分の根っこ」でもあります。



Aさんは、きっとこの先、良家の子女らしく、両親に反旗を翻すことは、おそらくしないでしょう。



だけど、Aさんは、「確かな自分」に確信することができないまま、


内側から「誰かに依存したい欲求」にかられ、


いわゆる「メンヘラー」と言われるような、難易度の高い男性を共依存の相手に選び、


不遇な恋愛を繰り返すことになるのかもしれません。




次にAさんがお見えになった時は、


この問題について少し語り合ってみようと思っています。






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