ジュウシマツの卵詰まり(鳥の卵秘) | まりも日和

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鳥好きライター、鳥類学講師、すずき莉萌の鳥好きブログ。
愛鳥家のみなさんにとって、ほんの少しためになる内容を目指します

うちのジュウシマツのクロジロー♀、


ある朝、ぶわっと羽を膨らませて床に降りていました。



最愛の夫、シロジローは、クロジローが止まり木にとまろうとすると、


ビビビっ!!!と、ものすごい乱暴な勢いで蹴落とします。



ショックと痛みで床にうずくまるようにしている妻に、


さらにクチバシで突き、追い打ちをかけるシロジロー。


それを何度も繰り返していました。



あんなに夫婦仲が良かったのに・・・・・。



ただのかわいい手乗り和ジュウシマツと思っていたが、


こんなDV野郎だったとは・・・・・。




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可愛かった頃のシロジロー(過去形)




家族の間に衝撃が走ります。



「シロジローってこんなヤツだったんだね」


「見損なった」


「がっかりだ」


子どもたちも口ぐちに非難の言葉を浴びせます。




ハハはまたちょっと違う目で二羽を眺めていました。



「クロジローの命が危ないのかも・・・・・・・」



経験上、


一緒に暮らしている鳥が弱ってくると、


それまで仲が良かったはずなのに、


態度を急変させる鳥、何度か経験したことがあります。




これも本能なのでしょうか。



野生下では、弱った仲間と一緒に居ては、


自分もまた狙われてしまうことがありますからね。



野鳥には存在しない、人間が作り出したジュウシマツにまで、


そういうところがあるとは思いませんでしたが。



ケージから弱ったクロジローを出して手で包むと、


全身がひんやりしています。



鳥さんたちは通常体温が40℃以上ありますから、


これは急を要する事態のようです。




クロジローのおなかを触ってみたところ、


ぶよぶよしていますが、固いものは感じられません。


卵詰まりとはちょっと違いそう。



善は急げということで、保温して鳥の病院へGO!


診察を受けた結果、



やはり卵の硬い殻は感じられないけれど、


数日前に卵を産んだということなので、


卵詰まりを疑いましょう、ということでした。


カルシウムとビタミンD、および抗生剤を処方して頂きました。


なぜビタミンDかというと、


カルシウムはビタミンDがないと吸収できないので、


ボレー粉やカトルボーンなどのカルシウムだけでは足りないのです。



ビタミンDは紫外線の刺激によって体内で生成されます。


ですから、カルシウムを適切に吸収するためには、


日光浴が欠かせません。


時間にして15~30分程度ですが。


(これは人間様も同様ですよ)




クロジローはボイルカーテン越しの日光浴なら毎日していますが、


もし体調不良の原因が卵秘(卵詰まり)となると、


カルシウムをすぐに吸収させたいので、


この組み合わせになったわけですね。



抗生剤は、傷口からの感染を防ぐためのものです。



1日、保温したキャリーケースで経過観察をしたところ・・・・・。







朝にプルプルと震えながら、未完成な卵を産卵しました。








殻が薄くて軟らかく、すでに割れています。






こちら左側が数日前に産んだ卵。


右側が低カルシウム症の状態で産んだ卵です。




未熟な卵はきちんとした殻でないため、


割れめがパリっとしておらず、


くるっと内側に丸まっているような特徴があります。




3日ほど投薬と保温で看病したところ、


すっかり元通りのクロジローに。


巣は外し、しばらく別居ですね。



カルシウムが欠乏した状態ですと、


ケガをしやすく、ちょっとしたことで脚を骨折したりするので要注意です。







心配したよ、クロジローや。




今回に限り、なぜ卵詰まりになったか?


わたしが思うに、急な環境の温度変化が原因だったように思います。


先週末は寒い日が続きましたからね。


(15℃を切る飼育環境は卵詰まりの原因になります)



うちのジュウシマツペアは、シードも食べていますが、


ボレー粉LOVE、小松菜LOVE,ペレットLOVEの


飼いやすいコたちでして、栄養が原因とは思えないので。




今回はジュウシマツの卵詰まりでしたが、


インコさんたちも同じですので、女のコを飼っている飼い主さん


お互い気を付けましょうね。