涙もろさは老化現象のひとつと考えてみる。 | まりも日和

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鳥好きライター、鳥類学講師、すずき莉萌の鳥好きブログ。
愛鳥家のみなさんにとって、ほんの少しためになる内容を目指します

息子U、さきほどスポーツクラブ主催の


遠征試合に出かけていきました。サッカー



わたしはムスメKの幼稚園の入園のための


用事でお留守番です。



さて、Uは、赤ちゃんの頃から、


野生動物の番組などで


自然淘汰される動物の姿を見ては


涙する子どもでしたが、


その涙もろさは今も続いています。



最近は、夜、お布団に入るときなどに、


だいすきな幼稚園を卒園する寂しさを感じるようで、


ポロリと涙をこぼします。


「さびしいよ・・・。」と。



小学校に行ったら、幼稚園より楽しいことが


いっぱい待ってるんだよ、と、説明してはいますが、


(それがウソかホントかはさておいて)


小学校に上がる不安とかではなく、


今の毎日の生活とお別れするのが辛いようです。



日頃は強い妹Kも


そういうところだけはよく似ていて、


兄が涙をポロリと落とすと、


「Uにいちゃんが泣くとKも悲しくなっちゃう!!」と、


二人でえーん!と、大合唱になってしまいます。



それを見守るハハも涙もろいものですから、


涙腺が緩むのを必死にこらえます(笑)。




そういえば中学校の時こんなことがありました。



たぶん何かでお説教されたときのことなんでしょうけど


(ポジティヴゆえ、褒められた記憶はばっちり残ってますが、


その倍以上に叱られたはずの記憶はあいまいです)


担任の男の先生に呼ばれ、


こういわれました。



「君のそういう涙もろいところは、


別に恥じることではないんだよ。


若い頃は誰しも繊細なものだから。



でも、ときが経てば、


そういう感情はどんどん鈍くなっていくんだ。


大人になると、それはもう、


苦しいことや悲しいこと、


いろんなことがあるからね。


そういうことを経験するうちに、


だんだん、こころが波立たなくなってくる。



君もいつかはおばあちゃんになるわけだけど、


その時はもう、今のような繊細さは


消えてしまっている。



お葬式を思い出してごらん。


感情的に涙を流しているお年寄りって、


あまり見たことがないだろう。



ちょっと寂しいような気がするけれど、


人間なんてそんなものだよ。


だからね。


今はそのままでいいと思うよ。」



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あれから四半世紀が経つわけですが、


わたしの涙腺は乾き始めたかというと、


決してそんなことはありません。



わーわー泣くことだけは、オトナですから、


セーブしています。


たとえば、泣けるアニメをみたら


「こんな作り話に何反応してんの?アホくさー」


とか、冷静さを保つよう、懸命に努力するのです。



あるいは、


「ああ、この感情の起伏は


前頭葉のあたりが老化しはじめている証拠だな」


と、理詰めで考えてみたり。



でも、そんなことしても、あまり効果はありません。



そんなときはいつも、


中学の先生の言葉を思い出します。


そろそろ鈍感にならないかなぁって。



わたしはもう若くないですから、


このまま高齢になって


そのうち、「感情失禁」とでも


診断名を付けられてしまうのでしょうか(涙)。



仕事にも差支えますから、


(クライエントさんより私が号泣してたらおかしいですしね)


涙腺を縛るような手術はないものかと


真剣に思うことすらあります(笑)。



そして、


こんな涙もろさが子どもたちにも


きっちり遺伝しているんだということがわかり、


可哀想だし、もうしわけない気にすらなっています。


特にUは男の子ですしね。



Uの卒園式を目前に控え、


親子で憂鬱な今日この頃なのでした。



まりも日和



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