チャッピー、すっかり家にはなじみましたが、
お外だけは苦手なようで、地面に降ろそうとすると、
私の体を四肢をつっぱらせて、爪を立て、よじ登ってきます。
むりやり降ろしてみたところ、
恐怖のあまりでしょうか、下痢をしてしまいました。
屋外に出たことのないワンコにとっては、
お外の空気はまだ寒く、
アスファルトの冷たさも、恐怖を倍増させてしまったのかも。
春到来。
暖かい時間を狙って、気長に散歩好きに矯正したいと思います。
さて、話は変わりますが、
今、読んでいる本に、親の愛についての面白い記述を
見つけました。
コモリグモという、クモの話ですが、
このクモは、生まれた子どもたちを、全部背負って、
移動するんだそうです。
コモリガエルは有名ですが、クモにもいるんですね。
子煩悩なヤツが。
子どもたちを背負って、敵に狙われないまで育てます。
あるフランスの学者が、標本を作ろうと、
母クモの背中から子どもをピンセットで払い、
母クモのみ、アルコールの中に漬けたそうです。
はじめのうち、ピクリと動くことはありましたが、
動かなくなったので、さきほど払い落した子グモ24匹も、
同じアルコールの中に落としたそう。
すると・・・。
なんと母グモは、子グモたちを、手足で必死に
かき集め、抱え込むようにして、
そのまま死んでいったのだとか。
近くにあるものをかき集める、
単なる反射行動とも考えられなくはないそうですが、
瀕死の重体にあって、そこまでやるってことは、
親の愛、って考えてもおかしくないですよね。。
よく小さい頃、
母に、小さなクモは何も悪さをしないから、
潰したりしてはいけないよ、
家で見つけたら、そっと窓の外に出しておやり、と、
諭されていた私ですが、
こんな話を聞いてしまうと、余計に手も足もでなくなりますね。
このお話しは、こちらの本の中にありました。↓
著者は、ヒトの心理学と動物行動学の学者さんです。
人間にあって、動物にない感情は、「恥」という感覚だけ、など
なかなか興味深い内容です。
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