おばあさんが捨てた犬 | まりも日和

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鳥好きライター、鳥類学講師、すずき莉萌の鳥好きブログ。
愛鳥家のみなさんにとって、ほんの少しためになる内容を目指します

毎週、うちのインコが通っている動物病院に、


9月からずっと貼ってある


「里親募集」の張り紙。



マルチーズの男の子で、年齢は高齢の域にさしかかっています。


駐車場に遺棄されていたそうで・・・。



こういうの、気になっちゃうんですよね。


高齢で、貰い手がつかないのかなぁ、とか。



動物を増やせる環境ではありませんが、


何か手伝えることがあるかもしれないし、と、


電話してあいに行ってきました。



すると、


このわんちゃん、元の飼い主も実は判明しているのだとか。


ただ、その飼い主が、一度や二度ではなく、


そのワンちゃんを捨てているので、


戻しても無駄だろうということで、新たに里親さんを探している


ということでした。



捨てられていた時、このわんちゃんのコートは


きっちりカットされていて、リボンまで結んであったそうです。


そして、ワンちゃんの横には、


持参金がわりの紙袋に入った野菜や果物が。



元の飼い主は、かなり高齢のおばあちゃんだそうです。


何かよほど、飼いきれない事情があったのかもしれません。



このワンちゃんを拾った方は、


すでに犬を二頭飼っているそうで、


これ以上、増やしたくないという思いもあり、里親募集されたそうです。



でも、里親さんを探す前にと、


去勢手術をし、歯石をとり、血液検査もして・・・。


とても、きちんとした方です。



私がそのわんちゃんに会いにいってみたところ、


とても喜んでくれましたが、


フリーとはいえ、仕事をしていることがちょっと気になるようで、


ぜひ、連れていってください、と押し付けられることもなく、


私としては、いつでも、何かお役に立てることがあれば・・・、


とだけ伝え、帰ってきました。



(そのわんちゃん、外でしかおしっこも含め、トイレが


できないそうでして、昼間、外に連れだせる人がいないと厳しいようです。


我が家の場合、家で粗相されるのはやむを得ないとして、


トイレをがまんして病気になられるのが困るので。)



私もかつて、遺棄動物の保護、預かりをこなしてきたので、


苦労してきた動物だからこそ、


最高の環境を見つけてあげたい、という、


この、拾われた方の気持ちも、痛いほどわかります。



よい飼い主さんが見つかるといいのですが・・・。