前作↓
激闘の果て、ゴジラとコングは地上と地下で悠々自適な生活を送っていた。
コングは虫歯に悩まされながらも地下世界で自分の同胞を探していた。
ゴジラは敵怪獣をボコしながらコロッセオをベッドに惰眠を貪っていた。
そんなある日、モナークは謎の信号を受信していた。それは未知の方法で送られていた信号だった。
コングと離れて生活していたイーウィス族の少女、ジナ(演:ケイリー・ホトル)もその信号を感じ取っていた。だが彼女は自分が他の人と違うことに悩みを感じていた。
ジナの保護者代わりであるアイリーンはそんな彼女を心配し、信号について調べるためにゴジラとコング、そしてメカゴジラとの戦いで協力してくれた配信者のバーニーに協力を求める。世界を救う活躍をしたのに最近ネットでボロクソ叩かれているバーニーは新しいネタを期待してアイリーンと行動を共にすることに。
バーニー独自の調査により、どうやらあの信号は怪獣達に送られたSOSのようなものらしい。
そんな中、コングが突然地上に戻って来る。アイリーンの友人であり怪獣の獣医であるトラッパー(演:ダン・スティーヴンス/吹替:宮野真守)によって虫歯は治療され、コングは地下世界に戻っていく。そしてアイリーン、ジア、バーニー、トラッパー、そしてボディーガードのミケル(演:アレックス・ファーンズ/吹替:鈴木もぐら(空気階段))もコングの後を追い、謎の信号の調査へと向かう。
何者かに襲われた地下世界の基地を発見した一行。そこにはコングのような巨大な猿の手形が残されていた…。
一方コングは地面の大穴から新しい空間を発見。しかもそこには自分のような巨大な類人猿が存在していた。コングはたまたま知り合った子ザルのスーコと彼らの巣を目指すことになったが…。
地下世界の類人猿たちを支配する旧き邪悪な王、スカーキング。
スカーキングが操る冷気を操る古代の大怪獣、シーモ。
更なるパワーアップを果たし、最早誰にも止められなくなった最強の怪獣王、ゴジラ。
地上と地下、二つの世界を救うために立ち上がる世界の王者、コング。
そして人々を、世界を守る守護神たる怪獣の女王、モスラ…。
最強の怪獣達による驚天動地の大決戦の幕が今切って落とされる!
<この映画この台詞>
『何があろうと、決して離れない。』
ーアイリーン・アンドリューズ、モナーク研究員
<ポイント>
〇物語
・モンスターバースの大怪獣盛沢山エンターテインメント新作!ゴジラとコングが地下に潜む最大の脅威に挑む!
・「-1.0」が「初代」の系譜とするなら、こちらは「昭和」「平成VS」のド派手な怪獣映画。これもまた立派な最高の「ゴジラ映画」。
・相変わらず人類が怪獣達に振り回されてますw。
・かなり少年漫画。それも古き良きヤンキー漫画。
・「王」の器は力より優しさにあることを教えてくれる映画。
・熱血ヒーローコングと最強ライバルゴジラ、正反対な二人が力を合わせて強大な敵に立ち向かい囚われのプリンセスを助け出す。そんなお話。
〇最強番長
・最強パワーに熱い心、僕らのヒーローコングニキと、そんな彼に導かれる一匹の子ザル。
・怪獣達を狩りながら悠々自適に暮らすコング。しかし虫歯て…w。野生動物にとって致命傷だろそれ…w。
・そういやコング一族、ゴリラな見た目だけど基本肉食なのね。
・自分の縄張りに罠を仕掛け、怪獣を狩るコング。申し訳程度のクレバーさw。
・降りかかるトラブルを腕力で解決し、熱い心と優しさでスーコの心を溶かし、邪悪な王が支配する王国に牙をむく…コングさん、この映画でやってることが基本少年漫画。どちらかというとアメコミじゃなくて日本の少年漫画。
・今回の映画でコングと行動を共にする子ザルのスーコ。最初は「スカーキングに支配される世界で虐げられる可哀そうな子ザル」かと思ってましたが、これアレだ「やんす」系の子分キャラ。
・下手にコングにちょっかい出したせいで捕まり、逆に武器として使われてしまうスーコ。コングさん子供にも容赦無いンスねw。
・最初はコングをハメて出し抜こうとするスーコ。しかし、コングの漢気と優しさに触れ、勇気を振り絞って立ち上がる!
スカーキングを倒し、地下世界の猿達のボスになったコング。今こそこう呼ぶべきだろう…キングコングと!
〇最強怪獣王
・最早誰にも止められない。地球最強の怪獣の王、我らがゴジラ。
・コングとドリームタッグを組むゴジラですが、今回の映画、タッグ組むまでマジで本筋に関わりませんw。この映画で一番自由なの、間違いなくゴジラですw。
・スキュラをぶっ飛ばし、コロッセオで爆睡決めるゴジラ。自由だ…w。
・パワーアップのため、原子炉を襲撃してそのエネルギーを吸収するゴジラ。アメリカだからか、核ネタも結構普通に出てきましたね。
・更なる力を求め、ティアマットの縄張りを分捕るゴジラ。「新たな戦いに備えて」と言われていましたが、多分あいつ好き勝手やってるだけだと思うw。
・ティアマットから奪った力でさらにパワーアップした通称ゴジラ・エヴォルヴ。背びれが紫に輝き、どこか「ゴジラ2000」感も。
・今回の映画では何故ゴジラがコングを本能的に嫌うかの理由も明らかに。原因ほとんどあのクソ猿じゃあねーか。
・コングに協力を求められるも、完全ぶっ殺すモードで突っ込んでいくゴジラ。流石怪獣王、人間どころか同じ怪獣にもコントロール不可能!
・なんやかんやでコングと並び立ち全力ダッシュするゴジラ。CMやヲタクたちが擦りまくってましたが、やっぱあのシーン出たら熱くなるよ…。
戦いを終えたゴジラ、帰る場所は…気に入ったんですね、そこw。
〇最強人類
・怪獣達に勝るとも劣らない強烈キャラ?怪獣達に立ち向かう人類達。
・前作一の常識人で、本作では人間サイドメインヒロインと言っても過言ではないジア。てっきりコングと一緒に地下世界で暮らしているのかと思いましたが、普通に地上で暮らしているのね。
・前作でも活躍していたアイリーン。アイリーンとジアの絆も今作の見所。
・あまり関わりたくはないけど見てて楽しい陰謀論者、バーニー。しかしアイリーン、いくら組織が自分の話を聞いてくれないからって、陰謀論者の配信者頼るのはどうかと思うぞw。
・「怪獣の獣医」の愉快な男、トラッパー。吹き替えはアニゴジで主役やってた宮野さん。ゴジラ絶対殺すマンだったハルオの中の人が今度はコングを救うお医者さんやるとは…w。
・コングの虫歯を治療するトラッパー。シェルターみたいなことにならなくてよかったw。
・cv宮野が何かモスラを信奉するどこかの民族の所に連れていかれる…「アニゴジ」でも見たw。
・怪獣のド迫力アクションの中で一服の清涼剤なバーニーとトラッパーの愉快な漫才。この映画の癒し…w。
・一行のボディーガード的な役割のミケル。吹き替えは空気階段のもぐらさんでした。
・地下世界に突入するシーン、4DXだと揺れ過ぎてマジで舌噛みそうになりますw。
→てかこの映画、揺れが凄すぎて何度も姿勢直しましたw。
・衝撃!謎の地下世界に失われたはずの部族が生き延びていた!?しかし地下で光る結晶体と共に共存している部族って、冷静に考えると「ギンガS」のビクトリアンみたいだ。
・イタリアでゴジラとスキュラの戦いに巻き込まれる人達。よーく見ると申し訳程度のローマの休日パロがw。
・今回の吹替組、「アニゴジ」の宮野さんだけでなく、ゴジラ好きとして「ゴジラ・フェス」の司会でも活躍している笠井アナ、「-1.0」から田中美央さん、福山潤さん、高橋李依さん、内田真礼さん、立木文彦さんと言ったゴジラ関係者が結構参加。ただ、普通に皆さん上手いから初見だと普通に流しちゃうのよw。
〇最強怪獣達
・ゴジラやコングだけじゃない!地上に地下に生息している個性豊かな怪獣達。
・地上世界、ゴジラと戦うアメリカンクモンガことスキュラ。「KOM」でもチラッと出てましたね。
・自分の巣でのんびり暮らしていたらいきなり巣を狙うゴジラにカチコミ喰らい、挙句バラバラにされたティアマット。本作で多分二、三番目に可哀そうな奴w。
・地下世界、コングを狙う変な顔の犬、ワートドッグ。イノシシと犬を足して二で割ったような奴。…コングさん、アレ食うの?
・地下世界を飛ぶ電気を放つ翼竜、ヴァータシーン。特に害はありませんが、後半意外な形で大活躍!
・湖に潜んでいたリュウグウノツカイみたいな怪獣、ドラウンヴァイパー。コング、やたら水辺で怪獣に絡まれるな。
・まさかの復活、モスラ。「三大怪獣」では幼虫モスラが敵対していたゴジラ、ラドンを説得していましたが、今回は成虫モスラがゴジラとコングの懸け橋に…?
〇最強の敵
・旧き野望に囚われる醜き王と、そんな王に支配される美しき氷のプリンセス。
・地下世界を支配していたスカーキング。本作のメインヴィラン。ゴリラパワーのコングに対してやや細身でテクニカルタイプのオランウータン型というのはいい差別化。
・かつて地上を支配するために巨大猿達を操って侵攻を企んでいたスカーキング。その時にゴジラともひと悶着あり…ゴジラがコングのことめっちゃ嫌うの、これ原因だろ。
・地下世界にいたコングの同胞達。なんか岩を運んだり、よくわからん構造の装置を動かしたり、岩を落としたゴリラを別のゴリラが虐げたり、「この子はまだ子供なんです、許してください」とスーコを助けようとしたゴリラが粛清されたり、もう完全に見た目ゴリラなだけの世紀末系漫画なんよw。やってることが「北斗の拳」とかなんよw。
・コングの入れ歯を嘲笑うスカーキング。こんな感じのリアクション、よく見るw。
・氷を操る新怪獣シーモ。氷属性はゴジラ達に優位とはいえキャラ弱くないかと思いましたが…お前こそこの映画真のメインヒロインだったよ…www。しかも公式雌だから間違いなく雌だよ…www。
・氷を操るシーモ。四足歩行で背中と尻尾にトゲあるあたり、幻のGMKアンギラスを意識している所もあるかもしれませんね。
・スカーキングによって操られるシーモ。操られ方が辛そうな辺りこいつどこかで裏切りそうだなと思ってましたが…。
・怪獣映画と言えば重量感溢れるパワフルファイトですが、今回はまさかの無重力空中戦を披露。あれは斬新すぎる…。
<一言>
ゴジラコング系こそ「-1.0」のワダツミ作戦の時のゴジラのテーマ流すべきだよなって十回ぐらい思ってる。