ウルクロD最終回感想!今回はサーガ後編!全ての絶望を越えていく奇跡の瞬間を見逃すな!
…1年に渡っちゃったなw。
・ウルトラマンクロニクルD
最終話
<登場怪獣>
・<戦闘力100万以上>宇宙恐竜ハイパーゼットン・ギガント
バット星人によって作り出された最強の怪獣。
ゼロ、コスモス、そして復活したダイナと激闘を繰り広げた。
武器は両肩からの火球と両腕を変形させた鎌。また、触手を伸ばして相手を捕まえたり攻撃したり捕食することも出来る。
こんなデカいのにまだ幼体。あと2回変身を残している。この意味がわかるな…?
・<おまちかね100%>宇宙恐竜ハイパーゼットン・イマーゴ
ハイパーゼットンが更なる進化を果たすことで見せる最終最強の形態。
デカかったギガントと比べ、普通の体格の人型になったが、外見だけで実力を判断するなと言ういい見本だ…い…今までの方がずっと可愛かったぜ…。
武器は胸から放つ暗黒火球、どんな攻撃も防ぐハイパーゼットン・バリヤー、相手の光線を異次元に取り込み撃ち返すハイパーゼットン・アブソーブ。また、本編カットされたが取り込んだスフィアの能力を利用して怪獣兵器を作り出すことも出来る。さらに翼、尻尾を生やして機動力を増すことも出来る。
バット星人と一体化し、ゼロ、ダイナ、コスモスを圧倒。しかし諦めない心が生み出したウルトラマンサーガが誕生し、それと激闘を繰り広げることとなる。
その後もハイパーゼットンは「かなり強めのゼットン」として度々登場するようになったが、やっぱり「サーガ」の個体が一番だよ。
・<幻の軍団>怪獣軍団の皆さん
ハイパーゼットンがスフィアの能力を利用して生み出した怪獣のクローン的存在。
アントラー、キングパンドン、ブラックキング、ベロクロン、タイラントという中々にグッドなチョイスがされている。オリジナルと比べ、目が死んでいて体にゼットン風の発光器官がついている。
時空を越えてやって来たウルトラ兄弟と激闘を繰り広げたが、本編ではカットされた。
アントラーがスペシウム光線で倒されたりとオリジナル個体と比べると一部劣化している感もある。ハイパーゼットンにリソース全振りしたんだろうか。
<今日の一枚>
ラストバトル、ちょっとシュールなタイガ、アスカ、ムサシの無限パンチ。
<ポイント>
〇物語
・サーガ編、完結。奇跡の瞬間を見逃すな。
・マルゥルとデバン、新しい道へ。…結局「ウルクロD」、総集編パート以外は基本この二人のラブコメだったな。←
・最終回放送から半年での最終回。結果、「ウルクロD」感想は1年かけることになりましたw。
〇伝説の勇者
~本当の戦いはここからだ!~
結局変身出来なかったタイガ。悔しがっていると、あの乗り物ロボットについているエンブレムが作りものであったことに気づく。
実は映画の最初の方で「ローダー駐車禁止」みたいな看板があり、あのロボットが実は防衛軍の特別な兵器でもなんでもないことが示唆されていたそうです。
…この地球、当たり前に二足歩行の作業用ロボット存在すんの?
地球防衛軍、チームU…女子しかいない防衛チームということで話題になりましたが、実は防衛チームでも何でもない、ただの偽物だったという…。迷っていた子供達のためについた優しい嘘、それがずっとこの世界で頑張って来た彼女達の真実だった…。
チームU、発表当初はAKBということもあり反発もありましたが、それが「偽物の防衛チーム」という設定に逆にハマるというね。アンナ役秋元才加さんに至ってはこの後の輝ける女優キャリアの記念すべき最初の大きな一歩と言っても過言ではないのでは?
そして今度こそ大きなウルトラマンゼロに。子供達も嬉しそうな。
ちなみにこのシーン、風でスカートがちょっとめくれそうになるという無駄にサービスなカットもw。
戦場に来ていたタケル。そして見つけ出した「リーフラッシャー」…。
この映画、戦うのはウルトラマンだけではなく、女性も子供も自分に出来ることをやって行くんですよね。
「みんな…!あなたを待ってる…!
目覚めてーっ!」
誰よりも何よりも
君だけを守りたい
いつまでもどこまでも
君だけを守りたい
ダイナ復活。そして名曲「君だけを守りたい」アスカ版…。
コスモスにエネルギーを与えるダイナ。かつてティガから力を与えられたダイナが今度は後輩に…。
これ、「デッカー」の時にティガカード、ダイナカード渡す時にもやってましたね。
何故弱い人類のために戦うのかというバット星人に対し、「別に理由なんてねーよ!昔からそうしてきた、ただそれだけの事だ!」と答えるゼロ。
一応地球人を大切にする理由が「かつての自分達に似ていたから」なのですが、ゼロ世代はもうそんなことも気にしておらず、ただ純粋な地球人との友情があるだけなのかもしれませんね。
それか、地球人だけでなく、この宇宙にいる全ての「人」を守り続けて来たウルトラマンの想いなのかもしれません。
ギガントは倒したけどその後に出て来たイマーゴによって倒されるゼロ達。
今回の総集編ではハイパーゼットン・アブソーブだけでしたが、その前にテレポートを利用して三人を翻弄するハイパーゼットンの姿もありました。
余談ですがあのハイパーゼットンのテーマ、フルで聞くと「ゼットン」というコーラスもありますw。
〇SCENE 05:本当の戦い
光よぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!
「限界を超えた時、初めて見えるものがある。」
…かつてアスカが父カズマから伝えられた言葉、時を経てアスカの口から後輩へ…。
「本当の戦いは…!」
「本当の戦いは…!」
「本当の戦いは…!」
起きた…起きたぜ…とびっきりの奇跡が…!
ウルトラマンサーガ、「光そのものが人の形になった」存在としてデザインされた存在。
個人的にアーツ化最高難度のウルトラ戦士。
ちなみに当初の予定では尻尾もあったとか。
サーガvsハイパーゼットン。
ここでサーガが圧倒ではなく、ハイパーゼットンもかなり善戦していたあたりがハイパーゼットンが今でも格を失わない一番の理由なのかもしれないなと思っています。
ここで流れるかつての新ウルトラマン列伝OP「ULTRA BRAVE」。歌うのはDAIGOさん。
DAIGOさん、こんなお仕事もしてたんです。
今回は市街地戦だけですが、その前の静かな雰囲気でのテレポートを駆使した対決も結構好きでした。
あと本編カットされましたが伝説のウルトラ戦士達、通称レジェンド5と怪獣兵器軍団との対決も…。
変身前に昭和の兄さんたちが良い事言うんだ、これが。
戦うサーガの元に飛んできたアンナ。そして自分達を信じて欲しいと声をかける。
それに対して「信じていたよ…ずっと昔から…。」と答える優しそうなアスカの言葉が…。
「足元には気を付けな!」
この宇宙に死をもたらす神として君臨しようとしたバット星人。
バット星人によって生み出された最強の怪獣ハイパーゼットン。
そんなバット星人とハイパーゼットンを倒す最初のきっかけとなったのは、バット星人が「くだらない生き物」と言い捨てた地球人の、ささやかな抵抗のための爆薬という…。
まさに「足元をすくわれた」状況。そして流れる名曲「サーガのテーマ」。その最初の部分が「チームUのテーマ」のアレンジという…。
「行こうぜ…みんなで生き抜いていこうぜ!」
この映画、時期が時期だったので東日本大震災復興を願っての映画という意味合いもありました。
最後の一撃、サーガマキシマム。
右手に力を籠め、変身バンクのように拳を突き出して相手を貫く一撃。まさに新たなる光の誕生…。
「ゼットン」を「変身バンク風の一撃」で倒す辺りも「シン」と同じですね。
…意外と共通点多かった「ダイナ」と「シン」…w。
そして無限に出て来るパンチをするタイガ、アスカ、ムサシのイメージ…ちょっとだけシュールw。
顔を貫き、中にいたバット星人を倒し、地球人の魂は全て元の場所に戻っていった…。
まるでそれは流れ星のように…。
ラスト、親と再会する子供達の姿を見つめるタイガ達。
そして三人はそれぞれの旅路へ。
ムサシは惑星ジュランに戻って怪獣達や家族と共に再び暮らし始めた。
アスカは仲間達の所にちょっとだけ顔を出し、自分とタイガの無事を伝えて再び旅へ。
そしてタイガはこの地球をアンナ達と共に旅することに…。
残念ながらタケルの母親役だった中丸シオンさんは今年お亡くなりになられました…「ネクサス」のリコや「UGNEO」のハーランなんかも演じてました。
〇今日のマルゥルん家
映画も終わり、デバンはマルゥルに旅に出ることを伝えた。
デバンがGUTSセレクトに入りたかった理由は「トリガーと一緒に戦いたかったから」だったのだが、それを聞いた隊長がマルゥルとの同居を提案したとのこと。
その理由はかつてトリガーに頼ってしまったけど今はそれを反省し、自分の力で何とかしようとしているマルゥルと一緒に暮らすことでその姿勢を学ばせるためだったらしい。
…アボラスバニラ回ですね。そんなこともありましたクラスのネタをここで拾って昇華するとは…やはり恐るべし円谷プロ…。
とはいえ先立つものが無いのでしばらくはまだ残るつもりらしい。
とりあえず、デバンが隊員になったらやりたいと言っていた記念撮影をケンゴと共にやることに。最後はもちろん「スマイルスマイル~!」
…全体的にウルクロD、デバンとマルゥルのラブコメだったな…w。
<一言>
次回クロニクルはちゃんと期間内に終わらせられるかしらw。