・真・ミソシルファイト
第三部第一章〜風雲龍虎編〜
第五十九話「星の屑」
<前回>
勇者パーティーと魔王軍四天王の戦いは佳境を迎えていた。
かつて敵として戦ったゾイド、ジークがスパークドールズ状態から突如復活、かばんを助けるため本能解放(ワイルドブラスト)を発動する。
戦況の不利を感じたサイサリスは逆転の一手を打つため他の四天王を一旦退却させ、自身は空へと飛び去って行く。
ゴォォォォ…!
サイサリス「…2500年…我々は耐え難きを耐え、忍び難きを忍んできたのだ…!」
ガシン!
パカッ!
ポーン…
ジャキィィン!
「まじかる☆バズーカ!」
コォォォォォォアアアアアアアア…!
サイサリス「2500年…生き恥をさらし、この時を待った!
魔族の栄光をつかみ取るために…「星の屑」成就のために!」
「ゲロモンよ!私は帰って来た!
マジカトミック・ボム!」
ドォォン!
ゼロ「ちっ…とんでもねえエネルギーだぞ!あれ!」
アクア「う…嘘でしょおおおお!?どどどどうしよおおおおお!」
ジャンヌ「心配いりません!私に任せてください!」
「我が旗よ!我が同胞を守り給え!
『我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッツ)』!!!!」
パァァァァァァッ!
ガッ!
カッ!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!
ベキッ…ビキビキ…!
ジャンヌ「く…そんな…結界が…!?」
長門「あ…この…光は…ああ…ああああ…!」
ゼロ「くそっ…このままじゃやべぇ…!」
ユージオ『何とか出来ないの!?ゼロ!』
ゼロ「…一つだけ方法がある…だが…その方法を使うとお前の命にも危険が及ぶかもしれない…!」
ユージオ『どういうこと!?』
ゼロ「俺の力を、お前の命を維持する最低限の分だけ残してこの結界に注げばみんなを守ることが出来るかもしれない…。」
ユージオ『それなら…!』
ゼロ「そうすれば成功してもお前はしばらく俺に変身出来なくなる!それにもしそれで足りなければお前の命を危険にさらすことになるかもしれない!」
ユージオ『だとしても構わない!すぐにやってくれ!』
ゼロ「…わかった!」(パァァァァッ…!)
ジャンヌ「これは…!?」
ゼロ「ジャンヌ!今から俺の力もこの結界に与える!」
ユージオ「ゼロ…頼む!」
ゼロ「ユージオ…かばん達のこと、任せたぜ…!」
ユージオ「ゼロ…!」
ドゴォォォォォォォ…
サイサリス「…。」
サイサリス「…存外手間取った、だが勝利は勝利。」(ガチャッ…)
サイサリス「…しかし勢いで叫んだが…ゲロモンとは一体…。」(フッ)
・フォスフォフィライト王国、クローサワの神殿の戦い
勝者:魔王軍四天王
決まり手:マジカトミック・ボム
実はよーく見てるとジャンヌとユージオの剣が鞘に戻ってなかったりします。
<つづく>