「天の光とすべての私」終演のご挨拶…☆ | *This too shall pass away*

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通りすぎていくあんなことやこんなことを、書きたいときに書きとめておく場所です。小野村優です!

改めまして!


坂本企画2020夏の短篇拾
「The Bone」「天の光とすべての私」
8/13(木)〜17(月)
難波サザンシアターにて
全15ステージ無事に終演いたしました!

このような状況の中
ご観劇くださった皆様
ご声援くださった皆様
心より、ありがとうございました!


何が正解で何が不正解か分からず
様々な価値観のある今
劇場に足をお運びいただくということの
ハードルの高さを改めて痛感しました。


だからこそ
カーテンコールで舞台から見たものは
本当に奇跡のような光景でした。


客席の明かりをつけていただき
お客様お一人お一人の姿を
心に焼き付けました。


ご来場いただいたお客様には
感染症対策として
本当にたくさんのお願い事に
ご理解・ご協力をいただきました。


様々なご事情で
ご来場いただけなかった方にも
Twitterで拡散していただいたり
ご声援を送っていただいたりと
たくさん助けられていました。


客席から
そしてご自宅から
私たちと共に
演劇の新しいスタイルを見つけていく
挑戦をしていただけたこと
本当にありがとうございました。


そして。


このような厳しい状況の中
公演を開催することを決断され
そして無事に千秋楽まで
私たちを連れて来てくださった
坂本企画さん。


出演者・スタッフ・お客様が
出来る限り安心安全でいられるよう
徹底して努めてくださった
スタッフの皆様。


その背中で教えてくださったり
アドバイスをくださったり
私の心をやわらげてくださった
「The  Bone」出演者の皆様。


素敵な脚本に
私を必要としてくださり
のびのびと作らせてくださり
また唯一無二の体験をさせてくださった
作・演出の坂本さん。


あぁもうここには書ききれませんが!
関わってくださった全ての皆様へ
本当に、ありがとうございました!


さて。


「天の光とすべての私」
約60分の1人芝居。

坂本企画さんの作品にお声がけいただくと
なぜだかいつも怖いくらいに
私自身の体験や
それに基づく感情とリンクしていて。


役について考えたり悩んだり
何かを導き出したりして
舞台でそれを生きることにより
現実の私自身も変化するという
ものすごいことが起こります。
(語彙力、、笑)


今回も
主人公の彼女の想いが
痛くて、苦しくて。


でも同時に
それは過去の自分を見つめ直すようで
愛おしくて、眩しくて。


彼女と一心同体になれればなれるほど
プライベートの自分も揺れに揺れて
生活が乱れまくりましたが!笑


彼女と過ごした数ヶ月は
とても特別でした。

彼女の憧れた世界に触れたくて
プラネタリウムにも行きました。



15年ぶりくらいでしたが
役作り関係なく感動してしまい
号泣&お土産を買いました。笑


そして実は
千秋楽の翌日の今日
お礼参りのつもりで
また行って来ちゃいました!
(完全に新しい趣味🥳)

彼女を星々の海へ送り出せた気がして
なんだかとてもすっきりしました!


1人芝居、という点においては
30分の1人芝居ミュージカルに
つい半年前初挑戦したところでした。


皆様に「1人芝居は精神的にも大変だよ」と
ご心配やお気遣いいただいた割に
その厳しさや怖さのようなものを
全く感じることなく本番まで来てしまって。


緊張も疲れも知らず突っ走っていたら
本番3日目の終演後かな?
楽屋に帰って来るなり
脚が震えて座り込んでしまい…


その時にやっと
本当はずっと緊張してたし怖かったんだと
気付きました。


この物語を始めて、終える。
その責任を1人で背負うということ。


なるほど、と。


千秋楽も終えた今ならわかりますが
心も体もしっかりへとへとでした!笑


そんな大役を経験させていただけたこと
素敵な脚本や音響・照明・舞台美術
そのすべてを独り占めさせていただけたこと
本当に贅沢で光栄なことでした。


あぁあぁぁああ
(思い出して、浸っています。)



お芝居が、演劇が、舞台が、大好きだと
ずっとここにいたいと
そのためにもっと豊かになりたいと
そう思いました。


幸せが身体中に沁み渡る感覚を
久しぶりに味わいました。


あぁ、これだ。と。


《元に戻る》
ということは
きっと何事においてもありえなくて
小さなものから大きなものまで
日々少しずつ変化していて。


あの頃出来ていたことを求めるより
今から未来を見据えた時に
やりたいことがどうしたら出来るのか
そのために自分には何が出来るのか
今は今の一歩を着実に踏んでいけば
いつか必ずそこに辿り着ける。


そう信じて
また舞台に立てるその日まで
今だからこそ出来ることを楽しみながら
いつその日が来てもいいように
準備しておこうと思います!


ぜひまた元気に
劇場でお会いしましょう!


本当に、ありがとうございました。
これからも、よろしくお願いします。


坂本企画18
『天の光とすべての私』
「私」役 小野村優