石巻市議会では本会議が開かれ、一般質問に6名の議員が登壇しました。

私の出番は5番目、今回のテーマは

「新型コロナワクチンについて」


(1)本市の、新型コロナワクチンの接種状況について伺う。


 →現状、オミクロン株対応ワクチンの接種が主流で、3回目以降の接種状況は、11月28日現在、12歳以上の方の3回目接種率は78.9%、4回目接種率は50.4%、5回目接種率は3.2%

オミクロン株対応ワクチンの接種率は、12月1日現在、17.0%
また、11月28日現在、5歳から11歳の小児の3回目接種率は、13.1%、生後6か月から4歳までの乳幼児の接種については、接種を希望する保護者からの申請により接種券を発送する方式で、12月5日現在、申請件数は289件。


(2)ワクチン接種後、副反応によって亡くなられる方、体調を崩した方などが全国的に散見される。本市でもそういった方がおられるか、また、もしそのようなことが起きた場合、相談受付の体制はできているか伺う。


 → ワクチンの性質上、接種後に発熱等の様々な症状がでることがあり、住民からの問い合わせには、かかりつけの医療機関や県が設置している副反応相談センターへ相談していただくよう助言している。

予防接種健康被害救済制度に関する相談は、各自治体の予防接種担当課が窓口となっており、本市の新型コロナワクチンに関する健康被害に関しては、ワクチン接種対策室で相談に応じている。
本市の状況としては、これまで健康被害救済制度の相談が20数件ほどあり、うち申請があったのは7件。


(3)乳幼児と、5歳から11歳の子供への新型コロナワクチン接種について、市のホームページによると「感染予防効果と副反応のリスクの双方について、正しい知識を持っていただいたうえで、接種をご検討ください。」とか「ワクチンの有効性や安全性を踏まえ、お子さまの接種をご検討ください。」とのアナウンスである。子どもにワクチンを打つということのメリット、デメリットについて、きちんと周知をする必要があるのでは?


 ワクチン接種のメリットとしては、発症予防効果及び重症化予防効果が期待できることが挙げられる。

デメリットとしては、発熱や、稀にアナフィラキシーショック及び心筋炎等の重篤な副反応が現れることが挙げられる。
これらについては、ホームページ、接種券の同封物により、情報の周知を図っているところである。

専門家の見解をもとに、国では接種を推奨しているが、保護者の中には、副反応等のリスクと接種のメリットを十分に検討の上、接種するかどうか判断をいただきたいと考えている。
   
問 本市の接種率は、全国と比較してどうなのか。

 →12月5日現在、3回目接種以降の全国の接種状況は、3回目接種率が73.6%、4回目接種率が43.6%、5回目接種率が9.7%

3回目、4回目接種率で比較すると、本市の接種率が上回っているが、5回目接種については、4.1%となっており、本市と比較すると3.1%ほど下回っている。

問 市民の8割が3回目の接種までしているのに、11月頃から第8波が始まってきたということで、ワクチンに発症を予防する効果があるという話に疑問を持つ方も多くなっているのかと思う。重症化予防効果だけに期待するも、若い人はあまり重症化する例が無かったり、逆にワクチンを打った当日に熱が上がったり、腕が上がらなくなるほど痛かったりするという話を聞くと、接種を見送る人が増えてくるのも自然なことと思う。

WHOによると、11月に入って以降、日本の週間感染者数は4週連続で世界最多となり、感染が拡大している唯一の先進国と評されている。

そして「学術誌『サイエンス』の今年の7月15日号に掲載された論文では、「mRNAワクチンを3回接種すると、オミクロンに感染しても免疫ができにくくなる」ことが書かれており、3回、4回と繰り返して追加接種をする人が多くなると集団免疫に到達できず、パンデミックが終わらない可能性が指摘されている。云々

そして、ワクチン接種後に、アナフィラキシーショックなどで亡くなった方の報道もあるが、本市でのアナフィラキシー対応はどのようにしているのか伺う。

 →厚生労働省作成「新型コロナウィルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き」の基づき、被接種者にアナフィラキシーやけいれんな等の重篤な副反応が見られた際に、応急治療するための処置用品として、血圧計、静脈路確保用品、アドレナリン製剤・抗ヒスタミン剤、抗けいれん剤等を準備し、当日の医療従事者と処置用品及び対応方法を共有した上で、集団接種を実施している。
なお、救急搬送が必要な場合には、速やかに石巻赤十字病院へ搬送できるよう関係機関(石巻赤十字病院、広域行政組合消防本部警防課)と協議し体制を構築している。


問 ワクチンの健康被害救済制度の相談が20数件、申請があったのは7件と伺った。相談件数の内訳、申請件数の内訳と、申請の進捗状況について伺う。

 →健康被害救済制度の相談
令和3年度 

相談14件(医療費・医療手当13件 死亡一時金1件)
申請 4件(医療費・医療手当 3件 死亡一時金1件)
令和4年度 

相談10件(医療費・医療手当10件)
申請 3件(医療費・医療手当 3件)
令和3年度 4件中3件認定
令和4年度 申請3件中2件を県に進達済み。

 本市でもワクチンを打って1人亡くなっているとのこと。
11月25日、衆議院議員会館で行われた「子供へのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟による「新型コロナワクチン接種と死亡事例の因果関係を考える勉強会」の話


また、大阪府泉大津市の秘書広報課でYouTubeにあげている動画「新型コロナウィルスに関する市長メッセージ」の話



宮城県のホームページ「ワクチン接種後の副反応について」「副反応疑い報告の状況について」の話


令和4年11月30日時点の宮城県関係副反応疑い報告として、
推定接種回数638万4665回、副反応疑い報告数417件、うち死亡例26件。
全国では、令和3年2月17日~令和4年10月9日までの期間に
推定接種回数3億2589万9243回、副反応疑い報告数3万5085件、うち死亡例1440件(超党派国会議員の勉強会では1900人以上)


 子供に対するワクチン接種について、接種券に同封する物でも情報の周知を図っているところであるとの答弁。同封されている物には、どのような情報が記載されているのか伺う。

 →本市では接種券と同封のリーフレットは、厚生労働省で作成した資料を提供している。リーフレットには、ワクチン接種の有無と発症件数の推移や抗体の変化などの効果及び国内外での接種後の発症状況などの安全性が掲載されている。
また、使用ワクチンの説明書には、ワクチンの効果と投与方法、接種ができない人、注意が必要な人及び接種後の注意点が掲載されている。同封物の記載事項をご確認いただき、接種をご検討いただきたいと考えている。

 同封物だけで判断できない場合、相談窓口はあるか伺う。

 →同封のリーフレット、ワクチン説明書にも記載しているが、ワクチンについての疑問や不安があるときは、かかりつけ医などにご相談いただき、接種の判断をお願いしたい。

 子供にワクチン接種を検討している保護者の方には、極めて慎重に、判断をしていただきたい。他、超過死亡の話


問 第8波と言われる11月の新規感染者を見ると、ワクチンの接種率が高い東北、北海道が感染率が高くて、接種率が50%位の沖縄や大都市圏、東京、大阪は感染者が少ない感じがする。

「ワクチンを打つほど、感染しやくなっている」と感じるが、ワクチンの接種率と、新規の感染者数の関係について…等々、質問をいたしました。


コロナワクチンの接種について、不安な方は立ち止まって、様子を見るというのもひとつの手段かと思います。
ワクチンが良い物なのか、良くない物なのか、市民の皆様と勉強してまいりたいと思います。
コロナと戦うには、ワクチンに頼らず、栄養のあるものを食べて、身体を動かして、温かくして寝る。
免疫を高めるということが大切なのではないかと思います。



また議会終了後、16:55発の仙石線に乗り仙台まで移動。自民党宮城県連、青年局の定例会に駆けつけましたが、県連の建物が工事で違うビルに移転しており、探して歩いて、着いた瞬間会議が終わりました…