重ためな本を読むと、どうしても更新回数が減ってしまいます。
しかし、その分多くの学びを得ている気がします。
最近その部分でも考え方が変わってきているみたいです。
こんにちは!!!!
本の内容:
1. 「知る」編 なぜ、お金には不安ばかりがつきまとうのか?
- 右肩上がりが正常な状態だったのは、ここ数十年間の偏った認識
- 不安になればまじめな人ほど行動する、その先には必ず「儲かる人」がいる
- 「リテラシー=ホントとウソを見極める能力」を養う方法
- 政府やちゃんとした機関が集計・分析したデータを探す
- データをもとにして、偏見を持たずにロジックを組み立てる
- 近代国家では、その国以上に安全な金融機関など存在しない
- お金の役割
- 価値の交換手段
- 価値の貯蔵
- 価値の尺度
- 世の中の不公平の原因は「少子高齢化」を言い換えただけ
- 「どうしたら自分たちは少しでもいい人生が送れるか」を考える
- 世代間格差が埋まりさえすれば満足なのか?
- 社会保障の役割は、市民にセーフティネットを提供するため
- 社会保障は「負担が給付」である
- 社会は、ものすごい勢いで変化しているのに気づいている人は少ない
2. 「使う」編 幸福かどうかを決めるのは貯蓄額ではない
- 給与明細の確認事項
- 額面の金爆は職場との約束どおりになっているか
- 税金、社会保険料などいくら引かれているか
- 税金が引かれた結果、「手取り」でいくらもらっているか
- 財産三分法:手取りを「財布」「投資」「預金」の3つに振り分ける
- 財布・・・日常で使うお金
- 投資・・・なくなってもいいお金
- 預金・・・流動性の高いお金
- 「貯める」や「殖やす」よりも、「使う」ことのほうがずっと大切
- 使い方を考えることは、自分が何を楽しいと思い、何を大切にし、どんな人間になりたいかを自問自答すること
- 人・本・旅が人生を豊かにしてくれる3本柱
- 比較検討・倹約がケチなのではなく、「ケチだと思われる文化」を作っている人がいる
- マイホーム購入を勧めない理由
- 自分の流動性が下がる
- 家族形態の変化にあわせられない
- 成長性のなさ
- 空き家の多さと買い手の不在
- 高度経済成長は、信じられないほどのラッキーの恩恵を受けていただけ
- 自分で考えた結果の人生なら、それこそがオリジナルの「正解」である
3. 「貯める」編 不安は貯めることへの執着から生まれる
- 東京でなくなった高齢者が遺したお金の平均は3000万円
- 「毎月~万円貯める」ではなく「毎月確実にお金が入ってくること」が大切
- 最低限蓄えるべきお金は、万一の時のセーフティネット
- 貯蓄は、「貯める額を決めたら使わない」というだけ
- 水槽に貯めたストックではなく、蛇口から出てくるフローで生活する
- 保険は保険、貯蓄は貯蓄と分けて考える
- 保険の原則は「大変な目にあった人以外、全員掛け捨て」
- 掛け捨て型の保険がおすすめである理由
- 月々の保険料が安い
- 見直しがしやすい
- 20代独身が入る保険は「就業不能保険」ひとつで充分
- 子どもを社会に送り出すまで、だいたい2000万~4000万円が必要
- 親の介護費用を貯めるより、どうしたら元気でいてもらえるかを考える。その代わり相続もアテにしない
4. 「殖やす」編 希望は長期投資から育まれる
- 恐怖心から投資を避け、1の価値を1のまま享受し続けることはリスク
- 投資はじっくり育ててゆくものだからこそ、20代のうちから始める
- 自己投資をしなければ、生涯賃金2億円は一生2億円のまま
- 自分を賢くし、人生の選択肢を増やすものは、全て投資
- 人生の可能性は、新しいことを学んだり異文化に触れたりしなければ生まれない
- 将来を予測しようとしたり損得で考えたりせずに、「自分が好きなこと」に投資するのが一番
- 投資の3つの心得
- ポートフォリオを作る
- 成長するものに投資する
- 長期投資で考える
- 人間はそれほど賢くないから、購入タイミングはマーケットに任せる(ドルコスト平均法)
- 個別の株式は、実感を持って「ここに賭けよう」と思える企業を選ばなければ意味がない
5. 「稼ぐ」編 働き続けるからこそ自由になれる
- 2030年頃には800万人もの労働力不足に陥る日本では、選択肢は山ほどある
- 60代になったとしても「自分の仕事が天職かどうか」なんて分からない
- 「労働賃金の安い移民が入ってきても、雇う価値がある」というレベルまでスキルを磨いておけばいい
- 蛇口から水が出る以上に、自分の足で立っている感覚は尊い
- 稼ぐためには「自分はこれができる」という得意技を見つけること
- 選挙とは「ろくでなしのなかから誰かを消去法で選ぶ」行為のこと
- 選挙に行かないのは、完全服従の証
- 事前予想に反対なら、選挙に行き、違う人の名前を書く
- 数字とファクトをもとに、マクロな視点で世の中を見て、自分の頭で納得するまで考える
感想:
- 読みやすさ:9
- 会話調で読みやすかった。インタビュアーの質問も的確だった。
- おもしろさ:9
- データや事実をもとに議論が展開されていて、納得感があった
- 役に立つか:10
- 世の中に流布されている言説にまどわされないのに役立つ
実行に移すこと:
自分への投資を惜しまず、自分の頭で考えるようにする
以上です。また書きます。