めっきり冬になりましたね。
日々漠然と過ごしているためか、
「一年の最後くらいは充実させたい!」
と思ってしまうことがあります。
そういう意味で、「師走」っていう表現はとても的確だと思います。
※この本は内容が盛り沢山なので、各章に分けてまとめます。
本の内容:
1. モチベーション
- モチベーションを高めるために必要なのは感情の「メタ認知」
- モチベーション用語の整理
- モチベータ:行動を誘引する始点となる間接的原因
- モチベーション・メディエータ:行動を誘引する直接的な状態
- モチベーション:行動を誘引する直接的な状態を認識した状態
- モチベーションの高まり方は人それぞれ
- 神経科学的欲求五段階説
- 大脳新皮質:高次機能系(記憶処理系)
- 大脳辺縁系:学習系(記憶定着系)
- 間脳:自律神経系(ホルモン系)
- 大脳基底核・中脳:快感・欲求
- 延髄:呼吸・体温・心拍・血圧
- 朝のセロトニンが多いと夜のメラトニンが多くなり、夜の良い睡眠につながる
- ボトムアップのモチベーションの方が、自制心を持つのには重要
- やる気スイッチ「モチベーショントリガー」を作る、モチベータと身体的動作を関連付ける
- モチベーションの4タイプ
- 惰性モチベーション(ノルアドレナリン、ドーパミンとも少)
- 嫌避モチベーション(ノルアドレナリン多)
- 好接モチベーション(ドーパミン多)
- 学習モチベーション(ノルアドレナリン、ドーパミンとも適度)
- 単にドーパミンによって行動を起こすだけでは、そのまま行動や学びをやめてしまう可能性がある
- 新しいことを心から楽しみ、失敗はラッキーと捉える
- 「曖昧」や「認知」は成長差分の認知と捉えて受容する
- モチベーションが高まるには、心理的安全性が大前提
- モチベーションはSeek・Want・Tryで整理する
- Seekの方が曖昧性のリスクを背負っているのでWantよりも高位
- 体験学習を繰り返すことで「学習済みの快の認知的判断」であるLikeに移行する
- モチベーションが高まっている自分の内側の状態に「気づく」トレーニングが重要
- 頭の中でモチベーションを生み出すモチベータ
- 味わい:意識的に過去の快の体験を引き出す
- 報酬予測感:なんだかメリットがありそうと確信できる前段階
- 報酬予測:過去の記憶のデータベースから未来の報酬を予測する
- 希望:どうなるか分からないことに対して前を向かせる機能
- 価値記憶:好きなもの、価値として認めているものを想起している状態
- 快の予測:予想や妄想
- 自分の予測値や期待値を下げておくと、差分の分だけドーパミンも出やすい
- 苦しいフェーズがあるからこそ、何らかの達成を得て快が発露する
- 人に強制される学びと自分で望んで追い込まれる学びは脳の仕組みが異なる
- 価値記憶化された快体験は、お金以外のものでなかなか代替できない
- お金だけがモチベーションにならないようにプロセスを設計する
- フィードバックには普段のお互いの関係性が重要
- モチベーションのあり方は、体験とそれに伴う発露によって一人ひとり異なる
- なんのために、何をやろうとしているのかを明確にする
- 過去記憶の参照
- 目の前にあるモノ・コトとの関連付け
- 違和感と葛藤はモチベーションの大きな糧になる
- 違和感と自分の大切にしていることをすり合わせることで自信が生まれる
- 根拠のない自信は、不安の感情を抑制してポジティブな要素を見て前を向いている状態
実行に移すこと:
モチベーションが無い時には、「どうしてやる気が出ていないのか?」を自分の感覚と過去の体験を照らし合わせて考える。
以上、また書きます。