「そろそろ秋かな~」と思って部屋着を長袖に替えたのですが、

 

まだまだ暑くてどうしようという心持ちです。

 

こんにちは!!!

 

読む前マインドマップ:

  • なぜ、この本を読もうと思ったか
    • 心理学の中でも、社会生活を営む上で重要なものを学びたいと思ったから
  • この本から何を学びたいか
    • 集団心理や、社会の流れを作る仕組み
  • この本を読み終わった後の自分はどうなっているか
    • 人の心が人との関わりでどう変わっていくのかに詳しくなっている
 

本の内容:

1. 社会現象と心理学

  • 傍観者効果:多くの人がいるときほど行動を起こしにくい
  • 援助行動モデル:援助行動を取るまでの5つのステップ
  • 自己責任の心理:原因が本人にないと判断すると援助しやすい
  • 集団的凝集性:個人と集団の結びつきの強さ
  • 敵意帰属バイアス:相手の行為を、敵意や悪意から生じたものと捉える傾向
  • 社会比較説:他者の多くが同じ意見であることで自信を持つこと
  • 沈黙の螺旋仮設:優勢と判断した側は雄弁になり、劣勢は不利な状況になる
  • 群集心理:一体感、無名性、無責任性
  • 多元的無知:他の人が行動しないことで、自分の不安や疑念を抑えてしまう
  • 認知的不協和:自分に都合の良い情報だけを選んだり、解釈したりする

2. 組織・集団の心理学

  • 集団規範、リターン・ポテンシャル・モデル
  • 集団極化、リスキーシフト:集団の意見は偏りやすいということ
  • 集団的浅慮:個人だと正しい判断ができるのに、集団だと間違った判断を下してしまうこと
  • 心理的拘泥現象:結論が間違っていても、一度決めた決定を覆せなくなる
  • 集団間葛藤:内集団に思いやり、外集団に敵愾心を持つこと

3. 職場における心理学

  • 社会的促進・社会的抑制:一人でやるよりも集団でやった時のパフォーマンスが変化する
  • フットインザドアテクニック、一貫性欲求:人が自分の行動に一貫性を持ちたがること
  • オペラント条件づけ:他人からの肯定・否定で意見が変化すること
  • アンダーマイニング効果:外的報酬によって内発的動機づけが失われること
  • 予言の自己実現、ピグマリオン効果:根拠のない予言はが実現する過程
  • 3つのリーダーシップ:交流型(PM理論)、変革型、フルレンジ

4. 個人と対人認知の心理学

  • フォールス・コンセンサス効果:自分の意見や行動は一般的だと思うこと
  • 基本的な帰属のエラー:他者の行動を考える時、内的帰属を重視しがち
  • 自己奉仕的バイアス:自分に対して都合のいい考えを持つこと
  • 因果スキーマ、割引・割増原理:人が偏った憶測をする原因
  • 流行に敏感な人・逆らう人は独自性が高いが、ある程度広まってから流行に乗る人はどう調整が高い
  • 心理的リアクタンス:自分の自由を侵害されたと感じたときに、反対の行動を取ること
  • 素朴なリアリズム:自分の解釈は真実で、相手も分かっているはずという思い込み

5. 社会のあり方と心理学

  • 囚人のジレンマ:人は必ずしも「より得」という利益で動くわけではない
  • 互恵的利他主義:ギブアンドテイク、自己開示、「情けは人のためならず」
  • 自己利益の追求は、社会全体の利益を損なう(社会的ジレンマ、共有地の悲劇)
  • 分配原理:衡平原理、平等原理、必要原理、独占原理
  • 文化的自己観:
    • 欧米は相互独立的自己観、分割的思考
    • 東アジアは相互協調的自己観、包括的思考
  • 名誉を重んじる文化は、牧畜民としての生活から生まれた
 
感想:
  • わかりやすさ:9
    • 各ページに図解があって、知識一つ一つはとてもわかり易かった
  • おもしろさ:8
    • 感覚的に分かっていたことも、改めて示されると興味深かった
  • 役に立つか:7
    • 知識として知っていることと、活用できることは違うかも知れない
 

実行に移すこと:

集団として判断をする際の、集団的浅慮や沈黙の螺旋には十分留意する。
 
以上です。また書きます。