読む前の期待:

  • そもそもどういう人なのか知りたい
  • 長く語られてきた成功法則が知りたい
  • 少しでも自分の生活を良くしたい

 

本の内容:

私の財産告白

1. 貧乏征伐と本多式貯金法

  • 貯金の問題は方法の如何ではなく、実行の如何である
  • 財産を作ることの今回は勤倹貯蓄
  • 貯金がある程度の額に達したら、他の有利な事業に投資する
  • 貧乏したことのある人間でなければ、本当の人生の値打ちは分からない
 
2. 金の貯め方・殖やし方
  • 必要な金はもつがよろしい、ほしい金は作るがよろしい
  • 本職に差し支えない限り、勉強になる事柄を選んでアルバイトにつとめる
  • 高景気時代には勤倹貯蓄、不景気時代には思い切った投資をする
 
3. 最も難しい財産の処分法
  • 人生の幸福は現在の生活自体よりも、そこが上り坂か下り坂によって決定する
  • 一杯の天丼を一杯だけ注文して舌鼓を打つところに本当の味わいがある
 
4. 金と世渡り
  • 経済生活の独立には積極的に働いて消極的に節約耐乏するより他に途はない
  • その身を落とし、生活を切り詰め、苦労をいとわず働くことを覚悟すれば、独立独歩の世渡りはまずできる
  • 馬鹿に儲かる仕事は、また馬鹿に損する仕事である
 
5. これからの投資鉄則
  • 誰にでもすぐやれて、安全確実な具体的秘策など無い
 
私の体験社会学
1. 儲かるとき・儲からぬとき
  • 人仕事終わったらその結果がどうであろうと、まずそれを綺麗に忘れること
  • 失敗の経験が無いと誇ることは、必須科目を修めていないといばるようなもので、全く意味をなさない
 
2. 儲ける人・設けさせる人
  • 設けることは、道徳上、教養上、生活上、社会奉仕上にもプラスにすること
  • われわれ普通人は、義にもさとり、利にもさとらねばならない
 
3. 人間的サラリーマン訓
  • 自分の得手勝手な行き方ではなく、一応周囲の思惑を考えてみる必要がある
  • いかなる場合、職務でも、与えられた当然の地位は敢然と引き受けるべき
 
4. 人を使うには・使われるには
  • 人の長となって第一に注意しなくてはいけないのは、自分の知識や経験を振り回さないこと
  • 上に立つものは何事にも裏の裏まで見透かしていることが大切
  • 人を使うにも使われるにも、常にその周囲の人々と同和することが大切
 
5. 平凡人の成功法
  • その仕事に全身全力を打ち込んでかかり、日々のつとめが面白くてたまらないところまでくれば、立派な職業の道楽化である
  • 本当に勉強し、本当に実力を養うもののためには、進むべき門戸はいつも開かれている
  • 一時に一箇所に向けられた努力が大切で、精力の二分三分は避ける
 
感想:
  • 読みやすさ:7
    • 文体は少し硬いが、話の内容自体は理解しやすいものであった
  • おもしろさ:7
    • 再現性が高いゆえに面白いものではなかった
  • 役に立つか:9
    • 仕事・人生・投資など、とても多岐に渡って役立つ本であると感じた
 
実行に移すこと:
まずは今の生活をひとつひとつ全力で生きること
 
以上です。また書きます。