今年は「借りる」側が有利 | 「不動産コンサルの毎日」BLOG

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SUUMOジャーナルに、今年は「借りる側」が有利?」 って記事が出ていました。

賃貸の借り手市場は、いまに始まったことでは無いのですが、ますます拍車がかかっているように感じます。ここ数年、「礼金0」「敷金0」「仲介料0」「フリーレント」などの初期契約金を抑えた募集方法も、既に珍しくなくなってきました。

また、人気設備の導入やインターネット接続無料なども、訴求効果が薄れてきています。それでも、新築賃貸住宅の建築はまだまだ増え続けているのですから、築10年位の物件でも、いや新築物件でも、埋まらないなんてことも、最近良く目にします。

▶以前の記事 「新築でも決まらない...」


結果的に、なかなか決まらなかった物件が決まった要因では、「大幅に家賃を下げた」が多いです。「多少」ではありません。「お・お・は・ば」にです。今までの常識の範囲を超える劇的な価格変化が起きているような気がします。



先日の当社資産活用セミナーでのオーナー様アンケートの結果です。「空室対策で効果的だと考えるものは?」の質問に対して、オーナー側の回答1位が、「大幅に家賃を下げるを選択しているのは、以外でしたね。

また、「仲介料オーナー負担(入居者0)」も、同率で1位でした。


この繁忙期は、我々もリノベやバリューアップ、設備改善より先に、価格改定をオーナーに進言して回っています。中には、築数年の物件で1万円以上、大幅に下げたものもありますけど、オーナー様は早々に決まって満足していただいています。

やはり、今年の繁忙期は「借りる側」が有利に拍車がかかっているのかのしれません。


おしまい


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