【不動産セミナー】レポート 最終回です。
過去記事はこちら------------------------------
【不動産セミナー】 レポート「資産活用セミナー」PART1
～2012年キーワードから読む～
【不動産セミナー】 レポート「資産活用セミナー」PART2
～大増税時代にどう備えるべきか～【税務編】
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リクルートSUUMO賃貸の担当者である 内山遼子氏に、横浜・横須賀エリアのマーケット状況と、賃貸住宅に関するカスタマー評価と【消費者ニーズキーワード】のお話をしていただきました。
特に、興味深かったのは【消費者キーワード】
①家ナカ消費
②時間解放
③プチ贅沢・サプライズ
④カスタマイズ
今までのセミナーの視点は、リニューアル（リノベ）、空室対策、人気設備などがメインのお話が多かったですが、今回は視点変えて、世の中全体の
消費傾向から、何がトレンドなのか？を考察しながら、賃貸住宅における「次の一手」を考えてみます。特に、興味深かった①家ナカ消費②時間解放についてご紹介します。
①家ナカ消費
NRI「生活者１万人アンケート調査」による【余暇に行う趣味・スポーツ活動】調査によると、
「非日常的レジャーが減る中で、自宅レジャーが増加している。」旅行、ゴルフ、スキー、ドライブ等の非日常的なもの減少傾向にある中、家で出来る【パソコン】【ゲーム】【DVD鑑賞】などは伸びている。家でパソコンをして余暇を過ごすという人は、２０００年に比べると、２．３倍も増えています。
今では、家にいながらAMAZONで本やDVDを買い、TUTAYAでDVDをレンタルしてみたり、ZOZOTOWNで洋服を買い、YouTubeで動画を見たり、またブログ、FACEBOOK、ツイッターなどのSNSで友達を増やしたりしています。
余暇を家で過ごす。＝「家」にいる時間が長い。だから、ネット環境の整備だったり、WiFi環境なども整っていることを望む傾向にあるのかな...という傾向が見えてきます。また、家にいることで、電気代の倹約意識もあるようで、エアコンも低消費電力のものであっあり、LED照明にしたりと、「倹約志向」も最近の傾向として見てとれるそうです。
②時間解放
タイトルからだと読みよりにくいですが、簡単に言うと「時間が無い」「時間を短縮したい」「時間の縛りにとらわれない」といったところです。
表は、「男女共同参画白書 H２１年版」による「男性雇用者と無業の妻からなる世帯」と「雇用者の共働き世帯」のデータでみると、平成９年あたりから【共働き世帯】が逆転し、平成２０年では、１，０１１万世帯が共働き世帯になり、その差は年々広がっていることが分かります。
ここでキーワードになるのが「時間の縛り」からの解放
以下、インターネット調査の「次に住みかえるとしたら欲しい設備」ランキング
平日の日中は家にいることがほとんど無い為、朝のゴミだしや宅配の受け取りをしてもらう時間からの「解放」を望む、「２４時間ゴミ出し可能」「宅配BOX」が上位に来ています。これは、家ナカでインターネットで注文した商品の受け取りに繋がってきます。
【ファミリー世帯】--------
同様であることに加えて、４位に追いだき機能、８位に浴室乾燥機などが入っています。これは、共働き世帯が増えて、同時にお風呂に入れるタイミングが少ないこと、洗濯は日中に出来ないために、夜にやって浴室乾燥機で乾かしたいという希望。家事業務にとらわれる時間からの解放を望むということです。
このような消費傾向を踏まえて、賃貸住宅の入居促進を考えないといけない。ただ、人気の設備だからと導入しても、消費者のニーズ、トレンドを無視したものでは効果は薄いのです。
これらを踏まえて、③プチ贅沢感を出す部屋創り、④入居者が自由にカスタマイズ（いじれる）
できる部屋などが「次の一手」として有効であり、トレンドになってくると思います。
より詳しくお聞きになりたい方は、お気軽にお問い合わせください。
【今後のイベント予定のお知らせ】-------------------------
２月１８，１９日 「狭小地（１６坪）を活用した賃貸住宅見学会」横浜市磯子区杉田４丁目
３月１７，１８日 「戸建賃貸 FELIZ」完成披露会 横須賀市馬堀町
４月８日 「資産活用セミナー」OWNER'S STYLE主催 横浜駅東口会場（予定）
・相続、遺言 （エンディング・ノートの使い方）
・横浜エリア マーケット、トレンド
・不動産活用の「選択肢」
５月下旬 よこはま賃貸経営道場開校 （全５回シリーズ） 京急上大岡駅会場（予定）
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