はい、ではそろそろ礼真琴さんは宝塚をご卒業されたのだという事実を受け入れて
記事を進めたいと思います(笑)
8月頭の楽しかった思い出をサクッと
↑再び東京宝塚劇場まで遠征でした。
行きは楽しみだった「JR東海 新幹線推し旅ツアー」にて。
お隣の方と時々会話を楽しみつつ、車内放送のこっちゃんの話や、一緒に乗車してくれているなこちゃん(元星組トップ娘役の舞空瞳さん)や、ぴーすけ(天華えまさん)が各車両に来てくれるイベント等を楽しみながら東京へ向かいました。
全員星組ファンで行くオタクツアーなんてそうそう体験できないと思うので、本当にイベント自体が楽しかったです
↑お席はこちら。
後からチケットが取れた割には?意外と良い席でした。視界も良好♪
元々出てきたのが2階S席ゾーンだったので2階なのはもちろん想定内です。何なら私的にはもっと後ろかと思っていました
1幕「阿修羅城の瞳」
オレキザキ(輝咲玲央さん)のアドリブは手を広げて
「とととととと・・・東海ーーー♪」
と、やっぱり東海ネタ(笑)
「東海ー♪そうかいー??」
とこっちゃん(礼真琴さん)を追いかけ回す俵蔵さんこっちゃん何か言っていた気がするけれど、さすがにこれだけ期間が開くと思い出せず
南北一座のシーンもやはり新幹線ネタでした。
南北先生「みんなでこのまま旅行でも行くか!」
出門「いぃーですねぇー!!」
と盛り上がったところで、南北先生の合図でみんなが縦に並びます。
「乗り遅れないようにお急ぎくださーい!」という声掛けに恐らくアドリブを知らされていないこっちゃん出門が一番後ろに並ぼうとしたら先生にガシッと掴まれて、
「出門は運転手!!」
と先頭に。
縦に並んだあとはセンターから上手側にみんなでシュッシュッポッポ♪と移動してセンターに戻っていましたが、途中からこっちゃんだけめちゃ高速で走るので後ろのメンバーは置いてけぼりなのが面白かったです。
後ろが特急列車で先頭のこっちゃんだけさすが新幹線!な高速仕様のスピードでした(笑)
賀茂一族は賀茂白丞役のかぶちゃん(朝水りょうさん)は普通にセリフを言ったのですが、南雀役のさきっぽ(蒼舞咲歩さん)が杓子をマイクのように持ち、突然
「Ladies and gentlemen, we will soon make a brief stop at Hibiya.」
と新幹線の車内アナウンス風に流暢な英語を披露。しかも言い方とかすごく似てる(笑)
思わず声が漏れて客席から少し顔を隠すようにして笑うこっちゃんその後もペラペラとアナウンスは続き、言い終わりにはドヤ顔の南雀さん(笑)
そこへ冷たく視線を送る桜姫役のうたち(詩ちづるさん)から放たれる
「ここはもう、日比谷です」
のツッコミの切れ味よ去り際には
「出門さまと旅に出るのが私の夢・・・」
なんて心の声も(笑)
ハーッハッハ!の親子での高笑いもシュッシュッポッポ×2、ポッポーー!!なんてアドリブまでありまして、本当に東京はアドリブ祭りですね。
鬼御門に登場した上手側の巫女ちゃん達は笑死に敬礼ポーズを教わって一緒に仲良くやっていたし、下手側でも何人かは敬礼ポーズで遊んでいました。
・・・しかーし!もう終わりの見えて来た東京公演
少し前に遠征した時からまたしても熱量が上がり、見ていてふと寂しさが込み上げる時がありました。
特に印象的だったのは、愛は鉄砲ソングでうたちが歌っている時に一緒になって踊る面々の中でさきっぽが振りの中で出門に少し近づく、離れる、振り返ってジトリと見やる、みたいな時の嫉妬に満ちたお顔が好きで毎回こっちゃんとさきっぽを両方見るのですが、この日初めて近づいた時にウルウルしたお顔になっていてビックリ
しかもその先も離れて、ジトリ、じゃなくて離れて振り返ってから←こんなお顔で出門のことを見ていたから「あ、もうすぐ大千秋楽か」なんて私が思ったり。
1幕では特に闇のつばき役のありちゃん(暁千星さん)の迫力がすごくて、役の感情の起伏が全て詰まった銀橋のソロは圧巻でした。
歌の中で阿修羅王に変貌していくのが分かって、愛情と宿命の痛ましさが伝わります。何度か観劇した中でこの日のありちゃんが一番好きだったなぁ。
こっちゃん出門も良い感じに力が抜けていてそれが色気になって←私はこんな感じで観てました(笑)
最終決戦での言葉の応酬はどちらも楽しそうで
「天に燃えるは人の都、その炎よりもまだ熱い、この血の滾り・・・鎮めてくださいますか?あなたの腕で」
「もちろんだ、手練手管でいかせてやるよ・・・あの世へな」
大階段と舞台の位置から見つめ合う2人は音楽の静けさも相まって
魂の口説き文句vs鬼の殺し文句
みたいな壮絶なバチバチ具合がとっても素敵でした。こっちゃんよりもありちゃんの方がその日によって言い方や間合いが変わって表情にもそれが出るので楽しいです。
ここどう考えても両思いの告白タイムだなぁっていつも思うのですが。
つばきのあの言葉は「人の世の熱狂よりも、自分の中の鬼の血の熱さの方が勝っていて、それは貴方しか鎮められない」ってことですよね?
なんて挑発的な愛と呪いの告白(笑)
それに対する出門の「もちろんだ」の第一声の軽さよ
重苦しいはずがチャキチャキな江戸っ子気質覗かせて、「お前は俺が最後まで送ってやるよ」っていう揺るぎない漢気?覚悟?も見えて大好きです。愛と粋のバランスが堪らん
「お前の血・・・美味しゅうございましたぁ!!」
では一旦肩に置いていた左手を奥に回して、右手で出門の着物をキュ・・・っと指でゆっくりと手繰り寄せるような動きが切ない
あそこは完全に阿修羅王ではなくつばきですね。
ここでの2人の熱演が素晴らしく、また桜のシーンからの
「なぁ・・・?つばき」
と言う声がいつにも増して優し過ぎて、ここで泣くことはなかったのに気付けば自分でびっくりするくらいダーーーっと涙が出ました(笑)
しかも驚くことに、あの言葉の瞬間の包まれるような感覚はまだ自分の中に残っていますね。ありちゃんが嬉しそうに振り返る笑顔もキラキラとしていて忘れられない一瞬です。
2幕「エスペラント」
多分1幕で予想外に泣いたので後半は語彙力の低下が凄まじく私が残したメモには
・プロローグのこっちゃんの髪型が正直よく分からんかった
(6.4の分け目で右側のサイドはしっかり後ろに流して、上に髪の毛置いてる?右のもみあげ近い前髪は少しだけ捻ってる)
・極美くんの髪の毛がウェーブさせてあるのがすごく可愛かった!
とありました。今見返したらこっちゃんのはちょっと意味がわからないけど、自分自身の言いたいことはなんとなく伝わる(笑)
多分カッコ良くて記憶に残したいのに語彙力がなくて伝えられないよと過去の私がもがいた結果の「分からんかった」ですね。
そして語彙力が落ちた中でもしっかり極美くんは見てる
そんな2幕ですが、ハッキリ覚えているのはいつも貸切でアドリブを入れるあの部分で、
琴「東海道新幹線限定、伊勢海老味のチップスター」
↑めちゃくちゃ早口滑舌良しで、踊りながらもアドリブ可能時間内に一気に捲し立てて最後はドヤ顔
あり「お い し い」
↑ためて低音ボイスで。
ひとしきり踊った後に
あり「塩味も」
琴「あ る よ」
とまたしても東海道新幹線ネタを(笑)ご機嫌に捌けて行くこっちゃんですが、そのエビ塩味の話は新幹線車内で聞けるあのトーク限定の“ここだけの話”というテーマだったのでは??と思いつつ。
しっかり宣伝する二人がとっても可愛かったのでした。
1幕で感じた通り大千秋楽が近づいているな、と感じるのはやっぱり気持ちがたくさん前に飛んできていて胸に刺さるシーンが多いからなのでしょうか。
こっちゃんの燕尾のソロダンスは東京に来てからはいつも口に何かを入れる仕草の後に苦しそうな表情をするのが大劇場の初めの頃と同じだといつも気になっていたのですが、やっぱりこの日も苦しそう。大劇場では後半は飲み込むと微笑んでいました。
その眉間のシワをガン見しつつ、華麗に舞う姿に感動しつつ
しっかり男役礼真琴の姿を見つめました。
幕が降りた後は半貸切公演ですが、トップスターのご挨拶も。
「本日は推し旅の貸切新幹線でお越しの方が多数いらっしゃいますお楽しみ頂けましたかー??」
私達拍手
「・・・自力で来た皆さんも、楽しんで頂けましたかー??」
拍手
と大劇場と同じく皆に平等に優しいこっちゃん(笑)
そしてまたしても
「先ほどショーで早口で申し立ててしまったのですが東海道新幹線限定の伊勢海老味のチップスターがね、あれが本当ーに美味しいので皆様ぜひ・・・あの、塩味もありますので(笑)」
なんてお菓子の宣伝まで行うこっちゃんでした。
何度も言うけど、あれは新幹線の動画を見た人達とこっちゃん達との秘め事だと思っていたのに(笑)みんなに堂々と伝えるのに笑いました
↑しつこい私はまたしても桃のサンデーを食べました
やはり幕間の作り置いたものより、すぐに食べられる方が桃の香りがして美味しいです
劇場に着いたのが少し遅かったのですがこうして涼むことができて良かった。おかげで汗も落ち着きました。
観劇前後にはお隣の方が話しかけて下さって、「お芝居のありちゃん凄かったですねぇー」なんて盛り上がりました。
終演後は「ショーの礼さんもすごく素敵でしたよね。来週の観劇も楽しんでくださいね」と言って頂き嬉しかったです
観劇後はすぐに新幹線へ。
↑ここも。
↑こっちも。
東京駅に着くとどの売店も伊勢海老味がないorもうすぐ売り切れ状態で、こっちゃんが宣伝するからか(笑)
とニヤニヤしながら帰りました。
↑無事にゲットしたチップスターも入れて記念撮影(笑)
↑新幹線を最後まで満喫したかったので「新幹線弁当」を買って車内で食べました。
・・・このお弁当コロナ禍前も食べたけどかなり値段上がってない??と思ったのですが味は変わらずとても美味しかったです。
次はいよいよサヨナラショー付きの公演です