12月前半はこちらも観劇していました。サクッと感想。そして後半は少し愚痴も載せている為見たくない方は戻るボタンを押してくださいパー




SONG WRITERS


ストーリー 


1976年、アメリカ。自信過剰な作詞家のエディ・レイク(屋良朝幸)と、気弱な作曲家のピーター・フォックス(中川晃教)の幼馴染の二人は、いつか自分たちの作ったミュージカルがブロードウェイで上演され、成功することを夢見て、作詞作曲に励んでいる。

そんなある日、音楽出版社のディレクター、ニック・クロフォード(武田真治)がやって来る。二人の曲をボスが気に入ったというのだ。ただし契約には、今書きかけのミュージカルを一年以内に完成させること、そしてそのミュージカルに相応しいディーバを見つけることが条件だと言う。

そこへまた来客が。エディが偶然知り合い、その歌声に惚れ込んでしまったというミュージカル女優の卵、マリー・ローレンス(実咲凜音)だ。

謎めいたマリーだったが、ひとたび歌い出すと素晴らしい歌声を披露してみせる。彼女こそディーバだ! 

一方、ここはエディが書き始めた物語の世界。マフィアのボス、カルロ・ガンビーノ(コング桑田)は、内通者の刑事、ジミー・グラハム(相葉裕樹)のおかげでニューヨーク市警の手から逃れ、手下のベンジャミン・デナーロ(蒼木陣)やアントニオ・バルボア(東島京)らと共に、裏社会のビジネスに広く手を染めている。

クラブ歌手でカルロの情婦でもあるパティ・グレイ(青野紗穂)は、ジミーの元恋人。二年前に突然別れを切り出されたことが腑に落ちず、未だにジミーに心を寄せているのだった…。 

エディの描く物語に、ピーターとマリーは手応えを感じていた。そこへ、ニックが朗報を持ってやって来る。二人のミュージカルに、有名プロデューサーからの投資話が持ち上がり、しかもマリーをこの作品でデビューさせたいというのだ。それを聞いた三人は大喜びする。けれどエディは物語の執筆に支障をきたし始めていた。物語と現実が入り交り、ストーリーが勝手に悲劇へと進んでいく。エディは自身のミュージカルの世界の中に取り残される・・・。

(公式より)


エディ・レイク 屋良朝幸 


ピーター・フォックス 中川晃教 


マリー・ローレンス 実咲凜音 


ジミー・グラハム 相葉裕樹 


パティ・グレイ 青野紗穂 


ベンジャミン・デナーロ 蒼木 陣 


アントニオ・バルボア 東島京 


カルロ・ガンビーノ コング桑田 


ニック・クロフォード 武田真治


大阪公演

森ノ宮ピロティホール

12月7日(土) 12:00&17:00

12月8日(日) 12:00


初演、再演と続き今回が再々演ですが私は初めての観劇でした。初演から評判の良い作品とのことで土曜日も観劇予定でしたが、耳の不調の為(中耳炎)土曜日のチケットは手放すことにあせる

その為1回限りの観劇が大阪の千穐楽でした。


それでも舞台が始まって早速ピアノを弾きながら歌う中川さんの歌声がとっても綺麗で

良かった・・・ちゃんと歌声が届く・・・笑い泣き笑い泣き

と心の中で叫び大感激しながらも表面上は大人しく観ました(笑)聞こえづらかったらショックだなと序盤はドキドキしたけどやっぱり中川さんの歌声は耳によく響いて心に沁みます照れ

クリクリの髪の毛が可愛いピーターはあらすじでは「気弱」ということですが、気弱というよりもいつも一歩引いて周りを見てから行動するような優しさを感じました。

そして控え目で優しいんだけど、天真爛漫過ぎて動きとか言動が小学生みたいになるところも可愛い(笑)この方本当に中身40代??という可愛さ(笑)


エディ役の屋良朝幸さんを舞台で拝見するのは初めてでしたが、ジャニーズJr.時代は有名ですね。確かJr.の中でもアクロバットが得意だと昔何かで見た記憶があります。やっぱりダンスになると俄然目を引く存在でした。

わちゃわちゃするピーターを宥める姿はお兄ちゃんのようおいで


マリー役の実咲凛音さんは大袈裟過ぎる訛りから歌うとガラッと雰囲気が変わるのが流石キラキラ

時々わちゃわちゃする主要メンバーに釣られそうになって奥で笑いをこらえているのが可愛かったです(笑)


ジミー役の相葉裕樹さんは久しぶりに拝見しましたが、歌が更に上手になっていて実は今回の舞台で一番驚きました。

20年近く前に拝見していた時は華奢で声も独特な可愛い感じだったけど、レミゼに出演されてから身体も大きくなって歌声も太く力強くなって目役者さんってすごいですね。

「背が高い・・・あの、出来ればあんまり近くに並ばないでね口笛あせる

と屋良さんにアドリブでスタイルの良さを弄られるのに笑いました。


カルロ役のコングさんは初演から出演を続けているメンバーのお一人なのだとか。

笑いも誘いつつやっぱり声の圧がすごい叫び

猫撫で声と動きにギャップがあってオジサマなのに可愛いんですよね。左右を固めるお二人もギャップと個性の塊でしたOKアクロバットが凄かったです。


ニック役の武田真治さんは登場するとあのポーズを取って拍手が起こります、という規定のような流れがあってそれが宝塚の拍手みたいだなぁと(笑)

基本的に穏やかだけど急にシリアスな表情になるのが裏表があり怖いです。



作品は評判通りとっても楽しいミュージカルでしたが、序盤にエディとピーターとニックの3人で(というか主にピーター??笑)客席の笑いを誘うシーンが何度かあったのですが、初見の私には何が起こっているのかさっぱり分からずえー?あせる



あー多分中川さんの動きが面白いのかな?それとも何か無茶振りをしてるのか??


今屋良さんが言ったセリフはセリフじゃなくて素の発言っぽかったから、それが面白いのかな?


何で武田さんは笑っているんだろう?今困るような振りをされているのかな??



・・・と、とにかく頭の中にハテナがいっぱいでした。何となく面白いことを始めてるのは分かるんだけど、という感じ。

正直に言うと汗多分初見じゃなかったら面白かったのかなぁとか思った時点で一瞬素に戻って初演からの積み重ねを感じてしまったというか。

今回の再々演でも東京公演から続く流れが完全に出来上がっていて、後半になってから自分はそこにお邪魔させてもらっている。という疎外感を感じて、客席の笑いや舞台上のやりとりの意味(何が本当の流れで何が今この瞬間のアドリブなのか)が分からずややストレスになった部分もショック実際後半になってから観ているのでその感覚は正しいのかもですが、役者とリピーター達で盛り上がっていてこちらは置いてきぼり感が強かった。


見ただけで伝わって笑った部分も沢山あるのですが、何か「いつもと違った進行で相手の反応を見ている」っぽいような瞬間は内輪のノリについて行けませんでした。

普段はアドリブ大好きなので今回のような気持ちは初めてですが、もしかしたら自身の耳の聞こえづらさも影響したのかも知れません。


けど本当に作品自体は物語が一気に動き出す瞬間のワクワク感やキャスト同士のチームワークが舞台の一体感とも繋がっていて、最後まで楽しい舞台でした照れ

伏線があちこちに落ちていて実はこの時こうでした・・・なんていうカラクリに後から気づいて繋がっていく、という展開のある舞台はとってもテンションが上がりますね。




↑外部公演では珍しく開演前の写真撮影がOKだったのでこちらをパシャリ。やや後方席でしたが、それが良かったのかよく響いてセリフも聞き取りやすかったですグッ









↑久しぶりの森ノ宮ピロティホールでした。


楽しかったなぁ照れとホクホクしながらの帰宅。


大千穐楽の愛知公演がちょうど100回目の公演だったそうで、愛知では「是非皆様の声で101回目も!」というご挨拶もあったそうなので再々々演の発表が出る日も近いかも知れません。