本当に本当にあっという間だった汗宙組公演から、今度はベルばらの世界へ!

5月後半からは忘れないうちに観劇記録を書くんだグーとせっせと自分なりには頑張っていて、やっと1ヶ月半経過しました(笑)

いつまで続くやらニヒヒ

 

以下思いつくままに。

 

 

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三井住友VISAカード シアター 

宝塚グランドロマン 

『ベルサイユのばら』 

-フェルゼン編-

 ~池田理代子原作「ベルサイユのばら」より~ 

脚本・演出/植田 紳爾 

演出/谷 正純    

 

1974年の初演以来、累計観客動員数500万人を超える宝塚歌劇最大のヒット作として数々の伝説的な舞台を生み出してきた『ベルサイユのばら』。

初演から50周年を迎える2024年、10年振りに宝塚大劇場の舞台に甦ります。少女漫画の歴史を塗り替え、時代や国境を越えて多くの人々から愛され続けるこの作品は、革命の火が燃え上がるフランスを舞台に、二組の恋人達の許されざる恋を描いた物語。

宝塚歌劇ではこれまで様々なバージョンを上演して参りましたが、この度は「フェルゼン編」として、50周年の記念すべき年を飾る『ベルサイユのばら』の華麗なる世界をお届け致します。    

(公式より)

 

 

ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン  彩風 咲奈 

(スウェーデンの伯爵)
 

マリー・アントワネット  夢白 あや

(フランス国王ルイ16世の妃)

 

オスカル  朝美 絢

(男装の王妃付き近衛隊隊長)
 

 

 

今回プログラムを買い忘れてしまった為、キャストは省略。

 

実は映像を含めて一度も観劇したことがありませんあせる

たしか2014年だったか、梅芸のチラシを見て宝塚劇場以外でも公演があるのかひらめき電球と知ったベルばら。

「宝塚=ベルばらって感じだから1回は観てみたいね」

なんて友人と話をしていたらその気になって「よし、行こう!」とチケットを取ろうとして友人諸共散った記憶があります(笑)その頃は宝塚を観たことが無く、「フェルゼンとマリーアントワネットってことは、これは本編じゃないの?」くらいの感覚でした。

 

それから数年後に宝塚歌劇の初観劇を終えて色んな作品に興味を持つ過程でやっぱり気になったベルばら。

漫画は中学生の頃に読んでいたので舞台も録画して何度か観ようとは思ったのですが・・・どうしてもセリフがドラマチック過ぎることに意識が行ってしまい映像で見ていると恥ずかしくなりまして途中で断念したきりでした滝汗

 

なので今回ちゃんと観られるだろうか汗とドキドキしながらの観劇でしたが!そこはやはり宝塚キラキラキラキラ

 

生で拝見するとセリフの古風さや耽美な世界観にも次第に馴染んで最後まで楽しく拝見することが出来ました。

むしろ最初のイメージから考えると観劇後の満足感に自分でも驚いたくらいです。やっぱりこのベルサイユのばらと宝塚の組み合わせはすごいんですね拍手さすが50年続く作品です。

 

衣装の豪華さも煌びやかな舞台セットもテンションが上がりました。

薔薇の花びらの中からフェルゼンとマリー・アントワネットが出てきて舞い踊る所とか、本当に宝塚じゃないとこんなに甘い雰囲気は出ないと思います。薔薇というかチューリップチューリップみたいな縦長フォルムが舞台奥で謎の存在感を出しているからちょっと笑いそうになったけれども(笑)しかも手動で開くのね。

 

プロローグから早速デュエットダンス?というくらい甘い雰囲気でトップコンビが踊り出して、宝塚観てるわ~ラブという実感というか満足感が1幕も2幕もふとした瞬間に湧き上がることが多かったですね。

今現在公演が行われている“ベルサイユのばら”を観ているのに、歴代こうして舞台を観てきたファンが同じことを感じて宝塚を愛して来たのだろうな・・・と時々この作品自体の歴史やファンの興奮を追体験しているような不思議な気持ちにもなりました。

 

確か初めて宝塚での上演が決まった時に原作ファンから演出家の先生宛に剃刀付きの中止を求める手紙が送られて来たりとなかなか反対意見もあったようですが、そんなファンもきっと宝塚の舞台を観て気持ちが変わったんだろうな、とか色々考えちゃって帰りは頭の中が忙しかったですあせる

 

 

フェルゼン役の彩風咲奈さん

あのカッコ良い衣装とは正反対の可愛いお人形を左手にそっと抱える姿と切ない歌声。もうプロローグから好きでしたラブ

少し前に宝塚の過去のニュースで放送していた壮一帆さんの舞台では人形を持っていなかった記憶があるのでここから既に演出が違うんですね。

足のながーーーーいフェルゼン様の耽美な動きにトキメキつつ大事に抱えたお人形の左手が咲ちゃんの腕に添えられるみたいな形になっていたのが可愛かったです(笑)

フェルゼン、マリー・アントワネット、オスカルが舞台に並んだ背景に原作絵の人物が重なるように描かれていて三人のハマり具合が素敵でした。咲ちゃんだけ原作と髪型が違うけどキリっとした表情がオスカルのようでもあってOK

普通に現代の感覚で見たらマダムのツバメ(by 1789)とかサイテー・・・なのに咲ちゃんのフェルゼンはカッコ良かったです。

1幕最後はまさかの客席降りで「ハッ!!」という掛け声の後にマントを翻した咲ちゃんフェルゼンが銀橋から客席内に降り立った時のざわめきと客席内の慌てふためいた歓声というか興奮はすごかったですね爆  笑!!客席内からの国外逃亡にめちゃくちゃ驚いて私も危うく2階席から立って下を覗き込みそうになりました。実際背筋伸ばして覗いている人多かったような。

確か漫画で観た時はフェルゼンがそんなにカッコ良かった記憶はないのですがこれが宝塚マジックなのでしょうか(笑)

 


マリー・アントワネット役の夢白あやさん

夢白さんの演じるアントワネットが私の想像通り過ぎるアントワネットでそれがとっても良かったです。

少し大層に聞こえるセリフも上手だったので違和感もなく、ゆーちゃんさん(汝鳥伶さん)とのお人形エピソードがどちらの視点から聞いても切ない泣くうさぎ

2幕のスープをひとさじ飲む時とか客席も固唾を呑んで見守りたくなるくらい弱々しくセリフを話す姿や涙を流しながらフェルゼンに別れを告げる夢白マリーの王妃としての覚悟も印象的でした。
 

 

オスカル役の朝美絢さん

あくまでオスカルは女性という事で普段の男役の時よりも話す声が高いですね。それが鼻に掛かって時々とても甲高く聞こえたのですが、漫画の世界観そのものなあーさ(朝美絢さん)のオスカル様は大変見眼麗しかったですOK

出番は少ないけどやっぱりオスカルはこの作品の華なので少ない登場シーンの中でもバスティーユがカッコ良かったし、あーさオスカルが時々フェルゼンに向ける視線も好きでした。

ただ劇場でオスカルを観たのは今回が初めてだったので2階席からだとオスカルの金髪の生え際が所々黒く見えたのが残念に感じてしまい汗これは他の方が演じるオスカルもそうだったのでしょうか。生え際も全部地毛っぽくちゃんと金色が良いなぁと思います。

 

 

今回は専科の方が4名も出演されていますが、星組でよく拝見していた万里柚美さんのモンゼット夫人が大変美しくてその髪の毛は自前ですか?と聞きたくなるレベルでした。そしてなによりオスカル担強火が過ぎて笑いが笑い泣き

「オスカル様の方が良いでしょ?そうでしょ?」

と客席を煽るのが面白くてたくさん拍手しました拍手拍手

去り際もオスカルに大接近し過ぎて最後まで引きずられて捌けて行くのが面白かったし、対抗するフェルゼン派のシッシーナ夫人のあんこ(杏野このみさん)もなかなかにキャラが濃くて次に観に行く時が楽しみです。

 

ゆーちゃんさんはメルシー伯爵のお芝居に泣かされそうになるし、他の作品でも専科の中で咲ちゃんとのお芝居が特に多かったイメージなので二人のシーンが好きでした。

 

あがちん(縣千さん)はアンドレの恰好がとても似合っていて特に横顔が綺麗ですキラキラオスカルとアンドレは意外と役替わり公演にしてもどちらVerも人気が出そうですね。オスカルなあがちんやアンドレなあーさも観てみたいです。

それからあがちんがあの有名なセリフである「千の誓いが欲しいのか」と自身の芸名を言うのが面白いなと思ったりにひひ

 

そうそう、はばまい(音彩唯さん)は今回かなり目立つ大きな役でその怪演ぶりに星組のくらっち(有沙瞳さん)や花組の音くり(音くり寿さん)を思い出しました。
 

 

 

ベルばらは本編が終わってから2番手のフィナーレ歌唱はないのか・・・と驚いたのですが、いきなり大人数のロケットから始まって真っ赤な羽根を背負った咲ちゃんが階段下りをしてから一緒に踊る事にも驚きました。

合間には羽根を背負ったままクルリと舞台奥で並んで踊る組子を見て微笑む姿もあって苦悩のフェルゼンからいつもの咲ちゃんの表情になって可愛かったです。

今回フィナーレは本当に驚くことが多かったけどまず1番驚いたのが咲ちゃんが羽根を背負って下りてきてからは最後まで捌けないことびっくり!!

 

ロケットの後は下級生達が下ろした羽根を持って捌けて、白い衣装の咲ちゃんが再び歌って踊っていました。最初に男役が集まって群舞をしてから娘役がクロスしながら登場して今度は娘役達と踊って・・・ここから記憶が曖昧ですが両手をクルクルさせながら銀橋を渡る咲ちゃんを見てよくある宝塚の振りだけどこんなに早く動かして銀橋を渡るのは初めて見たかもと思った事はよく覚えています。

それから奥で背中を向けて衣装を羽織る時に衣装とハンカチを持って来てくれた下級生に咲ちゃんが恐らく首を傾げて笑い掛けて、その下級生も弾けるような笑顔を見せていた事でした。下級生に詳しくないので誰なのかはっきりとは分かりませんが、えんりこ(苑利香輝さん)だったような。

 

ひまりちゃん(野々花ひまりさん)とはばまい(音彩唯さん)が咲ちゃんと踊ったり退団者全員がセンターに出て踊るシーンも有り、退団者シーンと気づいてから段々と拍手が伝染するように2階席まで届いたのが感動でした。

それから銀橋に立つ咲ちゃんに向けてセラビ・アデューをアカペラで歌う組子達とキラキラ笑顔で客席中を見渡す咲ちゃんの様子はサヨナラショーのようで、舞台に戻ってからも一人イキイキと踊る姿がとってもカッコ良かったです。

1本物で退団するスターさんが最後にソロで踊るシーンは定番となっていますが、咲ちゃんのフィナーレはまた違った演出になっていてそれも素敵でした。花組の柚香さんの時にも同じことを感じたけど、やっぱりショースタータイプの方のここぞ!という時のキラキラとした輝きは本当に観ていて心が舞い上がりました照れ

咲ちゃんだけが白い衣装で、大階段から下りて来たあーさと夢白さんが揃いの衣装というのもこれからの引継ぎという感じで良かったです。あーさはフィナーレも鬘でしょうか。まだオスカルの香りがしていつもと違う雰囲気が新鮮でした。

 

 

そして最後に誰もいない中で階段下りを一人で行う咲ちゃんに対して、男役が客席から舞台上にやってくる最後の演出もびっくり。この時2階席からは1階席下手側でとっても楽しそうにお客さんに手拍子指導をするあがちんがよく見えていました(笑)ノリノリで手拍子をしているあがちんと指揮者の佐々田先生が面白くてガン見目

 

その前のパレードの階段下りは

エトワール 夢白さん

→はばまい、すわっち(諏訪さきさん)

→かせきょー(華世京さん)、ひまりちゃん

→あがちん

→悠真倫さん

→あーさ

→咲ちゃん
でした。

スチールは一人平民だけど最後に煌びやかなドレスで階段下りするひまりちゃんがとっても綺麗でした。

 

 

というか、ベルばらって衣装が全員豪華だから余計に特別感が出るというか輪っかのドレスがいっぱいで舞台上がいつもより窮屈そうに見えるのがまた良いですねキラキラ

特に輪っかの夢白さんの隣で身を寄せ合うような距離で並んでいる咲ちゃんとあーさが可愛かったです(笑)

 

初日のご挨拶では「この作品を待ってくださっていたお客様の心に愛が届きますように心を込めて演じます」というようなニュアンスで咲ちゃんがお話してくれていたのですが、昨年のドイルが大劇場での期間が短かったことも思うと咲ちゃんたち自身を待っていた人も多いんだろうなぁなんて感じた初日の雰囲気でした。

咲ちゃんの挨拶がとっても素敵だったので月曜日の宝塚ニュースが楽しみです。

 

何度目かのカテコでは「ずっとドキドキしていました」とベルばら再演のプレッシャーを感じていた事と「私もこの作品で宝塚に入りたいと思った一人です」というお話もあり最後まで温かなカーテンコールでした。

 

 

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毎度楽しみにしている公演メニュー♪

 

 

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↑公演特別メニューセット 1,500円

 

 

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↑スターバスケット 彩風Ver 1、000円

 

 

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↑公演デザート シルキーローズ 500円

 

公演セットは、最初はメインの底にピラフが敷き詰められているのかと思ったらクスクスという事にビックリ。

世界最小のパスタらしい・・・という知識はありましたが、食べたのは初めてでした。薔薇が乗ったタルトカップが作品にちなんでいて可愛いラブ

 

バスケットは個人的にはいつかの「みかんの咲き咲きサンド」再来を期待していたのでじゃこカツサンドと知ってちょっぴり残念キョロキョロ

でもじゃこカツも食べると美味しいから大好きです(笑)

 

デザートもバラのゼリーで口の中がさっぱりしますね。

 

 

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↑公演カクテルも飲みました♪

私はアップル系のノンカクテルを。甘くて美味しい~ラブカクテルはバラの香りがとっても強めで好みが分かれるかも。

 

 

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↑公演のお菓子は帰りにはすべて売り切れでした。

今回は咲ちゃんの出身地である愛媛県大洲市にちなんで栗のお菓子メインだったので、これは職場の栗好きさんへおいで

 

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↑キャトルではプログラムを買い忘れてしまいましたが、今作のクリアファイルとポストカードは購入できました。宙組公演の時は袋の色味が薄い菫色に変わっても元の色が近いからあまり気にしなかったけど・・・これはもしや組ごとに色が変わる特別仕様??今回は雪組カラーの袋になっていました。

 

 

 

 

 

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↑本日はB席から。

今日は初日ということもあってか?プロローグで小公子のマイクトラブルがあったり、2階の客席側にスタッフのマイク音?のようなものが聞こえてきたりと、別の意味でこちらもドキドキの観劇でした。

 

なんならフェルゼンがカッコ良く鞭を操り走る馬車のシーンも後ろの小窓を支えるスタッフの手が途中まで見えていたり、せり上がる所も「もっと上げて~!」なんてスタッフのマイク声が聞こえて来たり(笑)あなた誰~汗

普段と変わらない準備期間のはずですが、セットの仕掛けが多いから大変なのでしょうか。

 

マイクトラブルは最後までニコニコと歌い切ったのりぴこと紀城ゆりやさん見事でしたキラキラ新人公演も楽しみにしています。

 

 

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↑公演後に劇場を出るとちょうど遠くの方で走る阪急電車が見えました。

 

 

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翌日は七夕。

無事に公演を終えることが出来ますように・・・と私も願い事を書いてから帰りました。