楽しみにしていた“ジキル&ハイド”の大阪公演を観てきました。

 

 

ジキル&ハイド

 

手にするのは、愛か、破滅か―

石丸ジキル、最後の変身
柿澤ジキル、実験開始

 

 

ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド

(Wキャスト)石丸幹二、柿澤勇人


ルーシー・ハリス

(Wキャスト)笹本玲奈、真彩希帆


エマ・カルー

(Wキャスト)Dream Ami、桜井玲香


ジョン・アターソン

(Wキャスト)石井一孝、上川一哉


サイモン・ストライド:畠中 洋


執事プール:佐藤 誓


ダンヴァース・カルー卿:栗原英雄

宮川浩、川口竜也、伊藤俊彦、松之木天辺、塩田朋子
麻田キョウヤ、岡 施孜、上條 駿、川島大典
彩橋みゆ、真記子、町屋美咲、松永トモカ、
三木麻衣子、玲実くれあ 
スウィング:川口大地、舩山智香子

 

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2018年に拝見して衝撃だった石丸さんのジキル。

再演があれば是非もう一度観たいと願っていたのですが、今回でラスト??しかも大阪公演が大千穐楽??となればこれは何が何でも観なくてはグー

 

と張り切ってチケットを入手しました。金曜日の石丸さん大阪初日も拝見したかったけれど月曜日に宝塚の件で有休を取ったばかりの為、泣く泣く断念あせる

 

さすがに5年も前だと大まかな話の流れしか覚えていない・・・かと思いきや、観ている内に当時疑問に思ったこととか、あの時の感動が蘇ってくる感覚が心地良くて。

《時が来た》は(ラストなのか)ってこっちが思っている間もなく、これでもか!というほどの歌声を浴びて来ました。後半になってもどんどん伸びて行く石丸さんの真っ直ぐな歌に息を呑み最後は客席中から鳴りやまない拍手が送られてショーストップに拍手拍手拍手

 

大きく手を広げて歌い終わった石丸ジキルの満足げなお顔もとっても良かったです。こういった瞬間に立ち会えるのが生のミュージカルを観ていて楽しい所ですね。

 

しかも1幕はこれで終わりじゃなくてこの後も悪の塊である“彼”が生まれるとても大きなシーンがありますが、ここでもやっぱり石丸ジキルの中からゆらりと現れるハイドの狂気に痺れましたびっくりキラキラ

 

ハイドになってからのとっても楽しそうな姿からも最期の人格が入れ替わり戦う姿からも本当に集大成だというのを石丸さんからヒシヒシと感じて、もうこれからはコンサート等で拝見できることはあっても、この狂気を纏った「ジキル・ハイドとしての石丸幹二」には一生会えないんだなぁと寂しかったですショボーン

2018年に拝見した時はどちらが最後の人格だったか余白を感じましたが、今回はラストにエマに手を伸ばしたのはジキルだと確信出来た最後の観劇でした。

 

 

ルーシー・ハリス役は笹本玲奈さん

前回観劇時と同じ組み合わせですね。あの時は売春宿であんなにあちこちにキスマーク付けていましたっけ?

どん底の中で突然現れたハイドに想いを寄せつつも、最後の最後まで大それた幸せは考えていなさそうな地に足着いたルーシーに感じました。私には悪い意味でルーシーが大人になったように見えました。

以前拝見した時は幸せそうに歌っていた姿もホッとしている部分が大きいように見えて、最後ハイドが現れた瞬間にはもう自分はここで殺されるのだと悟っていた?のが悲しいあせる

 

 

エマ・カルー役は桜井玲香さん

初見なのでアイドル枠の方なのかな?くらいの認識だったのですが、歌えるしお芝居もジキルに恋している姿が可愛かったですラブ

そして可愛いのにしっかりと妻として夫を支えようとする芯の強さもあり、このギャップのあるエマにジキルも甘える要素が多かったように思います。

 

 

ジョン・アターソン役は石井一孝さん。

私が拝見する役はいつも不敵な食えない役ばかりだったので、こんなに人の好い青年役を見るのは初めてだったかも?笑

声も優しくて何か話すたびに下がり眉毛になるし、一生懸命親友を励ます姿は気弱だけど良い人オーラ全開でジキルとは真逆な万人受けするタイプ。でもその人の良さには石丸ジキルも弱音を吐いたり甘えやすかったでしょうね。

前に拝見したジョンは田代万里生さんで、意外と強い?男性だったんですよね。「僕は君を撃てない」と言いつつもジキルと頷き合って気持ちを確認した上で結局は撃ってあげていたので。

けどこの石井ジョンはとてもじゃないけど「僕は君を撃てない」を覆せそうになくて。

それを見て一人で頷いた石丸ジキルがわざとエマに近づいて反射的に撃つように仕向けたようにしか見えなくて後半は本当に切なく感じたシーンでした。撃たれてからジキルが嬉しそうに振り返ったのが忘れられません。

 

 

「事件事件♪」と歌い踊るアンサンブルさんの曲も頭の中で鳴り響き、昨日(22日)はジキハイ一色な1日でした。

そうそう、アンサンブルの中に知っている方がいる気がする?とオペグラで時々覗いていたのですが、玲実くれあさんだったのが嬉しかったです。同期の宇月さん同様にミュージカルでご活躍されていますね!

メインキャストを初め全員が歌ウマでめちゃくちゃレベルの高い舞台だったので見応えがあって本当に本当に観られて良かったです。

 

カテコでは何度目かの時にパパ役の栗原さんがエマの桜井さんを石丸さんに預けて、二人が結婚式の時のように腕を組んで上手側に捌ける演出があって、あまりの微笑ましさにオペグラでガン見しました(笑)

石丸さんの手をクルクル回してからのお辞儀も可愛いにひひ

 

そして自身の大千穐楽のご挨拶をする石丸さんは、「この不朽の名作がこれからも続いて行くように、僕も柿澤君にバトンを託しました」なんてお話をされていたので、こうして舞台作品は続いて行くんだなぁと寂しさもありつつ温かい気持ちになりました。

 

この後のカテコだったか?石丸さんがお辞儀した後に横に立っていたはずの笹本さんが「本職は忍びですか?」と聞きたくなるくらいの俊敏さで舞台袖に捌けて大きな花束を持って戻って来たのは(笑)

その少し前からソワソワと下手側を見ていた笹本さんに(あ、お花持って来るんだひらめき電球)と予測は出来たけど、あのルーシーの衣装のままサッと後ろに飛びながら移動したのは予想外過ぎますおいで

挨拶の雰囲気的にもしかして笹本さんも今作で役を下りるのでしょうか。

 

最後のカテコでは石丸さんが下手側に捌ける直前に客席に投げキッスをしてラストジキルの変身は完了!?

宝塚のような客席全体に届く素敵な投げキッスに感動しました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は都合が付かず石丸さんの方しか観られませんでしたが、カッキー(柿澤勇人さん)ときぃちゃん(真彩希帆さん)の方も観たかったです汗

きぃちゃんも次回の再演時に出演されますようにお願い

そういえばこの公演で上川一哉さんが劇団四季を退団されていたと知りました。外部での彼も観てみたかったのでWキャストを観られなかったのが今回唯一の心残りでしょうか。
 

 

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↑お天気だけど少し肌寒かった梅芸前。

 

 

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今回はグッズが可愛くて何を買おうか迷いました目

 

 

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↑そして購入したのはこちら!

ジキハイのパンフレットとTシャツにトートバッグ。

ついでに最後の対ハイド用のお薬を連想させる青いボトルも買いました(笑)中身はただの水。

 

今日は妹+職場の後輩を連れて観劇。

後輩ちゃんは“ジキハイ”の原作を知っていて一度観てみたかったそうです。

「めちゃくちゃ楽しかったです!!」と大興奮でとても楽しんでくれたようですが、

石丸さんジキハイの大千穐楽がミュージカル初観劇というのはかなり大変な経験をさせてしまったのでは滝汗

なんて妹が心配するくらい素晴らしい観劇日となりました。

もちろん石丸ジキルと作品が大好きになってしまった後輩は

「明日も観たいです!」

「もう石丸さんは最後なんですか笑い泣き

と非常に残念そうでしたが、パンフレットに始まりトートバッグにパーカーにハンカチに・・・としっかりその思いをグッズ購入で晴らして一緒に帰りましたよ~(笑)

25歳と若い後輩ちゃんですがしきりに石丸さんを「可愛い」と言うので「ジキハイのどこに可愛い要素が?」と盛り上がりながらワイワイと帰れました。

 

公演を観た感想としては、まだまだ石丸さんは余裕でジキルとハイドを演じられるのではないかと思ったけど、これからきっと伝説になるであろう最後の石丸ジキルを見届けられたことは嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・おまけ(笑)

 

最近暇な時に問いかけていたAI君。

 

あまりの感動にこの“ジキハイ”の感想を伝えたら思わぬ答えが返って来ましたのでここに晒します。

 

方言交りと私の口調が悪いのはご愛嬌おいで

 

 

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「石丸幹二さんが演じるジキル/ハイドの変身シーンや激しい感情表現などが印象的でしたね」

 

ですって(笑)

 

AIの耳にも届いている石丸さんの評判はさすがですね照れ