宙組公演の本来の公演期間は2月5日(土)~3月14日(月)。

 

今回も初日のチケットを持っていたのですが、残念ながらコロナの影響で公演の延期は続きあせるようやく初日を迎えたのは2月28日(月)でした。

 

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『NEVER SAY GOODBYE』 

-ある愛の軌跡- 

作・演出/小池 修一郎 

作曲/フランク・ワイルドホーン 

 

「ジキル&ハイド」「THE SCARLET PIMPERNEL」等の世界的大ヒットミュージカルの作曲家フランク・ワイルドホーン氏と、作・演出の小池修一郎とのコラボレーションにより、2006年に宙組で上演された『NEVER SAY GOODBYE』—ある愛の軌跡—。

読売演劇大賞優秀作品賞と共に、小池修一郎が文部科学大臣賞を受賞した傑作ミュージカルが、16年の時を経て再び宝塚歌劇の舞台に登場致します。

 この公演で初舞台を踏んだ真風涼帆は、今や宙組トップスターとして充実の時を迎え、満を持して再演に挑みます。 

1936年、ナチス政権下のベルリンオリンピックに対抗してバルセロナで人民オリンピックが開かれる。取材に訪れた人気写真家ジョルジュは、リベラルな女性劇作家キャサリンと運命的な再会を果たし、二人は恋に落ちるが、やがてスペイン内戦に巻き込まれて行く。 ファシズムと闘う人々の愛と勇気が、「ONE HEART」をはじめとする数々の名曲で綴られる、ミュージカル大作。

(公式より)

 

 

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3/5の阪急交通社貸切公演がMy初日でした。

元々の初日であった2/5以降も何回か観劇予定だったのでこの日はA席で申し込んでいました。でもこんなに中止が続くならS席にすれば良かった・・・。

中止期間が延びる度にとにかくコロナ禍であることに憂鬱な気分となっていましたが、この数週間の間に世界ではとんでもないことが起こっていますあせる

予習はせずに観劇したのでこの作品はここまで今の状況と重なる舞台だったんだな・・・というのが真っ先に浮かんだ感想でした。先週配信を観た“王家に捧ぐ歌”よりも現代に近い分更に感じるものが多かったです。

 

無意識ながらここ数日で思った以上に連日のニュースに影響されていたようで、公演中「ソビエト」という単語に妙に反応してしまう自分がいました。

 

主人公である写真家のジョルジュ・マルロー(真風涼帆さん)は世界的なフォトグラファーで、自身を「根無し草」と言い故郷を離れて世界中を旅していますが、バルセロナオリンピックの撮影に訪れていた時に内戦に巻き込まれます。

そこで戦う人々にフォーカスを当て行動を共にしている内に自身も民兵組織のメンバーとして銃を持って戦うことを決意するのですが・・・本来はオリンピックに出るはずだった若者たちが義勇兵となったり、マタドールとして活躍していたヴィセント(芹香斗亜さん)も「故郷のバルセロナを離れない、ここで戦うんだ!」とマタドールという職業を捨てて中心となって戦ったり。

 

まるっきり今のロシアとウクライナのようで、「敵軍が撤退したぞー!!」とヴィセント達民兵が叫び喜ぶシーンは胸が熱くなり、これをウクライナの人々は目指しているんだと思うと涙が出ました。劇場中がその日1番だったんじゃないか?という位割れんばかりの拍手だったので、皆同じことを思っていたのだろうなと思います。

自分が死ぬと分かっていても戦地に行くというのは一体どういう気持ちだろうか、と頭によぎった瞬間でした。

 

ジョルジュと出会い方は悪かったものの恋仲となるキャサリン(潤花さん)もアメリカ人ながらスペインに残りジョルジュたちとは違う形で戦争を世界に伝えようと奮闘。そしてそれを阻止せんとばかりに立ちはだかるフランシスコ(桜木みなとさん)の存在。

 

個人的にはオリンピックに出場予定だったボクシングのタリック(亜音有星さん)という青年の葛藤もリアルで印象に残りました。

 戦時中とはいえ鎮静剤や自白剤を簡単に人に打つ選択肢があるのが怖いあせる


「戦いはいつまでも続く」というセリフが先週観劇した“王家”でもありましたが、例え綺麗事であっても戦争という人災は見たくない。平和を愛する気持ちはいつも誰の心にもあってほしいですね。


 

 

 1幕2幕とお芝居が終わり、フィナーレで下手からせり上がって来たのはキキちゃん(芹香斗亜さん)!!

《NEVER SAY GOODBYE 》を歌う目がキラキラしてとっても綺麗でした。

 

 

 

 

・・・でもうっとり出来たのもここまで。

 

 

ここから続く歌とダンスのなんとカッコ良いこと!!!!

 

 

頭の中の感想はここからずっと

 

 

カッコ良いラブラブ

 

 

で埋められます(笑)

 

戦争という難しいテーマの後のフィナーレなのでそのギャップも凄く、スペインの情熱的な香り漂う素敵な構成でしたOK

 

キキちゃんのカッコ良いマタドールとか真風と踊るダンスとか盛りだくさんです。でも一つだけお願いしたいのは舞台下手側の銀橋前に真風(イケメン)、そして舞台中央にキキちゃん(イケメン)が同時に存在する空間とかオペグラどっちに向けたら良いか混乱するのでやめて下さい(笑)

お互い目が合ってから笑って、それから真風が銀橋渡るとかこちらは首がもげそうなぐらい忙しいのですてへぺろ

 

そしてこの辺りで真風は相手役の潤花ちゃんではなく、天彩峰里ちゃんと踊るのに驚きました。ちなみにキキちゃんのお相手は女装した留依蒔世さん(笑)キャップで綺麗にまとめた髪の毛はスペインの踊り子仕様?キキちゃんここでまさかのリフトもあったので更にビックリでした。

そら(和希そらさん)の時は小柄だから特に驚きませんでしたががっつり男役の方をリフトするのはさぞ重かったでしょう汗

でもそれを労ってかルイ子は目をハートマークにさせながらキキちゃんに囁くのが乙女で可愛かったです。

途中で男役全員でマントばっさぁぁぁぁぁぁあ!!グルングルン!!!!とするのですが、そのマントを再び回収する娘役たちの中でもルイ子が目立っていてキキちゃんとの組み合わせに笑いました。すっごい大事そうにキキちゃんからマント受け取ってスカートとまとめてバサバサ踊るのがイケメン過ぎる。

 

真風と潤花ちゃんのデュエットダンスは最後に銀橋でするポーズが凄い動きですね。あんな狭い所で飛んで一斉にポーズ決めるなんてキラキラ

 

 

公演後は阪急交通社の貸切公演という事もあり、トップスターのご挨拶に加えて阪急交通社のイメージガールであるキキちゃんも一緒にご挨拶に並んでいるのが可愛かった~照れ

 

中止期間があったため約2週間しか行われない公演ですが、それでも公演が行えたことを喜ばないといけませんね。この時期にとても意味のある舞台となっていると思います。

 

 

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月組公演中は加美乃素コーナー(麗しい月城コーナー)でしたが・・・

 

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↑宙組公演中はイケメン真風コーナーとなっています♪

 

 

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↑今回はお腹があまり空いていなかったので汗フルールの公演ランチではなくジェラートショップでこちらを購入。

 

 

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↑公演デザート フォトグラファー 600円

 

普段ほとんどアイスを食べないので食べ終わるのに時間が掛りましたが、さっぱりとして食べやすかったです。妹はかなり気に入った様子。

 

次は前楽の観劇予定なのでその時には公演ランチも食べたいですね。

 

 

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↑観劇後は3/4~阪急宝塚で展示されているパネル展を見てから帰りました。

 

 

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↑こちらの画像は公式サイトより。

この全員のマント捌きがカッコ良かった~ラブ基本はキキちゃんを見つつ全体も見たくて葛藤しました(笑)


次はもう少し全体を見られるでしょうか・・・照れ