お昼に知って驚きました。
私が四季の世界を知ったのは大人になってからですが、自分が生まれるずっと前から日本の演劇界を支えてきたトップ劇団。浅利慶太さんといえば演劇界の巨匠としてとても有名ですよね。
お名前を聞くとパッと浮かぶのは2つの事で、まず一つは18年前に「ナインティーナイン」という番組で芸人の岡村隆史さんが劇団四季のLKの舞台に挑戦する、という企画での浅利さん。
ほとんどお笑いの企画かと思いきや、岡村さんが歌唱練習をしている時に
「こんな歌い方をしたら喉を潰すぞ。」
「この歌はな、大人になったシンバが自分を取り戻す歌なんだ。」
と真剣な表情で指導している姿でした。テレビの企画なのにちゃんと劇団トップが出てきてこうして熱心に指導してくれるんだな、と驚いたのを覚えています。
もう一つは“キャッツ”の《鉄道猫の歌》の歌詞。
夜行列車の旅は素敵
暗闇のむこうに ほのかに霞んで見えるやさしい街あかり
思い出を道連れにしてゴトゴト揺られて
夢見るうちに聞こえてくるよ 明日の訪れ
この部分の歌詞は昔、全国各地を回って舞台公演をしていた頃の思い出を歌っているのだと聞いた事があります。
今よりも交通の便が悪くて、地方での公演は大変だったでしょうね。でも苦労しながらも各地を回って下さったお陰で、今のように娯楽の一つとして演劇が浸透していったのだと思います。
劇団四季を退団された俳優さん達は、退団後も多方面のミュージカルでご活躍されていますよね。
そう思うと・・・劇団四季がなかったら、もしかしたら今ほどは演劇という世界に触れる機会もなかったかも知れません。
今年はこんなお知らせが多いですね・・・
どうか安らかにお眠りください。
いつまでも劇団四季が日本トップレベルの素晴らしい演劇集団でありますように。