先日、「頭痛って三叉神経の炎症って聞いたんだけど・・」と質問をいただきました。
なので、頭痛について、ちょっと書きたいと思います。
頭痛はまず、「命に関わる頭痛」と「命に関わらない頭痛」があります。
この命に関わる頭痛、くも膜下出血や脳腫瘍、脳出血などが
疑われる場合、とにもかくにも病院へ。
・いままで感じたことのないような激しい頭痛
・吐き気や嘔吐
・手足のしびれ、ろれつが回らない、意識障害
などがあったら危険です。
そうではない、「いわゆる頭痛」について説明します。
この頭痛は、大きく３つに分類されます。
①片頭痛（偏頭痛）
②緊張型頭痛
③群発頭痛
①片頭痛（偏頭痛）
・ズキンズキンと脈打つように痛む
・発作的に起こり、吐き気を伴う
・周期的に起こり、前兆（閃輝暗転、片麻痺など）があることも
・光や音、匂いに過敏になる
勘違いされている方も多いですが、「片方が痛いから片頭痛」
という訳ではありません。
両側が痛い方もいます。
女性に多いです。
日常生活に支障が出るくらいの激しい頭痛、
（光に過敏になるので）うずくまっていたいなどが特徴です。
原因は
〇頭部の血管が過度に拡張することで、腫れや炎症を起こす
〇何らかの原因で三叉神経が刺激され、血管が拡張したり
炎症を起こしたりする
と考えられています。
②緊張型頭痛
頭痛の原因の７～８割を占める頭痛です。
肩こりや顎関節症を伴い、重苦しく締め付けるような頭痛、圧迫感や
頭重感が特徴です。
軽いズキズキ感の方もいます。
原因は肉体的ストレス・精神的ストレスで、体や心が緊張することで
起こります。
③群発頭痛
年に数回から数年に1回くらいの頻度で起こる。
一度発症すると1～2ヶ月にわたって、ほとんど毎日、 ほぼ同じ
時間帯に転げまわるくらいの激しい頭痛におそわれる。
片側の目の奥が強烈に痛む。
同じ側の目や鼻に涙・鼻水・鼻づまりなどの症状が現れる。
男性に多い。
などの特徴があります。
以上が教科書的な頭痛についてです。
ここが詳しくてわかりやすです！→「頭痛大学」
で、私達が何をするかというと・・・
②の緊張型頭痛は、肩こりを改善させることは専門なので（笑）、
首・肩・頭の緊張を緩めて頭痛が起こらないようにしていきます。
では、①片頭痛と③群発頭痛はどうしようもない？
いえいえ、そんなことはありません！
人は誰でも、「治ろうとする力」を持っています。
また、体のシステムをバランスよくきちんと働かせようとしています。
体の不調は、その治る力が弱まってしまっていたり、
システムのバランスが崩れてしまうために起こります。
（この場合のバランスは、肩の高さが違う、などのバランスではなく、
体温を一定に保ったり、ホルモンを出したり出さなくしたり、
スムーズに関節を動かしたりという、
人が生きていく上で無意識に行っている体のバランスです）
その力がきちんと働くように整えるのが、
カイロプラクティックで行う矯正です。
片頭痛や群発頭痛も、何らかの原因で体のシステムの
バランスが崩れたために起こるので、
背骨や骨盤を矯正をして、その方が本来持っているバランスに
整えていきます。
頭痛で悩んでおられる方も多いと思いますが、
少しでも快適に過ごせるお手伝いをさせていただきます。
続く・・・。