調さん、舞台「恐怖コレクター」に出演することになりました!
2023年5月13日(土)~5月21日(日)、港区・赤坂の草月会館内にある草月ホールにて。
草月ホールは半蔵門線、大江戸線「青山一丁目」駅、4番出口より徒歩5分、または銀座線、丸ノ内線「赤坂見附」駅 A出口より徒歩10分のところです。
よろしければ、是非!
さて、先日もGR-300を修理させていただきましたが、その際に、GR-300で使用している廃番の各種ICを色々探して手配しましたので、その勢いで、ストックのボロボロGR-300も修理を行っています。
リアルではほぼ修理完了と言うところまで来ました!
修理に着手して1年半以上、ようやく修理できそうですのでログに残していきます。
今回は、ロングな掲載になりそうです。。
このGR-300がやってきたのは2021年10月。
1年半前ですね。
音が出たり出なかったりと言う状態で、持ち運ぶ際に横にすると、中で何かがゴトゴト動く気配。
そして、、、
数日後に左右の持ち手を持って移動させ、作業台に置く際に、片側が5-6cmの高さから、少し「ドン」と言う感じに滑り落ちてから、音が出なくなりました。。
ここから、長い修理の始まりです。
なにせ、廃番の部品が多いので、部品の手配にも苦労します。
裏面には錆、裏板の固定ネジも所々変わっている模様。
これは・・・何度も裏板を開けているな、と言う予感。
裏板を開けると・・・
電源回路が・・・
基板側の従来の回路が撤去され、別の電源が入っている模様。
白いガムテープを剥がすと、電源回路らしきバラックの基板。
全体を引き出してみます。
ドーナツ型のトランスに、整流用のブリッジダイオード+平滑コンデンサが乗った基板、更にバラックの±15V安定化電源基板。
全て固定されずに押し込まれているだけですので、コトコト言うはずです。
取り敢えず全体を引き出し、現状確認。
そうです、先日G-202基板修理の際に引っ張り出したバラックの±15Vは、このGR-300から外して保管していたものです!
操作面側のOP-156基板。
外観上は問題無さそうです。
特に金属片など回路が不具合になりそうな付着物も無し。
背面の入出力パネル。
こちらはギターシンセコントローラーとつながる24Pinのフィルム基板がかなり劣化しており、リード線で補修されています。
なかなかの状態。。
柔軟性が必要な部分ですが、結構太い電線でジャンプ接続されており、そのはんだ部分のフィルム基板にストレスがかかり、かなり傷んでいる模様。。
24Pin側は強度的な問題は無さそうですが、色の違う電線も混じっているため、何度か不具合になって修理されたと思われます。
本体の電源は入るのですが、全くシンセ音が出なくなったため、先ずはギター音とシンセ音のバランスコントロールの素子、HTV P873Aを交換してみます。
この部品は過去に別のGR-300を修理した際も不具合になっていたことがあって、その時に何個か部品調達してストックしています。
基板の裏面のPH-2の印字部分です。
ハンダ吸取り線でしっかりハンダを除去し、元の素子を取り外しますます。
HTV P873Aを新品に交換。
この部品も廃番で、現在は入手が結構難しいです。
この素子はCdS出力型 フォトカプラと言って、片側がLEDで、その光をもう片側のCdSセル(光量によって抵抗値が変化する光セ ンサー)で受けるカップリング素子で、ギター音とシンセ音のバランス回路に使われています。
つまり、出力のノイズは出るがシンセ音が出ないとなれば、まず疑っても良い部品です。
しかし、この部品を交換しても症状は変わらず。
続いて高温環境下で酷使されて電解コンデンサーが劣化していないか、試しに1つ抜いて確認。
この辺りを抜いてみます。
はんだを除去して電解コンデンサを取り外してチェックしましたが、全く問題ナシ。
チェックの写真がありませんでした。。
他の電解コンデンサも極端に劣化はしていないと思われますので、回路をチェックすることになれば、不具合部位の周辺の電解コンデンサは調べていきたいと思います。
と言うことで、滑り出し不調。。
ここから長い修理の始まりです。
今回はここまで。
恐怖コレクターは、調さん高校入学後、初の舞台です。
楽しみなのですが、学校生活も始まったばかり、部活も何か入ろうとしている様ですし、バトンもあるし、全て両立?全立?できるかちょっと心配です。
高校は芸能関連ではなく一般的な高校へ進学しましたので、舞台で欠席しても授業は特別扱い無し。
授業も始まったばかりで出席日数も関係しますし、友達や先生との関係づくりも今からですので、早々から色々気も使い頑張らなければならない状況だろうと思います。
いつも応援しかできませんが、頑張れ~
では、また。
u-tak
















