一応・・・


ブログのテーマの一つでもある「大食いの裏側」についても、

思うところや質問への回答は、出来る限りしておきます。




トップレベルともなると、体調の管理もさることながら、心理的な面での強さも必要になります。


ただ、私のように、「過食嘔吐」というバックグランドを持つ人間の場合、

メンタル面での弱さが懸念されるかもしれません。


そもそも、過食嘔吐という摂食障害の一症状を持つに至った理由は、

やはり精神面での病的な落ち込みであったり、トラウマ、ハプニングであったりするわけで。

また、今のご時世、ダイエット神話たるものが幅を利かせ、

男女関わらず、痩せへの異常な執着心やこだわりが人の心に影響を与えやすいという土壌もあるわけで。


そういう精神的に弱いかもしれない人間が、どうして表舞台で晴れやかなパフォーマンスを出来るのか・・・


私の個人的な考えですが。


大食いで表舞台に立つためには、かなり屈強な精神力が必要です。

変な話ですが、摂食障害で過食嘔吐をする患者さんの中には、

今テレビなどで活躍する大食い選手よりもずっと沢山食べることが出来る人も居るかもしれません。


ポイントは、


「人前で食べることが出来るか」

「過食後、直ぐに嘔吐しなくても大丈夫で居られるか」

「非特定多数の人に自分の存在をアピールすることに抵抗が無いか」

「多少の体重変動には目を瞑り、勝負に挑めるか」


等になってくると思います。


表に出ない患者さんでは、「食後直ぐに嘔吐し、体重が100gでも増えているとパニックに」

といった症状に悩まれる方も居ると思います。

そういう状態では「大食い選手」として活動することは出来ません。



摂食障害を持っていたとしても、強靭な精神力とサービス精神、そしてスポーツマンシップがあれば、

大食い選手として活躍することが出来るのだと思います。


そう考えると、過食嘔吐は、恥ずべき病状ではなく、「大食い」という競技を勝ち抜くための

ひとつのストラテジー(戦略)でもあるのかもしれません。







ただ・・・・



そういう姿を公にすることの、摂食障害患者への影響。

摂食障害予備軍の方々への影響。。。

そして、過食後の嘔吐をウヤムヤにしてしまっている現状。。。



そういったことに、大きな不安や懸念を抱きます。



神話。

幻?

偶像?



世の中が求めるのであれば、それに応じて製作することがメディアの定めであり、権利なので、

どういうことも出来ませんが。。。




うまくまとめられないけど、今となってはなんだか後味は良くない感じです。


摂食障害者の呟きでした。