人は「動機(願い)」を抱き「物語り」に従って「考え」て生きていきます。
天命(動機)、旅の始まり、境界線、メンター、悪魔、樹海(迷宮)、変容、タスク完了、故郷帰還、そして繰り返す…
そして、創造主、神、精霊、守護霊といった上位意識を想念します。
おそらく、実際に、人の脳の中で本人も知らない組合せで無意識下に「物語り断片」が構造化していき上位意識が形成されている…
この一連の物語りの流れは、一人ひとりが考えて書く文章の中にも表れると言えるでしょう。
こうして考え文章を書いたり行動したりする際には「物語り」の断片が脳の中に浮かび思考の流れを決定していく…のでしょう。
例えば、女の子の脳の中にシンデレラストーリーがあると、その女の子は王子様が現れるものだと信じていて、オオカミに騙されてしまう危険性が高まります。だからこそ、多くの人々が記憶するおとぎ話やむかし話は人々の生き方に大きな影響を及ぼすわけです。
また、同じ物語りでも感じ方は人それぞれですから、いろいろな「物語り」の理解には多様性がある…
例えば、八紘一宇にしても、快く感じる人もいれば、不快に感じる人もいます。
こうした物語りと判断と感情の関係性を自分の中で理解したら、なぜ幸福を感じているのか、なぜ不快を感じているのか、なぜ上手くいかないのか…など自分を知ることができるはずです。
一連の物語りを思考した時、そこに現れる色彩とイメージを選択しておけば、その色彩とイメージが繋がっている「無意識」を知ることができるでしょう。光、闇、壁、空、天、握手、抱擁、剣…などたくさんのイメージをストレージしておけば、また各人が必要なイメージを追加していけば、実用化できるはず…
色彩は単色ではなく色の組合せで表現した方が気分を反映しているようですから、オーラソーマのようなシステムを利用すると有用だと思います。
色彩と同じくイメージや音楽を書いている文章(物語り)の中に挿入できるシステムも「無意識」を反映するはずです。そして、電子ネット上で記事やコメントを書く際に「題名」「要約」「色彩」「イメージ」を各々が決めておけば、ビッグデータのパラメータになる…
実は、人間は、同じ迷宮をぐるぐると廻り続けます…
したがって、どんな人間も似たような文章を繰り返し繰り返し書いているにすぎません。
それは、一人の人間の中でも、違った人間の間でも、同じ迷宮が拡がっています。
ひとりが書き続けた文章を集め、その文章を書く上での論拠を集めていけば、そこには一人の脳の中に浮かぶアイデアや記憶を集めることができます。
しかし、ヒトは浮かんだアイデアや記憶を忘れていきます…
なぜなら、忘れなければ生きることができないからです。
忘れなければ生きていけない人生の中で、楽しい記憶だけを胸に抱いて生きていく人もいれば、憎しみや偽りだけを生きる糧にしている人もいます。自分がどんなことを記憶し、どんなことを忘れているのか…、それを知ることができれば…、ひょっとしたら迷宮を抜け出すヒントになるやもしれません。
また、人にはライフサイクルがありステップがあります。
その人がどのくらいのステージにいるのか判れば、次に目指すべき進路を見極めることができるでしょう。
現代の日本では年功序列制度が崩壊していますが、現代の日本人が年令相応のステージまでステップアップできないために、年功序列が崩れたのではないか…、最近、そう私は考えるようになりました。
現代の日本では「成すべきこと」より「好きなこと」に熱中します。
公務員をしているけれどピアノを弾くことに専念していたり、嫌な仕事をしているけれど生き甲斐は競馬やダイビングだったり、ゲームやアイドルの世界に誘い込まれ中毒になったり、そんな人々ばかりでは年令相応の境地まで達した人が出て来ないのではないか。。。
では、どういたらいいのか…
学を志したひと
自立したひと
惑わないひと
天命を知ったひと
耳が従ったひと
心の赴くままに行動しても律や理を違えないひと
………
……
…
そんな境地に達した人々が集まり、人としてあるべき序列のモデルを構築すべきでしょう。
多様な軸にしたがい多面的な序列化を可能にする…
モデルをカオスの中に構造化できれば、モナドは自然に集結していくはず…、そして繋がり伝わるものがあるはず………です。