【DDのメッセージ】40~56 | クラスタ民主主義システム研究室

クラスタ民主主義システム研究室

☆学習とディベート☆ ☆ネットワークデモクラシーを夢みて☆ 
☆教育ディベートを推進しよう☆ ☆「complex system」で思考してみよう☆「ネットワークデモクラシー(Demoex)研究室」からタイトル改題しました。 

DDさんのメッセージを続けます。

慣れてきたので16タームずつにしてみます。

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41.物事は末端から調べよ (物事は末端で起きている現象から学べ)


「フラクタルなので末端を良く学べば全体を調べるための基本ができる。」


42.知識は捨てることによって豊富になる (知識は集めることでは進歩ではない、捨てることによってのみ進歩できる)


「知識は折り畳んでいきます。同義語のような知識を結合してシンボル化していくと他を捨てることができます。そうすると、紐で繋がりポイント(点)が浮き上がってスケルトンになります。森林が盆栽になっていきます。」


43.上るのは階段か坂道だけではない、ジャンプもある (進歩は突然やってくる、しかし常日頃の努力がその原動力となる)


「進化はジャンプやワープですね。紐で繋げてスケルトン形成すると、その繋がりから飛び出す特異点が忽然と発生します。」


44.勉強とは捨てるものを増やすということである (勉強によって得た知識は捨てることによって使われる。捨てるために勉強する)


「どうやって”仁義礼智信”などといったエレメントに凝縮していくか…。信仰、希望、愛もエレメント化でしょうし、太古には”火風土水”といったエレメント化もありました。そのためには折り畳んで捨てていくことが必要になるのだと思います。」


45.目の前の人達の対話では、自分との対話も交えなければならない (進歩出来る脳とは、相手と自分と自分の脳との対話出なければならない)


自己内対話の重要性だと思います。自己内対話で可塑性が生じ脳のネットワークが複雑になるのでしょう。」


46.No Learning Get Thinking (学習するな、考えろ。既存の知識を踏み倒してこそ、新しい知識が生まれる)


「既成概念を超えるためには、間違った知識を消去したり、知識をあいまい化して他の選択肢へと繋ぎ直す必要があるのでしょう。」


47.低次元の脳になって考えろ (Pre Human Being となって考えろ。Thinkとは何かを知れ)


「うさぎになって考えてみること、ネコでもいい」


48.立体思考のまえにピラミッド思考を行え (3次元の思考より、三角四面体のピラミッド思考を行え)


「これは良く判りません。既存の知識に別の選択肢を見出すためには、三角形の裏(影)に選択肢を見つけるような感覚になります。したがって、三角体や三角四面体を見つけることなのか?。あるいは、入れ子システムで複雑系の境界連続体を上下に広げる時、ピラミッド構造で拡がるイメージを言っているのかもしれません。」


49.広がりを持つものは、紐(ひも)でとらえよ (紐とは伸び縮みしないものである)


「これは42,43などと関連したスケルトン形成の要諦だと思います。紐で結び付けることが結合でありメタファー学に通じるのでしょう。」


50.脳においては上下の認識と左右の認識とが異なる (構造は認識の違いを生じさせてしまう)


「上下と感じるか、左右と感じるか、そこで既にバイアスがかかります。これは外界を重力下で三次元的に認識するために必要なことだと思います。体が回転したり宙返りしたりする時、上下と左右を別の軸として常に認識していないと動物は運動できませんから。つまり、官僚やエリートと自分の関係を上下と感じるか左右と感じるかで違ってくる…ということだと思います。」


51.前に進むには、一旦後ろに進め (望むものがイメージ出来るのであれば、開発は後ろに進めればよい)


「これは判りません。”上に逃げる”のと”後ろに進む”のでは違うことのように感じます。ただ、大人でイメージする前に幼児や赤ん坊や猫でイメージしてみるのは、後ろに進むことなのかもしれません。」


52.柔構造と剛構造は共存できるものである (強固なシステムは柔構造と剛構造の混成によって可能になる)


「これは大切なことだと思います。流動的な対応は大切ですが、芯が必要だということでしょう。ただ、他のタームとの結合ができていません。」


53.製品の99%をイメージ出来れば、それは出来たものと同じである (真のイメージを形成するのは用意ではない。多くのイメージが欠落だらけである)


「世界は「イメージ⇔シンボル⇔物語(書物またはテクスト)」でできています。ですから、不要な知識を捨ててスケルトン形成し盆栽ができたら出来たも同然でしょう。」


54.スケルトン形成技法は墓場から這い上がり、日常に戻ることである (実に勝るものはイメージであり、死に勝るものが生である)


「この”墓場”をどう解釈したら良いのか難しいです。スケルトン形成するためにはカオスに陥り全てをバラバラに掻き混ぜる様な作業が必要だと思いますので、カオスに陥る感覚(イメージ)は墓場や死なのでしょう。そこから組み直すと生き返り日常に戻る様な感覚がします。流動化し過ぎるとカオスから戻れませんから、スケルトン形成を試みるには流動的な柔構造と芯となる剛構造が大切だと思います。」


55.脳の中を探るなら、脳の外を調べよ (実は脳の中ではなく、脳の外にあることが多い)


「脳の中は見えませんから、脳と繋がった外胚葉や脳が見て反応する外界を調べたら情報が手に入るのでしょう。」


56.S(刺激)-R(反応)から逃れて、onenessの世界で考えよ (求めるものは複数ではなくonenessである)


「スケルトン形成してできたイメージ(構造体)を一体的に認識することが”oneness"なのではないか?と思っています。賛成か反対かの二元論ではなく中庸も含めて一体化したイメージには流動的で多元的で膨張・収斂する小宇宙があるのでしょう。”oneness"は多元で複数ですが、どの次元に収斂するかは時空の変数で違ってきますから流動性と普遍性を獲得できます。」


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世界は矛盾に満ちています。


矛盾を内包したまま”oneness"で考えることができたら、時空が違っても”oneness"を公式として使うことができます。


決めつけず、多元性を許し、矛盾を許してこそ、矛盾を乗り越える止揚が見えてきます。


矛盾が生み出すカオスという墓場から、どうやって這い出してくるか…


その方法はカオスに陥り体験してみるしかないと思いますが、危険を伴います。


ウサギ