【DDのメッセージ】1~8 | クラスタ民主主義システム研究室

クラスタ民主主義システム研究室

☆学習とディベート☆ ☆ネットワークデモクラシーを夢みて☆ 
☆教育ディベートを推進しよう☆ ☆「complex system」で思考してみよう☆「ネットワークデモクラシー(Demoex)研究室」からタイトル改題しました。 

日頃から拝読している こうさんのブログ でDDのメッセージが公開されました。転載の許可を頂きましたので、私なりの解釈を書き綴ってみたいと思います。


DDさんはインド人の賢者で256のTermを残したそうです。そこに書かれている内容には、私たちが認知バイアスを乗り越えて思考し、人類の未来を切り開くための叡智が隠されていると私は感じています。


インド…、仏教発祥の地であり、人類の叡知の源の一つでもあります。

この思考の冒険に皆様もお付き合い下さいますよう宜しくお願い致します。

以下に転載します。(文字の色は私が付けました。「」の中が私の意見です。)


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 1.仮説検証法は競馬で過去に大金を稼いだ老いた馬である 前進するのなら仮説検証法を捨てよ、スケルトン形成技法が救う


「仮説検証では木を見るのみで森を知ることはできません。スケルトン形成とは、影になって見えない部分も構造化してフラクタルを見ること。盆栽の美を感じることができれば、森の成り立ちをも知ることができます。茶道の茶室から世界を認識するわびさびの世界観とも言えるでしょう。」



 2.テーゼを意識せよ (テーゼ・アンチテーゼ・ジンテーゼ・そしてもう一つのテーゼがある)



「『是、非、止揚』を繰り返して論理構築するわけですが、全てを串刺しするテーゼ(主張)があります。もう一つのテーゼには汎用性があり、万物の核であり、折り畳まれた真理でもあります。」





 3.プロダクトは-1次元で製品化(商品化)せよ (-1次元とは、3次元に対して、2次元を指す)


「高次元を理解しなければ、-1次元でシステムが機能することはない。背景を知ることで円滑にフラクタルを構造化できる」




 4.虚、ミス、失敗、はずれ、想定外は創造物の材料の宝庫である (宝物は気づかないところにあるものだ)


「試行錯誤によって初めて気づきがあり、アハ体験によって初めて創造が生まれる」




 5.箸は2本の棒からなっている (何かをつかむには二本の棒{分析項目}が必要である)



「日本人だけの分析ではだめで、日本人と中国人の二項目で分析して初めて解析することができる。二項目で解析することによって自己組織化写像を生むことができる。」




 6.安心とは不思議なもの (仲間に能力の低い人が居て安心な人、能力の高い人が居て安心な人、が居る)


「安心の二面性。二つの要素が混じり合って『安心』が出来上がっている。様々な状況認識にも、二面性や多面性がある」






 7.我々の世界は3次元の世界であるが、分析は2次元が要である (私達は3次元を一気には理解できない、2次元なら理解できる)


「3番と5番と同じことで連動している項目」





 8.空虚な理想論より、小さなコングロマリット(塊)を形成せよ (理想論をふりまくより、小さな実行可能な塊を示せ)


「先ずは盆栽をつくること。盆栽ができればフラクタルの基本が出来ているわけであり、実際に動かすことができ、小さな成功は成功の始まりとなる。」

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不定期になると思いますが、DDのメッセージに関する考察は続けていきたいと思っています。並行して、3の意味、6の意味とTERMの関係性について構造化でしてみようと考えています。

ウサギ