御意見募集の前に映画「真夏の方程式」で前振り | クラスタ民主主義システム研究室

クラスタ民主主義システム研究室

☆学習とディベート☆ ☆ネットワークデモクラシーを夢みて☆ 
☆教育ディベートを推進しよう☆ ☆「complex system」で思考してみよう☆「ネットワークデモクラシー(Demoex)研究室」からタイトル改題しました。 

前回の「ニッポンのジレンマ」は「~数理のチカラ、僕らの未来~」でした。

そして、今日のクローズアップ現代も「数字のカラクリ・データの真実」という統計の話題。

深く真剣に考えると、何が見えてくるのでしょうか。

NHKも、しっかりした番組をつくっています。

学び考えていないのは、私たち…

どうやったら論理的に考えることができるのか…

私たち日本人には何が足らないのか…

いや…

私たち人類には何が足らないのか…真剣に考えるべき時が満ちてきていると言うべきでしょうか。

そんな思考がよぎる昨今ですが、そんな感情を抱きながら観たガリレオの映画は、予想以上に素晴らしい出来でした。一見の価値があります。




善か…、悪か…

イエスか…、ノーか…

ゼロか…、100か…

それを解き明かす方程式は、単純ではありません。

数理学的な思考と論理が必要。

その大切さを主人公の湯川博士が少年に教えようとします。

何がしたいのか、それは出来ないのか、どうやったら出来るのか…

推論、実験、フィードバック、改善、達成。




湯川博士は言います。

「結論はゼロか100かではない。全てを知った上で、選択すべき…」

人として生きるために必要な方程式を手にした少年。

それが判らず居眠りしている親父…

この映画は、私たちは『この「親父」』なんだと訴えています。

人の心、人の判断は、とても複雑で難しいけれど、とてもシンプル…

ガリレオ「真夏の方程式」、よく設計されている映画でした。




ここで本題です。

試しに人生の目的について考えてみたいと思います。

私が考える人生の目的は、シンプルにすると二つ。

1)誰かの役に立ちたい(役立つ)

2)自分の好きに生きたい(好きに生きる)

この二つです。

利他と利己とか献身と保身という用語を使うこともありますが、役立ちたいか、好きに生きたいか、の二項対立だと考えています。そして、この違いが人間の多くの行動に影響していきます。

この二つは「0」か「10」か、ドッチか…という選択はできません。

ケースバイケースですし、各人の信条によって違ってきます。

また、自分が想い描く「理想」と自分が選択する「現実」も違ってくるでしょう。

私の場合、自分を省みると、役立ちたいが「8」、好きに生きたいが「2」といったところでしょうか…

次の記事で、それぞれの割合について御意見を頂きたいのですが、その前に「役立つ」と「好きに生きる」の二つの選択肢以外に、何か人生の目的として重要な因子は考えられないでしょうか?

試しに御意見募集する前に、何か別の選択肢を入れた方が良くないか?

これも人生の目的だと思うことがありましたら、御教示ください。

宜しくお願い致します。


ウサギ