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洗練OUTPUT

還元練習

挫折は若いうちにした方がいい、とはよく言ったもんだ。
いや、私もそう思う。そしてちょうどさっき、前の職場で仲良くしてもらっていたパートのおばちゃんともそんな話をした。
でも挫折をしてばかりはいられない。挫折をした方がいいというのも、成功経験のみだと自信過剰になり、慢心して取り返しのつかない所で大怪我をしてしまいかねないからである。たしかに、若いうちの挫折はたしかに取り返そうと思えば取り返せる。私も中学受験、高校時代の人間関係、大学受験など人生の岐路という岐路で失敗してきた。今年の夏には1年半付き合っていた彼氏にフラれた。しかし、あの時の何かのせいで今困っていることなんて全くなく、けれどそれは結果論でしかない。挫折をした事実は消せないし、そのときにどれだけの涙を流したかなんて忘れられようもないのだ。
リストラ。大学四年の私が使うにはとてもおこがましい響きのこの言葉。
私は今年の四月から私学の中高一貫校で理科実験助手という職に就いている。三年任期と聞いていたので二年は所属しよう思っていた。しかし、二学期最終出勤日に学科主任から呼び出され、戦力外通告を受けた。悪趣味な冗談だとも思ったが、時間とともに真実味は帯びてくる。主任が席を外した瞬間に嘘ではなかったことがわかり、私は途方に暮れて、この歳になっても泣きじゃくることしかできなかった。あぁ、情けないことこの上ない。
私は助手を極めたいわけではないからいつかは辞める仕事。そう思えばなんてことはない、職なんかいくらでもある。しかし、職場というのは自分から退くものだと思い込んで疑わなかった私に、解雇という二文字を受け入れるのはいささか困難だ。
気休めにはならないだろうけれど、遅れ馳せながらマイナビ2017に登録をした。そして、この世には色々な職種があって、それによってこの世が成り立っているんだと改めて気づかされた。どんな職業でも指揮を取る人がいて、下で働く人がいて、中間管理職がある。なんてことだ。楽しそうで仕方がない。しかし、いざやってみるとなると、義務感を背負う気がしてやはり前に進むことができない。こんなんじゃリストラされていなかったとしても、長い目で見てお先真っ暗である。では、仕事をしなくても生きていけるんじゃないかという仮定をたててみると、お金を稼がねば生活をしていけない、という至極当たり前な事実を前に破綻してしまう。やりがいより義務感より、生活ができないのである。生活を営むために立ちはだかる職探しという難攻不落な要塞。
進むしかないのだ、たまに逃げても。