自分の世界を広げようと必死になって大切な人を見失わないように、と思う。
今月は人と会うのをやめよう月間だ。ちょっと前まで複数の人と知り合うことで、なんだか自分の世界が広がった気がしていた。偏った人としか接しようとしない友人を見て臆病者だと蔑んでいた。だから描ける地図を増やすために時間もお金も惜しまなかった。
ふと振り返るとやはり周りが見えてないようで。稀少価値に優先順位は関係なかったのだ。灯台もと暗し、とはよく言ったもので、身近にいる人がもう自分の求めている人で、フレッシュなものにフラッシュなんて要らないものね。
スタンドバイミー
もう一回観たいと思うことが充分理由になりうる、それくらい実のある映画だった。こんな名作にそんなこと言うのも、はあるけれど正直な感想を持ちたい。
この言わんと知れた感動の中に、切なさは絶対だろう。主人公が親友へ向けた想いを私たちは過去へと重ねる。制限された環境のなかで無意味なことに意味を見出だす、そんな彼らは時間とともに現実を見るようになる。プライドや利益から顔を背けたくなったときに、この世界に浸りたってぐずぐずに泣いてしまいたくなる。
そう、忘れたくないんじゃなくて忘れられない。だからスタンドバイミー。
ニューシネマパラダイス
イタリア映画ならではの美的センス。とにかく構成や台詞や設定が美しくとても鋭利に感じられた。
そしてアルフレードの決断がかっこよすぎて涙がでる。本当の優しさとはなんなのか、を改めて考えさせられた。
戦場のピアニスト
一度は観なくてはいけないと感じたのはこういう映画を避けてきたという理由以外に他ならない。想像以上の残虐さで目を閉じるも、事実を知れたのは大きい。
しかしドイツ兵にも優しい人がいたことが言いたいのではなく、芸術は人種の垣根を越えられる、ということを表すシーンなのでは。
生きることに理由は?いや理由なんか要らないんだろう。
一週間で最低三本観ることにした。