演:菅野菜保之(秀吉役:西田敏行、織田信長:藤岡弘)
主なシーン:幽閉からの解放と秀吉との再会(第19回)
官兵衛を演じた菅野菜保之(かんの・なおゆき)さんは、
出演当時は、菅野忠彦という芸名で活動していた役者さんです。
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タイトルを見ても分かる様に、主人公は佐久間良子演じる、
秀吉(西田敏行)の妻=ねねでした。
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原作と脚本は『渡る世間は鬼ばかり』で有名な橋田壽賀子。
その為、脇役には、後年、橋田ファミリーと称される、
橋田先生と気心の知れた役者さん達が、多数起用されています。
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例えば、秀吉の母=なか役の赤木春恵、秀吉の姉=とも役の長山藍子、
秀吉の妹=あさひ役に泉ピン子、秀吉の側室=千種役の沢田雅美、
蜂須賀小六の前田吟、片桐且元の岡本信人・・・等々。
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さて、菅野さん演じる、黒田官兵衛ですが、
脇役ながら「キリッ」とした渋い二枚目に見えますし、
役どころも軍師というよりは秀吉をとりまく忠臣の一人でした。
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有岡城からの解放後、秀吉との感動の再会シーンでは、
見るも無惨なボロボロの姿ではなく、いたって普通の格好をしています。
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この点に関しては、あえて女性視聴者への配慮から、
官兵衛のボロボロになった姿を見せない、
そういう橋田先生(もしくは演出家)のアイデアだったのか?
それとも、この「土牢」に官兵衛が幽閉される事件自体が、
大正時代以降に執筆された小説の上の創作だった為、
「普通の牢」に囚われていた~という設定を採用したのか?
いやいや、特殊メイクに必要な費用と時間を節約しただけの事?等々・・・、
制作サイドに、どういう意図があったのかは不明です。(*v.v)。
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何かと話題の「信長に殺されかけた松寿丸」については、
実は、主人公のねねが、秘かにかくまっていたことになっていて、
この、官兵衛と秀吉の再会場面に、ねねに連れられた松寿丸が、
三人(秀吉、官兵衛、信長)のいる部屋に登場します。
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松寿丸が生きていた事を知り、目に涙をためる官兵衛。
この様に、松寿丸を助けた人物は、作品によって竹中半兵衛だったり、
千代や山内一豊だったり、ねねだったり・・・と、
松寿丸は幼い頃からモテモテで、あっちにこっちに大忙しです。
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余談ですが、この、一休さんみたいな坊主頭の松寿丸の姿は、
三十年以上昔の大河という、歴史の重みを感じさせてくれますね。♪(*'-^)-☆
▼軍師官兵衛:第26回 長政初陣 第1幕